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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.25

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.25
2013年11月30日発行

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皆さんこんにちは!ここ大網集落では雪が積もっては融け、冬の足音が日に日に増しています。北アルプスはもちろんのこと、雨飾山もすっかり雪化粧し、冬山のシーズンが始まろうとしています。日常生活でも、す、タイヤを履き替え、雪囲いを設置し、と冬本番に向けた準備が着々と進んでいます。12月下旬にはすっかり雪に覆われるこの大網集落。豪雪を体験したい方は是非遊びにきてください。そして、冬の八ヶ岳、上州、信州のコースに是非ご参加ください!

さて、日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第25号が完成しました。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、11月30日までにOBJホームページよりお問い合わせやコース参加をお申込み頂いた方にも配信しております。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨をご返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

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1. コースピックアップ 「アウトワード・バウンド八ヶ岳3日間」
2. イヤーエンドパーティー2013開催中止のお知らせ
3. サポートスタッフ募集のご案内
4. スタッフ短信
5. 編集後記
OBJオフィシャルFacebookページの「いいね!」をクリックして最新情報を!!(http://www.facebook.com/outwardboundjapan

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1. コースピックアップ

「アウトワード・バウンド八ヶ岳3日間」

今回は恒例の八ヶ岳のコースを紹介致します。この八ヶ岳のコースは、厳冬期の赤岳のピークを目指してアタックするほか、凍った滝を登るアイスクライミングをする3日間です。氷点下20度を下回ることがある厳しい気象条件が、自分自身や仲間と向き合う機会を提供してくれるはずです。このコースは赤岳やアイスクライミングの登頂を保証するものではありません。それらの活動のなかで思いっきり取り組み、自分自身に向き合う時間にして欲しいと思います。一人でも多くのご参加をお待ちしています。

【日程】

対象年齢16歳〜39歳*1
①2014年1月24日(金)〜1月26日(日)
②2014年2月8日(土)〜2月10日(月)
③2014年3月21日(金・祝)〜3月23日(日)

対象年齢30歳〜70歳*1
①2014年1月11日(土)〜1月13日(月・祝)
②2014年1月31日(金)〜2月2日(日)
③2014年2月21日(金)〜2月23日(日)

【開催地】 八ヶ岳(長野県茅野市)

【主な活動】 赤岳ピークアタック、アイスクライミング*2

【集合】 JR中央本線茅野駅(長野県茅野市)9:25

【解散】 JR中央本線茅野駅(長野県茅野市)17:10

【参加費】 50,000円(コース中の食費、宿泊費、交通費、装備費、指導料、保険料、消費税が含まれます)

【申し込み方法】お申込みフォームより「アウトワード・バウンド八ヶ岳3日間」 をお選びください。

*1 30歳代の方はどちらの対象年齢層にもご参加頂くことが出来ます。
*2 参加者の状況や気象条件によって活動を変更することがあります。また、登頂を保証するものではありません。

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2. イヤーエンドパーティー2013開催中止のお知らせ

諸般の事情により2013年12月7日(土)に開催を予定していましたイヤーエンドパーティーを取り止めることに致しました。本年のイヤーエンドパーティーを楽しみにして下さっていた方々、毎年楽しみにして下さっている方々には、ご期待に添うことが出来ず大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。
年末以降は雪のフィールドで開催するコースを沢山企画しております。今後とも引き続きアウトワード・バウンド協会の活動にご支援・ご協力を賜ることが出来ましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

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3. サポートスタッフ募集のご案内

財団法人日本アウトワード・バウンド協会(OBJ)では、子供を対象とした冒険教育プログラムの運営に関わって頂くサポートスタッフを募集しています。教育や野外教育に興味のある方、キャンプに興味のある方、やってみたいと思った方、私たちと一緒にプログラムを提供し、子供たちの成長に関わってみませんか。関わって頂くコースは「ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブ」という、1年間で8回開催する週末型のコースです。下記の要項をご覧頂き、是非ご応募ください。

【募集要項】
■募集するスタッフの種類
サポートスタッフ

■サポートスタッフの役割
子供たちのグループのサポート、もしくはコースディレクターのサポートが主な役割です。安全管理や専門技術の指導など、コース全体の運営はOBJスタッフが行います。

■期間:各回とも3日間。1日目は準備日、2日目と3日目がコース日です。
第6回    2014年1月17日〜19日                基地作り&雪遊び
第7回    2014年2月14日〜16日                雪洞泊
第8回    2014年3月14日〜16日                雪山登山

■集合
時間:各回初日の午前8:30
場所:OBJ長野校(長野県小谷村)
*JR北陸本線糸魚川駅より送迎あり。同駅改札前に準備日前日22:40、または準備日午前7:45にお集まりください。

■解散
時間:各回最終日の18:50
場所:JR北陸本線糸魚川駅

■募集人数
各回4名。

■待遇
謝金:給与や謝金、交通費補助は支給致しません。
傷害保険:OBJ負担にて期間中に適用します。
食事:3日間の内、2日目昼食〜3日目昼食はOBJより提供します。それ以外の食事は各自でご用意ください。
*糸魚川駅に集合後、最寄りのスーパーで買い出しをすることができます。
宿泊:1日目は長野校の宿舎泊、2日目はテント泊です。
持ち物:雨具、ヘッドランプ、衣類、水筒、デイパック、食器等は各自でご用意ください。テントや寝袋など、活動に必要な専門装備は無料でお貸しします。詳しくは、コース開始前に送付する持ち物リストをご覧ください。

■申し込み方法
ホームページの申し込みフォーム(http://www.obs-japan.org/applysupportstaff/)からお申込みください。サポートスタッフ担当者(由井、中村)が折り返し連絡します。
*募集人数を越えて応募があった場合は申し込み順とさせていただきます。

■ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブについて
概要:長野県小谷村を中心とした大自然のフィールドで、小学3年生〜6年生を対象に年8回開催する週末型のコースです。地元小谷村や松本市、安曇野市などのJR大糸線沿線の各市町村や長野市の子供たちが参加しています。
目的:冒険教育プログラムを通じて、やってみたいという好奇心やチャレンジ精神を高め、自ら物事に取り組む主体性を育むなど、子どもが成長するきっかけを提供します。
定員:各回16名(8名×2グループ)
対象:小学3年生〜6年生

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4. スタッフ短信

梶谷耕一(ガジィ)
今年も雨飾山が真っ白に雪化粧しました。雪が降るとワクワクします。自由に野山を歩けること、滑れることがとっても幸せです。クロスカントリースキー出勤が待ちどうしい!!

河合宗寛(ムネ)
近頃関節や筋肉が痛みます。きちんとケアをしないといけない年齢になったのでしょうか・・・。

茶木知孝(チャッキー)
スタッドレスタイヤに履き替えようとしたら、釘が刺さっていることを発見。昨年はこのまま走っていたんだと思うとゾッとします。そのタイヤは結局買い換える羽目に。痛い出費でした。冬準備にはお金が掛かります。。。

藤森佐穂子(さお)
今年外国で賞を受けた映画監督の是枝さん。彼のこれまでの目線とか、そんなような話をインタビュー記事で読みました。先日は宮崎駿さんの引退が発表され、引退会見を聞きました。どちらの話も、あ、その感覚わかるかも、という部分があり。それまでは、ちょっとおかしいのかな、と思っていた自分の部分。勇気付けられたような気がしました。

渡邉貴大(なべちゃん)
急に寒くなったせいか体調をくずしました。こんな弱い体ではなかったのに…と思う反面、しっかり体調管理しなければ!と気を引き締め直しました。

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5.  編集後記
あっという間に師走が迫ってきました。ここ小谷村では雪が降っては融けを繰り返し、徐々に本当の冬がそこまで迫っている気配を感じます。さて、私はこの11月一杯を持ちましてアウトワード・バウンドを離れることになりました。思い返せばあっという間の2年半でしたが、多くの皆様と知り合ったり繋がりを持つことが出来たりしたことは大変幸せでした。本当に有難うございました。なお、次号以降のメールマガジンは月刊から不定期刊になります。これまでのように毎月末にお届けすることはなくなりますが、タイムリーに発信していく予定です。引き続き宜しくお願い致します。(茶木)

発行元:財団法人日本アウトワード・バウンド協会長野校
http://www.obs-japan.org/

OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.24

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.24
2013年10月31日発行

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皆さんこんにちは!10月後半に入って日本列島に台風が次々とやって来たことから、ここ小谷村にある長野校はどうなることかとヒヤヒヤしましたが、太平洋側ほどの大雨に降られることもなく順調に秋が深まっています。紅葉が北アルプス、雨飾山と降りてきて、今は長野校の周りの木々が色づき始めました。カマキリが卵を産み付ける高さによって今冬の積雪量を占うそうですが、カマキリの卵は何処に。。。ほどほどの積雪になってくれることを願うばかりです。

さて、日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第24号が完成しました。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、10月30日までにOBJホームページよりお問い合わせやコース参加をお申込み頂いた方にも配信しております。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨をご返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

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1. コースピックアップ   「アウトワード・バウンド上州3日間」
2. キッチン便り
3. サポートスタッフ募集のご案内
4. スタッフ短信
5.  編集後記
OBJオフィシャルFacebookページの「いいね!」をクリックして最新情報を!!(http://www.facebook.com/outwardboundjapan

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1. コースピックアップ

「アウトワード・バウンド上州3日間」

今冬のアウトワード・バウンド・コースは、恒例の八ヶ岳に加え上州でも開催します!上州とは江戸時代の上野国の別称で、現在の群馬県にあたる地域を指します。この上州のコースは雪深い水上(みなかみ)を拠点にしたコース。深雪をラッセルしながらピークを目指し、雪洞に泊まって過ごす3日間です。もの凄く大変な瞬間もあれば心から喜ぶ瞬間もあると思います。雪の中での様々な体験を通して、自分の感情を見つめ、その時に湧き起こった自分の素直な気持ちに気付いて頂きたいです。

【日程】

対象年齢16歳〜39歳*1
①2014年1月11日(土)〜1月13日(月・祝)
②2014年2月14日(土)〜2月16日(月)

対象年齢30歳〜70歳*1
①2014年1月17日(金)〜1月19日(日)
②2014年2月8日(土)〜2月10日(月)
③2014年2月28日(金)〜3月2日(日)

【開催地】 水上周辺の山岳(群馬県みなかみ町)*2

【主な活動】 雪山登山、雪洞泊

【集合】 JR上越線水上駅(群馬県みなかみ町)9:30

【解散】 JR上越線水上駅(群馬県みなかみ町)17:20

【参加費】 50,000円(コース中の食費、宿泊費、交通費、装備費、指導料、保険料が含まれます)

【申し込み方法】お申込みフォームより「アウトワード・バウンド上州3日間」 をお選びください。

*1 30歳代の方はどちらの対象年齢層にもご参加頂くことが出来ます。
*2 水上周辺のどの山岳に登山するかは、天候や積雪状況、参加者の状況を考慮して当日決定致します。

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2.キッチン便り

キッチン便り・・という名目なのですが、今回はわたしの父のことを少し書かせてください。(私自身のことでなくてすみません)

今月の中ごろ、父の母校が毎年行っているマラソン大会がありました。
その大会のメインは在校生徒が走るものなのですが、OB・OGも一緒に走れるということで、愛校心の強い父は30年ほど前から毎年欠かさず出場してきました。

高校生のみなさんと一緒に走り始めた当初は、父もまだ若くマラソンにかなり燃えていて、応援に行く私達家族や友人達に気づくと、軽く手を上げ颯爽と走り抜けていきました。
そんな父が、長年の山登りやマラソンの疲れが膝に出て、膝を曲げることがしんどくなったり、
心臓を患ってペースメーカーを入れたものの、その機械心臓の鼓動が自分の運動速度に合わず、苦しくて自分のペースで走れなくなったり、と、自分の身体が思うように動かない不満をもらすようになりました。

徐々に走りに精彩を欠くようになり、応援に行っても苦しそう。
その走りは、歩いている高校生と同じ位の・・・それ以下のペースで、走らずにおしゃべりしながら歩いている高校生の後ろを、一生懸命「走る」。
もう全員通過したのではないか、と思えるくらい間隔があいて、やーっと見えてくる最後尾の父の姿。

そんな走りが何年か続き、OBのひとりにすぎないわけだし、大会の迷惑になってもいけないから今度はやめる?と
聞くと、「いや、走る」。
応援に集まる沿道の人からも、父を知らない人は、そのヨロヨロと走る(歩く)姿に、そこまでして出場しなくてもいいだろうに、と言われたり、
あまりにゴールが遅いから、父がゴールする頃には他の出場者の皆さんは会場を後にしていたり、片づけが始まっていたり、
以前の、走りたいように走っていた頃の自分とは違い、屈辱的な面も多々あるはずだろうに・・・
なのに、なんで走りたいのかなぁ、と思ったこともありました。

でも年々、身体の自由が利かなくなればなるほど、それでも懸命に走る父の姿に、感動させられてきました。
どんなに身体の動きが鈍くなっても、大会前にはトレーニングをおこたらず、スタートラインに立てる喜びを噛み締めているかのよう。
歩いている高校生よりも遅くて、はためにはかっこ悪くてヨロヨロの自分の姿をみんなに見られていて、迷惑かもしれなくて、
でもそんな周りの目は関係なくて、
マラソン大会に自分も一緒に参加できている、走れている自分・・・、そうあり続けられることが・・・。
今年は仕事の都合で応援にいけなかったけれど、「完走したよ」とケロッと話してきました。

自分の限界を超えて、ひたむきに、懸命に頑張る人の姿には、
いつもいつも、感動させられます。

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3. サポートスタッフ募集のご案内

財団法人日本アウトワード・バウンド協会(OBJ)では、子供を対象とした冒険教育プログラムの運営に関わって頂くサポートスタッフを募集しています。教育や野外教育に興味のある方、キャンプに興味のある方、やってみたいと思った方、私たちと一緒にプログラムを提供し、子供たちの成長に関わってみませんか。関わって頂くコースは「ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブ」という、1年間で8回開催する週末型のコースです。下記の要項をご覧頂き、是非ご応募ください。

【募集要項】
■募集するスタッフの種類
サポートスタッフ

■サポートスタッフの役割
子供たちのグループのサポート、もしくはコースディレクターのサポートが主な役割です。安全管理や専門技術の指導など、コース全体の運営はOBJスタッフが行います。

■期間:各回とも3日間。1日目は準備日、2日目と3日目がコース日です。
第6回    2014年1月17日〜19日                基地作り&雪遊び
第7回    2014年2月14日〜16日                雪洞泊
第8回    2014年3月14日〜16日                雪山登山

■集合
時間:各回初日の午前8:30
場所:OBJ長野校(長野県小谷村)
*JR北陸本線糸魚川駅より送迎あり。同駅改札前に準備日前日22:40、または準備日午前7:45にお集まりください。

■解散
時間:各回最終日の18:50
場所:JR北陸本線糸魚川駅

■募集人数
各回4名。

■待遇
謝金:給与や謝金、交通費補助は支給致しません。
傷害保険:OBJ負担にて期間中に適用します。
食事:3日間の内、2日目昼食〜3日目昼食はOBJより提供します。それ以外の食事は各自でご用意ください。
*糸魚川駅に集合後、最寄りのスーパーで買い出しをすることができます。
宿泊:1日目は長野校の宿舎泊、2日目はテント泊です。
持ち物:雨具、ヘッドランプ、衣類、水筒、デイパック、食器等は各自でご用意ください。テントや寝袋など、活動に必要な専門装備は無料でお貸しします。詳しくは、コース開始前に送付する持ち物リストをご覧ください。

■申し込み方法
ホームページの申し込みフォーム(http://www.obs-japan.org/applysupportstaff/)からお申込みください。サポートスタッフ担当者(由井、中村)が折り返し連絡します。
*募集人数を越えて応募があった場合は申し込み順とさせていただきます。

■ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブについて
概要:長野県小谷村を中心とした大自然のフィールドで、小学3年生〜6年生を対象に年8回開催する週末型のコースです。地元小谷村や松本市、安曇野市などのJR大糸線沿線の各市町村や長野市の子供たちが参加しています。
目的:冒険教育プログラムを通じて、やってみたいという好奇心やチャレンジ精神を高め、自ら物事に取り組む主体性を育むなど、子どもが成長するきっかけを提供します。
定員:各回16名(8名×2グループ)
対象:小学3年生〜6年生

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4. スタッフ短信

梶谷耕一(ガジィ)
我が家の前にクルミの木があります。この秋はたんまりとクルミの実をつけ玄関先に転がってきます。それを狙ってカラスがやってきては道路の真ん中に置いてゆきます。自動車に割らせようと知恵を使っているようです。それを横取りする意地悪たまりません。リスも同じことを考えているようです。

河合宗寛(ムネ)
健康を脅かされることが立て続けにありました。どこかで「自分は大丈夫」と思って生きてきましたが、明日も元気でいられる保証なんてないんだな、と実感しました。

茶木知孝(チャッキー)
息子が通っている保育園の運動会で保護者が競い合う綱引きに出場。見事に優勝しました。チーム一丸となって、メチャクチャ「勝ち」に拘って全力でやりました。いい年した大人が勝負事に拘るって、素敵な瞬間でした。

中村伸治(もんど)
娘のお宮参りに行き、厳かな雰囲気の中お祓いをしてもらいました。。信心深くもなく、しきたりも気にせず生きてきましたが、こうして節目をちゃんと迎えることでいろいろな事への感謝、そして自分自身の気が引き締まる感じがありました。

藤森佐穂子(さお)
今年JALTを出たスタッフの方から、ギターをいただきました(!)。夜な夜な「びぉーーん♪」とひと音づつ鳴らし、いまだ音をつなげられていません(曲になりません)が、ギターの音が直接聴けるってすごいなぁ、と。 ・・感謝

渡邉貴大(なべちゃん)
アウトワード・バウンドUSAとコスタリカのExecutive Directorを招きOBJのプログラム・レビューを行いました。1週間彼らに同行する中で世界各国のアウトワード・バウンドの話を聞くことが出来ました。頭では分かっていましたが、改めてアウトワード・バウンドは世界中に名の知れた組織なのだと感じました。

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5.  編集後記
年末まで残り少なくなったなぁと実感します。今年のコースは残り3つ。11月2日〜4日のOB瀬戸内3日間。11月28日〜12月1日の野外救急法(WAFA)。12月26日〜30日のジュニア・アウトワード・バウンド5日間。どれも最少催行人員に達しているので開催が決定済み。一安心です。夏から10月までの怒涛のような忙しさが終わってみると、開放感がある一方でちょっと寂しいような。雪が降る12月まで静かな時を迎えます。次回の配信は11月末です。どうぞお楽しみに!(茶木)

発行元:財団法人日本アウトワード・バウンド協会長野校
http://www.obs-japan.org/

OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.23

「なんか親近感が湧きます!」

学校系のコースが立て続けに続いた8月後半から9月。今年のジャルトを終えた参加者の何人かはインターンとして再びここ長野校を訪れ、資格を得るべく学校系のコースに参画しました。対象が大学生のコースでは自身が大学生もしくはそれに近い年齢である事から、より一層活動中の参加者の気持ちに共感できたようです。

日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第23号が完成しました。今回も冬のジュニアコースを紹介するコースピックアップ、キッチン便りなど盛りだくさんでお送りします。

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1. コースピックアップ   「ジュニア・アウトワード・バウンド5日間」
2. キッチン便り
3. サポートスタッフ募集のご案内
4. スタッフ短信
5.  編集後記

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1. コースピックアップ

「ジュニア・アウトワード・バウンド5日間」
冬のジュニアコースは、雪山登山への挑戦です。ソリで自分たちの荷物を引き、誰の足跡もない雪原を歩き、白銀の世界でキャンプをしながら山の頂を目指します。仲間と共に励まし合い、力を合わせてやりきった経験は最高の喜びと大きな自信を与えてくれます。一回りも二回りも成長し、頼もしくなった子供たちの姿を楽しみにしていてください。

【開催日】 2013年12月26日(木)~   12月30日(月)
【開催】  OBJ長野校(長野県小谷村)
【対象】  小学3年生〜中学3年生
【集合】  JR 大糸線 平岩駅(新潟県糸魚川市)
【解散】  JR 大糸線 平岩駅(新潟県糸魚川市) ※集合・解散時間は後日HPにアップします。
【参加費】 50,000円
【申し込み方法】お申込みフォームより「ジュニア・アウトワード・バウンド5日間」 をお選びください。
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2. キッチン便り ・・・キッチンから見えるもの 聞こえるもの

コースの参加者の方達は、食事の後、使った食器を自分達で洗います。
食器をキッチンに運びますが、キッチンに入るときは、履物をキッチン用のサンダルに履きかえます。大勢で片付けに入ると、キッチンの入り口には脱いだ履物がいっぱい。すると、どなたかがそれを、そっと揃えてくれています。

長野校の教室のひとつには、ピアノが置いてあります。
ジュニアコースが始まると、きれいな音色が聴こえてきます。
毎年必ず聴こえてくる、かなり上手な生演奏。

外の活動で全力を尽くし、ぐったりと、でも晴れ晴れとした顔で「ただいま」
外の活動で全力を尽くしたけれど、なにかどこかやりきれず、少し硬い表情で「いってまいりました」外の活動で精一杯動き、かなり遅い時間になって怖かったけれど頑張った顔で「戻りました」

子ども達が遠征から帰ってきたときの「楽しかったぁ~」と、日焼けした顔
子ども達が遠征から戻り、なんにも言わないけれど〈すごいことしてきた〉という表情で
キッチンの入り口に立っている、たくましくなった姿。
その姿に、「頂上まで登ったんだ!」と声をかけると、照れくさそうに「うん」と言っていなくなる、うしろ姿。

うかない顔をしている人に、おかしな歌を一生懸命歌ってみる人の優しさ。
キッチンで洗い物をしている参加者の方が、冷たい水で食器をすすいでいるもう1人の人を見て、そっと給湯器のお湯の蛇口を向けてあげている姿。
お腹をすかせたインストラクターが、レンジでご飯をあたためまくる時の連続チンの音。
真夏の暑い日、外から帰ってきた人がキッチン前の廊下に差し掛かり、コップを手にしてキッチンに入ろうとした瞬間、冷蔵庫から冷たい麦茶ポットを極普通に出して、「はいっ」と、なめらかに手渡している人の目線。

キッチンの廊下を挟んで真向かいの教室で、うつむいたままの真剣な顔で、何時間も何かを語っている(黙っている?)コースの参加者のみなさん。

何か言いたそうな参加者の方と、それを囲む数人の参加者の方、インストラクターが、何か言いたそうな参加者の方の一挙手一投足を、静かにずっと見守っている空間。

きっと どこにいても見えるもの、聞こえるもの。
一生懸命に頑張る姿や、人が人を想うこと。

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3. サポートスタッフ募集のご案内

財団法人日本アウトワード・バウンド協会(OBJ)では、子供を対象とした冒険教育プログラムの運営に関わって頂くサポートスタッフを募集しています。教育や野外教育に興味のある方、キャンプに興味のある方、やってみたいと思った方、私たちと一緒にプログラムを提供し、子供たちの成長に関わってみませんか。関わって頂くコースは「ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブ」という、1年間で8回開催する週末型のコースです。下記の要項をご覧頂き、是非ご応募ください。

【募集要項】

■募集するスタッフの種類
サポートスタッフ

■サポートスタッフの役割
子供たちのグループのサポート、もしくはコースディレクターのサポートが主な役割です。安全管理や専門技術の指導など、コース全体の運営はOBJスタッフが行います。

■期間:各回とも3日間。1日目は準備日、2日目と3日目がコース日です。
第5回    2013年10月11日〜13日              登山&キャンプ
第6回    2014年1月17日〜19日                基地作り&雪遊び
第7回    2014年2月14日〜16日                雪洞泊
第8回    2014年3月14日〜16日                雪山登山

■集合
時間:各回初日の午前8:30
場所:OBJ長野校(長野県小谷村)
*JR北陸本線糸魚川駅より送迎あり。同駅改札前に準備日前日22:40、または準備日午前7:45にお集まりください。

■解散
時間:各回最終日の18:50
場所:JR北陸本線糸魚川駅

 ■募集人数
各回4名。

■待遇
謝金:給与や謝金、交通費補助は支給致しません。
傷害保険:OBJ負担にて期間中に適用します。
食事:3日間の内、2日目昼食〜3日目昼食はOBJより提供します。それ以外の食事は各自でご用意ください。
*糸魚川駅に集合後、最寄りのスーパーで買い出しをすることができます。

■宿泊:1日目は長野校の宿舎泊、2日目はテント泊です。

■持ち物:雨具、ヘッドランプ、衣類、水筒、デイパック、食器等は各自でご用意ください。テントや寝袋など、活動に必要な専門装備は無料でお貸しします。詳しくは、コース開始前に送付する持ち物リストをご覧ください。

■申し込み方法
ホームページの申し込みフォーム(http://www.obs-japan.org/applysupportstaff/)からお申込みください。サポートスタッフ担当者(由井、中村)が折り返し連絡します。
*募集人数を越えて応募があった場合は申し込み順とさせていただきます。

■ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブについて
概要:長野県小谷村を中心とした大自然のフィールドで、小学3年生〜6年生を対象に年8回開催する週末型のコースです。地元小谷村や松本市、安曇野市などのJR大糸線沿線の各市町村や長野市の子供たちが参加しています。

目的:冒険教育プログラムを通じて、やってみたいという好奇心やチャレンジ精神を高め、自ら物事に取り組む主体性を育むなど、子どもが成長するきっかけを提供します。
定員:各回16名(8名×2グループ)
対象:小学3年生〜6年生

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4. スタッフ短信

梶谷耕一(ガジィ)
コース中、何度も何度も「腹をくくる」参加者の姿を見てきました。その瞬間から「殺気立った」人に変貌するのです。振り返りでその時の気持ちを聞いてみると、多くの人が「無心だった、覚えていない」と答えています。無我夢中になれるっていいですね。

河合宗寛(ムネ)
如実智見。

鈴木毅(アセトン)
『花瓶に水をあげましょう、心のずっと奥の方。』

茶木知孝(チャッキー)
9月は台風が上陸するなど雨が多かったためコースの天気をいつも心配していました。さすがに自然には敵いません。10月は台風が来ませんように。。。

藤森佐穂子(さお)
テレビで、狂言師の野村萬斎さんと40人の日本舞踊の男性が、ボレロの曲に合わせて舞い?を舞っているところを見ました。組み合わせるって面白い。でも展覧会でも演奏会でもなんでも、やっぱり直接その場で観聴きしたいなぁ。

渡邉貴大(なべちゃん)
友人達の挑戦を耳にすると「負けてられない!」と刺激をもらいます。切磋琢磨できる友を持てたことに喜びを感じる今日このごろです。

中村伸治(もんど)
この度、父になりました!!

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5.  編集後記

この9月いっぱいを持ちましてアウトワード・バウンドを離れることになりました。5ヶ月間という短い間でしたがメルマガを通じて皆様と繋がれたことはとても幸せでした。ありがとうございました。次回の配信は10月末です。どうぞお楽しみに!(鈴木)

 

 

OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.22

 「もんど〜このヘルメットどこに置くの〜?」

登山から長野校へ帰って来た子供達の声で賑わった8月は、一陣の風のように去りゆきました。
ここ大網でも連日30°を超えた日中の暑さもやわらぎ、朝晩は半袖では肌寒い秋の足音が聞こえます。

日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第22号が完成しました。今回も1年ぶりの開催となる「野外救急法(WAFA)コース」のご案内や、スタッフエッセイ、キッチン便りなど盛りだくさんでお送りします。

Headline ・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・
1. コースピックアップ「野外救急法(WAFA)」
2. スタッフエッセイ 「私の挑戦 〜鈴木 毅〜」
3. キッチン便り
4. サポートスタッフ募集のご案内
5. スタッフ短信
6.  編集後記

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1. コースピックアップ

「野外救急法(WAFA)」

日本で救急法(ファーストエイド)と言えば都市部を想定した心肺蘇生法が一般的に知られており、講習会も様々な団体によって行われています。しかしながら現状では医療機関に引きつぐまで時間のかかる、野外環境下を想定した体系的な野外救急法が確立されていません。実際に野外にいる際には、心肺蘇生法を行うよりも様々なけがや病気に対処することが多く、その中でも緊急を要し素早く対処することや長時間にわたる適切なケアによって人命を救い、後遺症を防ぐことができるケースも少なくありません。しかしそういった医療知識を含めた勉強をすることができるのは、医療関係者に限定されています。ウィルダネス・メディカル・アソシエーツ(WMA)が提供するウィルダネス・アドバンスド・ファーストエイドコース(WAFA)は野外環境下を想定し、最新の医学知識や根拠をもとに医療関係者と野外活動のプロフェッショナルによって体系化された30年以上もの歴史のある野外救急法です。野外先進国であるアメリカの最先端の野外救急法を学び、資格を取得できるものとなっております。

【開催日】 2013年11月28日(木)~   12月1日(日)
【開催】  OBJ長野校(長野県小谷村)
【対象】  16歳以上
【集合】  JR 大糸線 平岩駅(新潟県糸魚川)
【解散】  JR 大糸線 平岩駅(新潟県糸魚川) ※集合・解散時間は後日HPにアップします。
【参加費】 66,000円
【申し込み方法】 お申込みフォームより「野外救急法(WAFA)」をお選びください。

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2. スタッフエッセイ

「私の挑戦~  鈴木 毅(アセトン) ~」

私は元来何かに挑戦する事が好きなようです。
まずは挑戦してみる、という好奇心と勇気さえあれば誰でも比較的簡単にできることです。
今回はそんな私が好奇心と勇気を持って挑戦した、アウトワード・バウンド・ニュージーランド・スタッフセレクションコース参加のお話を少ししたいと思います。

2007年10月、私は妻と愛犬を連れ、ほぼ鞄一つで南半球ニュージーランドへ移住しました。そのいきさつなどはまた別の回でお話しするとして、2008年2月に行われるそのコースの情報を妻が入手して来たのが事の始まりです。

当時私は偶然にもアウトワード・バウンド・ニュージーランド(以下OBNZ)があるマルボロエリア(南島最北エリア)に滞在しており、そこはOBNZの施設があるアナキワまで車で1時間程の場所でした。マルボロエリアの大半はサウンドと呼ばれるリアス式海岸で構成され、アナキワは陸地と海が幾重にも絡み合う複雑な地形の中にあります。

OBNZ施設の前には美しい湾が広がり、白く塗られた桟橋がエメラルドグリーンの海に映えます。
その桟橋にはプログラムで使うセーリングボートが停泊しており、『ザ・アウトワード・バウンド』といった感じが全面に出ています。

OBNZは毎年2月にスタッフを採用する為、全国から参加者を募り『スタッフ・セレクションコース5日間』を開催します。ニュージーランドへ出発する直前にJALTを修了し、OBNZの存在も何となく気になっていたのと現地での就職活動中でもあったので。今回は妻の勧めもあってそのコースに思い切って応募してみました。

2007年12月に出した書類が審査をパスし、2月某日にマルボロエリアの港湾玄関口ピクトンに集合するよう案内が届きました。嬉しさ半分、不安半分という何とも言えない気持ちでした。

当日ギヤを満載にした60ℓのバックパックを背負ってピクトン港のロビーに行くと、なにやら屈強な男女が10名程たむろしています。「あぁあそこに入っていくのか・・・」英語圏に入って4ヶ月、まだまだ日常英会話にはほど遠いレベルの自分には、その集団に入っていく事さえも大きな挑戦であることにそのとき気がつきました。

「Hi, I’m Tsuyoshi,  nice to see you!」

『最初が肝心』そう言い聞かせて大きく深呼吸をし、胸を張ってその集団に歩み寄り、一人づつと握手をしながら名前を交換しました。それぞれ名前を伝えて来ますが緊張のあまり耳に入った先から抜けていきます。ひとしきり落ち着くとインストラクターとおぼしき人物がインストラクションをはじめます。しかし、その英語の内容を理解するには一分一秒全身全霊で集中していなければ行けない状況です。

そこから全員ダッシュで港敷地内の芝生に移り、アイスブレイクなど簡単なイニシアティブをした後、ピクトンに停泊してあったOBNZのセーリングボートに乗り込みました。いきなりチームでボートを操り、施設のあるアナキワまで行く事が課題でした。セーリングボートに乗った事が無く、さらには英語で何を言っているのか半分も理解できない私は、ボートに乗ったはいいものの他のメンバーに喰いついていかなければという思いに必死で、右往左往を繰り返していました。

ニュージーランドでは日本人が日本で車を買うのと同じ感覚で船(ヨット)を買い、所有するといいます。
私以外のメンバーは全員ニュージーランド人なので、当然全員がそこそこのスキルを持っており、私は完全に不利な状況でした。

「やばい、インストラクターのポジション獲得以前にこの5日間やり遂げられるのか・・・」

そんな気持ちが船上の私を支配します。
その後ボートはそれぞれの思いを乗せたまま無事にアナキワの湾にたどり着き、我々は海に飛び込み泳いで岸に上がりOBNZの施設に入りました。

夕食はOBNZに集う全ての参加者と合同で施設内の大きな食堂で摂ります。
「いただきます!」の前にはキッチンスタッフによるマオリ(原住民)の歌が歌われ神聖な雰囲気に包まれます。

夕食後は部屋で自己紹介タイムです。一人の持ち時間は15分。そうなんです、全てのプログラムはインストラクターがその場の雰囲気で次に何をやるか決め、アナウンスをするので我々参加者はこの先何が起きるのか予想もできません。

自己紹介は挙手した者から話しはじめ、それぞれ自己PRを盛り込んでインストラクターにアピールします。いよいよ残るは私だけ・・
「Well・・・」何を話したのか覚えていません。
とにかく必死に話し続けました。生い立ち、日本のこと、好きな事、夢・・気がつけば20分も喋っていました。理解できない英語にみんなどんな表情をしているか、改めて見渡してみると皆微笑んでいます。

「俺はつよしは”なにもありません”でこの場を流すと思っていたら、見てみろよ20分も話したぞ、よくやった!」パチパチパチ・・参加メンバーの一人が私の自己紹介を賞賛しました。

嬉しいけどなんか違う、なんか違うぞ!

そう思いながらも、その後はカヤック、トランピング(登山)セクションと進み最終日の面談を迎えました。心の中では「やれるだけのことはやった、これでどうなろうと悔いは無い」と言い聞かせていましたが、どこかでは受かるとも思っていました。

しかしインストラクターの「お前はよくやった、しかし我々のプログラムである21日間はほぼブッシュ(森)に入って活動する。その中で参加する子供達の会話一つ一つをしっかり聞き取り、理解し、その後どのようにメンバーが動いていくかを予測し、様々なシチュエーションでジャッジする事が今のお前の英語力でできるか?」という問いに嘘でも「Yes!」とは答えられませんでした。

突きつけらた現実を受け入れるのには少し時間がかかりましたが、最後はしっかり納得し私はアナキワを後にしました。

結果は不合格でしたが、私はそれ以外にとても大きな経験と『5日間をやり遂げた』という自信を得る事ができました。そして今でもこの5日間は一生涯忘れ得ぬ最高の体験であり挑戦だったと思っています。この挑戦があったからこそ、その後のニュージーランドライフがとても有意義な物となり、アウトワード・バウンド・ジャパンのメンバーとして今ここにいる事にも繋がっていると思っています。

来年で40歳になりますが、まだまだいろいろな事に挑戦し続けていきたいと思うと同時に、日本の皆さんにも是非世界のアウトワードバウンドコースに挑戦できる機会を提供したいと思っています。

お楽しみに!

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3. キッチン便り

「この夏のキッチン」

この夏のコースのひとつであった教員免許状更新講習では、講習日2日目のお昼ご飯に、いつも夏野菜を入れたカレーライスを作っていました。今回は、そのレシピをご紹介します。

おいしいカレーのレシピは本当にたくさんあって、ごく普通のカレーが好きな人もいれば、スパイスの効いたカレーの好きな人も、また具の大きいのが好きな人や、小さい方が好きな人や・・・。みなさんやみなさんの周りにも、おいしいカレー作りの名人がいらっしゃることと思います。今回のカレーはそんなおいしいカレーを色々思いながら、名人達のレシピをあれこれ加えたり引いたりして作りました。いかがでしょうか?

調理に使った夏野菜の多くは、OBJ長野校のある小谷村大網地区の方からのいただきものです。もうずっとそんな風に、ごく普通に、地区の方は採れた野菜をくださいます。

そろそろ夏野菜も終わりになりますが、これからの季節の野菜を使って、スパイス類もそれに合わせて変えてみて、するとまた、一生に一度しか作れない?カレーが、誕生するやもしれません。

(今回のレシピの分量ですが、お好みで色々お試しください・・・)

材料  豚肉(ひき肉でも、カレー用のお肉でも) ・ 玉ねぎ(スライスします) ・ にんじん(小さめの乱切り) ・ なす(輪切り) ・ ピーマン(大きめに切る) ・ しょうが(みじん切り) ・ にんにく(みじん切り) ・ トマト缶(カットタイプのもの) ・ トマトケチャップ ・ ウスターソース ・ りんご(皮ごとすりおろす) ・ じゃがいも(皮をむいてすりおろす) ・ 鶏がらスープ(粉末) ・ 牛乳 ・ オリーブオイル ・ スパイス類(クミンシード・コリアンダー・ターメリック・オールスパイス・クローブ・カルダモン・シナモン・パプリカ・カレー粉・ローリエの葉)

1. 鍋にオリーブオイル、クミンシード、しょうがのみじん切り、にんにくのみじん切りを入れ、弱火で香りがたつくらいまで炒める。
2. 玉ねぎを加えて火を少し強くし、あめ色になるまで炒める。
3. にんじんを加えて炒める。
4. 豚肉を加えて少し白っぽくなるまで炒めたら、スパイス類(クミンシードとローリエ以外のもの)を加えて全体をなじませながら炒める。
5. 水と鶏がらスープの素、トマト缶、りんごのすりおろし、トマトケチャップ、ウスターソース、なす、ピーマン、ローリエの葉を加え、なすがやわらかくなるまで煮る。
6. じゃがいものすりおろしを加えてとろみを出しながらしばらく煮たら、最後に牛乳を加えて味を調える。
7. 炊いたご飯と一緒によそって、ハイできあがり!

さてこの夏は、例年よりたくさんのコースが開催され、たくさんの食事を作るためにキッチンではボランティアを募集しました。来ていただいた2人のボランティアさんと一緒に、毎日毎日キッチンに立ちました。日ごろ1人で調理仕事をすることの多い私ですが、この夏のひと月あまりは、1人でキッチンに立った時間がほとんどありませんでした。

コースの調理後に食べる自分達のご飯も、毎日ボランティアさんと一緒に食べました。時々、インストラクターのみんなやスタッフが、一緒にご飯を食べていきました。スタッフで大勢の時は、みんなで色んな話をすることができましたし、少人数の時も、特別何か話をしなくても、ただ座ってそこに一緒にいるだけで、きもちがゆっくりとした気がします。

日々繰り返されるそんな時間の積み重ねが、今振り返って、なんだかとてもいとおしく思います。ずっと、長い時間の中で・・毎日の繰り返しの中で・・育まれてゆくものなどに魅力を感じていたので、改めてそれを思った夏でした。

家族や学校や職場の中で、そんな風に誰かと時間を重ねてゆく場面が、色々にあると思います。私自身はまだまだですが、すてきな時間を育めますように・・・。

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4. サポートスタッフ募集のご案内

財団法人日本アウトワード・バウンド協会(OBJ)では、子供を対象とした冒険教育プログラムの運営に関わって頂くサポートスタッフを募集しています。教育や野外教育に興味のある方、キャンプに興味のある方、やってみたいと思った方、私たちと一緒にプログラムを提供し、子供たちの成長に関わってみませんか。関わって頂くコースは「ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブ」という、1年間で8回開催する週末型のコースです。下記の要項をご覧頂き、是非ご応募ください。

【募集要項】
■募集するスタッフの種類
サポートスタッフ

■サポートスタッフの役割
子供たちのグループのサポート、もしくはコースディレクターのサポートが主な役割です。安全管理や専門技術の指導など、コース全体の運営はOBJスタッフが行います。

■期間:各回とも3日間。1日目は準備日、2日目と3日目がコース日です。
第4回    2013年9月27日〜29日                川下り&キャンプ
第5回    2013年10月11日〜13日              登山&キャンプ
第6回    2014年1月17日〜19日                基地作り&雪遊び
第7回    2014年2月14日〜16日                雪洞泊
第8回    2014年3月14日〜16日                雪山登山

■集合
時間:各回初日の午前8:30
場所:OBJ長野校(長野県小谷村)
*JR北陸本線糸魚川駅より送迎あり。同駅改札前に準備日前日22:40、または準備日午前7:45にお集まりください。

■解散
時間:各回最終日の18:50
場所:JR北陸本線糸魚川駅
*第4回はJR大糸線信濃大町駅18:50に解散です。

■募集人数
各回4名。

■待遇
謝金:給与や謝金、交通費補助は支給致しません。
傷害保険:OBJ負担にて期間中に適用します。
食事:3日間の内、2日目昼食〜3日目昼食はOBJより提供します。それ以外の食事は各自でご用意ください。
*糸魚川駅に集合後、最寄りのスーパーで買い出しをすることができます。
宿泊:1日目は長野校の宿舎泊、2日目はテント泊です。
持ち物:雨具、ヘッドランプ、衣類、水筒、デイパック、食器等は各自でご用意ください。テントや寝袋など、活動に必要な専門装備は無料でお貸しします。詳しくは、コース開始前に送付する持ち物リストをご覧ください。

■申し込み方法
ホームページの申し込みフォーム(http://www.obs-japan.org/applysupportstaff/)からお申込みください。サポートスタッフ担当者(由井、中村)が折り返し連絡します。
*募集人数を越えて応募があった場合は申し込み順とさせていただきます。

■ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブについて
概要:長野県小谷村を中心とした大自然のフィールドで、小学3年生〜6年生を対象に年8回開催する週末型のコースです。地元小谷村や松本市、安曇野市などのJR大糸線沿線の各市町村や長野市の子供たちが参加しています。
目的:冒険教育プログラムを通じて、やってみたいという好奇心やチャレンジ精神を高め、自ら物事に取り組む主体性を育むなど、子どもが成長するきっかけを提供します。
定員:各回16名(8名×2グループ)
対象:小学3年生〜6年生

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5. スタッフ短信

梶谷耕一(ガジィ)
さおのキッチン便りにある夏野菜カレーですが、絶品です。今年何回も続けて食べましたが、毎回少しずつアレンジが加わりチョー楽しみでした。9月からは秋野菜カレー。期待しています!!!

河合宗寛(ムネ)
新しいチャレンジがしたいです!!

鈴木毅(アセトン)
犬は喋れない代わりに、態度でその思いを伝えます。ここ最近我が家の番犬チマの散歩をおろそかにしていました。先日朝起きて居間に下りると、奥の和室の真ん中に彼のウ○チが積んでありました。これからたくさん遊んでやりたいと思います。ごめんよチマ。

茶木知孝(チャッキー)
最近、引っ越しました。仕事が続いているために、引っ越してからほとんど家に帰っていません。。。ご近所さんからどう思われているのかヒヤヒヤものです。決して怪しいモノではありません。

藤森佐穂子(さお)
スタッフ玄関の軒先の巣に居たツバメ達が、8月のある日、巣立ってゆきました。雛の頃、毎日巣を見るのが楽しみでした。今、早朝嬉しげに人の前をぴゅんぴゅん飛び交う何羽かのツバメ。・・・この人(ツバメ)達かな、と、思ったり。

渡邉貴大(なべちゃん)
ついに車を4WDにしました!これで冬もバッチリだ!!

中村伸治(もんど)
ペンキで自宅のトイレの壁を塗りました。次はどこに手を出そうかしら。

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6.  編集後記

9月から11月まで計4回開催される今年の海洋コース「アウトワード・バウンド瀬戸内3日間」のチラシを先日完成させました。皆様にお届けするべく現在配布作業にあたっていますので、お手元に届くまで今しばらくお待ちください。そして皆様からのお申し込みをスタッフ一同心よりお待ちしています!

次回の配信は9月末です。どうぞお楽しみに!(鈴木)

OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.21

「いってらっしゃい!」

2013年ジャルト修了式を終え一旦静けさの戻った長野校ですが、先週21日から夏本番の象徴「ジュニア・アウトワード・バウンド・コース」が2本始まり、長野校は再びエネルギーに満ち溢れています。

日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第21号が完成しました。今回も首都圏からアプローチしやすい富士山麓で開催される「アウトワード・バウンド関東2日間」のご案内や、スタッフエッセイやスタッフ短信など盛りだくさんでお送りします。

Headline ・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・
1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド関東2日間」
2. スタッフエッセイ 「私の挑戦 〜藤森 佐穂子〜」
3. サポートスタッフ募集のご案内
4. スタッフ短信
5.  編集後記

OBJオフィシャルFacebookページの「いいね!」をクリックして最新情報を!!(http://www.facebook.com/outwardboundjapan

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1. コースピックアップ
「アウトワード・バウンド関東2日間」 コースディレクター:河合 宗寛 (ムネ)

アウトワード・バウンド2日間はアウトワード・バウンド・コースの中で最も短いコースです。コースのコンセプトは日数に関わらず同じです。「自分の可能性に気づく」機会を提供したいと思っています。
「いきなり長いコースは…」「なかなか時間が作れなくて…」「長いコースは参加費が高くて…」と迷っている人にこそ、是非とも参加して頂きたいと思います。短いながらにアウトワード・バウンドのスピリットが凝縮されたコースです。
初日にロッククライミング、2日目に宝永山登山を行います。宝永山は富士山中腹の火口にある頂です。富士の一合目からグループのメンバーと共に登頂を目指します。メンバーとのかかわり合いを通じてグループの力を感じて欲しいと思っています。

【開催日】 2013年10月5日(土)~   10月6日(日)
【開催】  西湖(山梨県)、富士山麓(山梨県)
【対象】  16歳〜70歳
【集合】  富士急行 河口湖駅   9:00
【解散】  JR 御殿場線 御殿場駅   17:45
【参加費】 30,000円
【申し込み方法】 お申込みフォームより「アウトワード・バウンド関東2日間」をお選びください。

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2. スタッフエッセイ
「私の挑戦~  藤森 佐穂子(さお) ~」

今年、わたしは目標のひとつに、自分の興味の対象に自分から出かけていくというものをあげました。
OBSにはコースを通して、たくさんの人たちが来てくださいます。

この場にいるだけでも多くの個性的な人々に出会え、その人たちの様々なお話を聞くことで色んなことを学んでこれました。
そんなわけで、わたしは自分から外の世界(見知らぬ場所)に出かけることが、少なくなっていました。

わたしは文化的なものごとに結構興味があり、それは、偶然ここで出会えたその土地の人から話を聞いたり、写真をみたりすることでも知ることはできると思うのです。が、やっぱり、本当に知りたいことはそこに自分が行ってみて感じたいなぁ、と思っています。特に伝統的なもの、工芸的なものを見に。

どの土地のどのそれらも源流に流れるものは同じような気がしていますが、その中に自分の感覚にピッとくるものも、ある気がします。
時間やお金をやりくりして、少しづつ出かけたい。

というわけで、実はまだ挑戦に至っていないのです。
挑戦と言ってよいのか・・・でもわたしにとって、色々なことをやりくりして自分自身を広げることはひとつの挑戦なのです。

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3. サポートスタッフ募集のご案内

財団法人日本アウトワード・バウンド協会(OBJ)では、子供を対象とした冒険教育プログラムの運営に関わって頂くサポートスタッフを募集しています。教育や野外教育に興味のある方、キャンプに興味のある方、やってみたいと思った方、私たちと一緒にプログラムを提供し、子供たちの成長に関わってみませんか。関わって頂くコースは「ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブ」という、1年間で8回開催する週末型のコースです。下記の要項をご覧頂き、是非ご応募ください。

 【募集要項】

■募集するスタッフの種類
サポートスタッフ

 ■サポートスタッフの役割
子供たちのグループのサポート、もしくはコースディレクターのサポートが主な役割です。安全管理や専門技術の指導など、コース全体の運営はOBJスタッフが行います。

 ■期間:各回とも3日間。1日目は準備日、2日目と3日目がコース日です。
第4回    2013年9月27日〜29日                川下り&キャンプ
第5回    2013年10月11日〜13日              登山&キャンプ
第6回    2014年1月17日〜19日                基地作り&雪遊び
第7回    2014年2月14日〜16日                雪洞泊
第8回    2014年3月14日〜16日                雪山登山

 ■集合
時間:各回初日の午前8:30
場所:OBJ長野校(長野県小谷村)
*JR北陸本線糸魚川駅より送迎あり。同駅改札前に準備日前日22:40、または準備日午前7:45にお集まりください。

■解散
時間:各回最終日の18:50
場所:JR北陸本線糸魚川駅
*第4回はJR大糸線信濃大町駅18:50に解散です。

 ■募集人数
各回4名。

 ■待遇
謝金:給与や謝金、交通費補助は支給致しません。
傷害保険:OBJ負担にて期間中に適用します。
食事:3日間の内、2日目昼食〜3日目昼食はOBJより提供します。それ以外の食事は各自でご用意ください。
*糸魚川駅に集合後、最寄りのスーパーで買い出しをすることができます。
宿泊:1日目は長野校の宿舎泊、2日目はテント泊です。
持ち物:雨具、ヘッドランプ、衣類、水筒、デイパック、食器等は各自でご用意ください。テントや寝袋など、活動に必要な専門装備は無料でお貸しします。詳しくは、コース開始前に送付する持ち物リストをご覧ください。

 ■申し込み方法
ホームページの申し込みフォーム(http://www.obs-japan.org/applysupportstaff/)からお申込みください。サポートスタッフ担当者(由井、中村)が折り返し連絡します。
*募集人数を越えて応募があった場合は申し込み順とさせていただきます。

 ■ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブについて
概要:長野県小谷村を中心とした大自然のフィールドで、小学3年生〜6年生を対象に年8回開催する週末型のコースです。地元小谷村や松本市、安曇野市などのJR大糸線沿線の各市町村や長野市の子供たちが参加しています。

目的:冒険教育プログラムを通じて、やってみたいという好奇心やチャレンジ精神を高め、自ら物事に取り組む主体性を育むなど、子どもが成長するきっかけを提供します。
定員:各回16名(8名×2グループ)
対象:小学3年生〜6年生

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4. スタッフ短信

梶谷耕一(ガジィ)
長雨のせいで野菜がすくすくと育っています。長野校開催のコースの食卓には地元の野菜がたくさん。誰がどこでどんな風に作った野菜なのか、感じながら食するのはとっても幸せです。これからはトマトが最盛期ですよっ!

 河合宗寛(ムネ)
猿は蛇が苦手だそうです。本能というやつでしょうか。

 鈴木毅(アセトン)
風呂上がりの冷えた炭酸飲料が欠かせません。炭酸を発明してくれた人に心から感謝します。

 茶木知孝(チャッキー)
JAXAの筑波宇宙センターで国際宇宙ステーションの話をたっぷりと聞きました。狭いステーション内で半年間暮らすとのこと。毎日宇宙食を食べて。私には耐えられそうもありません。宇宙飛行士は凄いです。

 藤森佐穂子(さお)
先日今年2組目のツバメの雛が、スタッフ玄関の所にある巣で孵りました。1組目は6月中に巣立ち、今ピヨピヨ言っている雛が居るのは、この時期にしては珍しい気がします。が、巣の中で眠りこけている雛たちに癒される毎日です。

 渡邉貴大(なべちゃん)
打ち上げ花火よりも線香花火が好きです。線香花火も少し高級なものだとなお趣があっていい。

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5.  編集後記

今年の長野校キッチンボランティア募集に、高校生の女性が応募してきてくれました。その経緯は昨年コースを受けた方からのご紹介によるものでした。先日から長野校に来て頂いていますが、17歳の彼女にとってもコースを受けにくる方々と同じく、価値ある経験を得てもらえればと思っています。

次回の配信は8月末です。どうぞお楽しみに!(鈴木)

発行元:財団法人日本アウトワード・バウンド協会長野校
http://www.obs-japan.org/

OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.20

「入って来ちゃ駄目だって!!」

校舎に入ってくるツバメを追いかけまわるスタッフの声が飛び交っていたのはつい先週まで。
スタッフ用入口の土間にこしらえられた巣に顔を並べていたヒナ達は、無事にみんな巣立ちました。

日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第20号が完成しました。
今回は首都圏からアプローチしやすい丹沢・富士山麓エリアで開催される「アウトワード・バウンド関東3日間」のご案内やスタッフエッセイ、キッチン便り、スタッフ紹介など盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、6月28日までにOBJホームページよりお問い合わせやコース参加をお申込み頂いた方にも配信しております。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨をご返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

Headline ・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・
1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド関東3日間」
2. スタッフエッセイ 「私の挑戦 〜河合 宗寛〜」
3. スタッフ紹介 インストラクター: 飴 千尋
4. サポートスタッフ募集のご案内
5. キッチン便り
6. スタッフ短信
7. 編集後記

OBJオフィシャルFacebookページの「いいね!」をクリックして最新情報を!!

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1. コースピックアップ
「アウトワード・バウンド関東3日間」 コースディレクター:猪狩 修(マタギ)

・自信のある人、自信のない人
・強い人、弱い人
・懐の広い人、懐の狭い人
・自分が好きな人、嫌いな人
・活き活きしている人、活き活きしていない人
・自分を変えたいと思っている人、変えたいと思っていない人
・後悔ばかりしている人、後悔したことがない人
・自分の歩んできた人生に満足している人、満足していない人
・いつも「誰か」「社会」などのせいにしている受け身の人、そうでない人

私も含め、ここにはいろんな人が来ます。
ただどんな人でもその人が生きてきた道のりはそう簡単なものではなかったいと思います。
もしそんな簡単な人生であったのならあまり価値を感じられないと思います。

自分の運命、遺伝、変えられないもの「月が東から登り、西へと沈むことを変えられないように」時には人は今のありのままの自分を受け入れることも必要だと思います。ただどんな運命を背負っていようとも、私たちはこれからも最後まで生きていかなくてはなりません。
もし自分の運命を背負いきれないと思ったときや、自分の目の前に壁が立ちはだかったとき、それでも「1ミリづつでも前へ進もう」そう前向きに考えられる「力」、支えとなる「力」この「力」はどんな人にも必要ではないかと私は思っています。

その力をここOBJで実体験として感じ、日常でも前向きに自分らしく生きていけるようなきっかけを持って帰ってもらいたい。
私はそう考えています。

ではお会いできるのを楽しみにしています。

◆コース概要
1日目:ロッククライミング
2日目:沢登り
3日目:10kmラン

【開催日】 2013年9月21日(土)~ 9月23日(月・祝)
【開催】  西湖(山梨県)、丹沢(神奈川県)
【対象】  30歳〜70歳
【集合】  富士急行 河口湖駅     9:00
【解散】  JR 御殿場線 谷峨駅 15:30
【参加費】 50,000円
【申し込み方法】 お申込みフォームより「アウトワード・バウンド関東3日間」をお選びください。

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2. スタッフエッセイ
「私の挑戦~OBJのコースは異文化留学でありたい~」 河合 宗寛(ムネ)

僕にとっての「私の挑戦」は現代社会に生きる一人としてより良い社会を創造することだと思っています。

「こんな世の中だから・・・」「社会は厳しいから・・・」という発想で、教育(学習者に何を提供するべきか)を考えることがあります。これは、「人々が今在る社会を生きるために必要な力」を育もうとする姿勢だと思います。僕はこういう姿勢には反対です。「人々がより良い社会を創造しようとする姿勢」を育むのが教育だと考えています。

それは次のような理由からです。
前者の発想はこういうことだと思います。今の社会を形作っている私たちがその社会をイマイチだと思いながら、その社会をより良くすることをあきらめ、しかも潜在的に今の社会を再生産する姿勢を次の世代に伝えているように思います。
後者の発想は、私たちが自分たちの暮らす社会をより良くしようと努めることそのものであり、その姿勢を将来世代へと伝えていくことだと思います。自分たちの社会や自分たちの未来は自分たちで築くのだという姿勢を体現することです。
これは学習者が子どもであれ、大人(社会教育や企業内教育の場等)であれ、同じことです。

青年海外協力隊として過ごしたタンザニアで過ごした2年を通して上記のように考えるようになりました。タンザニアに赴任して、はじめは勝手が違うことや現地の人の信じられない言動に戸惑うことがたくさんありました。自分のバックグラウンドに照らし合わせて、自分や日本と「違う」ことを「劣っている」という色眼鏡を通して眺めていたように思います。現地の人の優しさや底抜けな明るさに救われたりして、現地や周りの人に愛着を持つようになると、「違い」に戸惑うことはなくなりました。2年後日本に帰ってきたとき、今度は日本に戸惑っている自分がいました。いつの間にか自分の価値観が少し変わったようでした。自分にとって当たり前だったことが実は当たり前ではないのだと気が付きました。世界には様々な文化や価値観、社会の在り方があって、僕の価値観や日本の文化、社会の在り方は数ある内の1つに過ぎないのだと知りました。どれが正しいとか優れているではなく、単に違うのだ、と。
そしてこの経験は、より良い社会の在り方ってどんなだろうと考え始めるきっかけを与えてくれました。
今の僕が考えるより良い社会の在り方、それは、今よりほんの少しでも気持ちや心・人間関係等、目に見えないものに価値を置ける社会です。だからOBJのコースでも、気持ちや心・人間関係を大事にしたい。現在の平均的な日本社会よりも一人一人の心や人と人との関係を大切にしたいと思っています。参加して下さる人の中には、ことビジネスの場面で闘っている人の中には、普段の仕事との違いに戸惑う人もいるかもしれません。でもそんな人にこそ、異文化に身を置いて、改めて自分の価値観や自分が属している社会の価値観を見つめてみて欲しいと思っています。

OBJのコースは異文化留学でありたいと思っています。そこにはいわゆる日本社会とは違う価値観があり、ゆえに参加者の方々が日常生活に戻ったときに戸惑いや葛藤を生んでしまうかもしれません。しかしその経験が、新しい視点から社会や自己の在り方を考え、「より良い社会を創造しようとする姿勢」へと繋がっていくのだと信じ、より良い社会の在り方を提案し続けたいと思っています。

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3. スタッフ紹介
インストラクター: 飴 千尋

こんにちは。4月から非常勤インストラクターとして働いている、飴千尋(あめちゃん)です。
私が今なぜここにいるのか、自分でも時々不思議だなぁと思います。そして改めて思うのです、人と関わることが好きなのだと。

OBJに出会う前、私はカフェでお菓子作りをしていました。
『自分が人を笑顔に出来るのはお菓子作りしかない!』そんな想いで働いていました。
今でも大好きで大切な場所であるそのカフェを離れると決めたのは、どこか守られているような安心感があったからです。

自分自身の成長のため他のお店に修行に行こうと思い、募集がかかるまで少し時間があったので山小屋へアルバイトに行くことにしました。そこで過ごした時間は自分を取り戻すような感覚がありました。いつの間にか知らないうちに自分を大きく見せたり、こうあるべきという姿を作っていた自分に気づき、ありのままの自分でいられることがとても心地よく感じられました。そして、いつの間にか自然と関わった仕事がしたいと想い始めました。

今まで自分の思い描いてきた道と、今自分がどうしたいのかが重ならなくなり、思い悩む事もありました。それでも、何か動かなければと野外救急法を調べるうちにOBJ主催の指導者育成コース(JALT)を見つけました。

今考えると、必死だったのだと思います。
コースを受けてから自分は指導者になるためのコースに来てしまったんだと気づきました。指導者として過ごしていく中で、インストラクターが「人と人」として関わり、向き合う姿にいつの間にか魅せられ、私も自分の想いを見つめ、誰かの思いに寄り添いながら共に歩んでいける人になりたいと強く思うようになりました。

私が今ここにいるのは、私と同じように悩みながらも一歩踏み出そうとしている誰かの背中を
「大丈夫!やってごらん。」
と、そっと押したいからかもしれません。
それは、私がたくさんのインストラクターから受け取った気持ちでもあります。

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4. サポートスタッフ募集のご案内

財団法人日本アウトワード・バウンド協会(OBJ)では、子供を対象とした冒険教育プログラムの運営に関わって頂くサポートスタッフを募集しています。教育や野外教育に興味のある方、キャンプに興味のある方、やってみたいと思った方、私たちと一緒にプログラムを提供し、子供たちの成長に関わってみませんか。関わって頂くコースは「ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブ」という、1年間で8回開催する週末型のコースです。
下記の要項をご覧頂き、是非ご応募ください。

【募集要項】
■募集するスタッフの種類
サポートフタッフ

■サポートスタッフの役割
子供たちのグループのサポート、もしくはコースディレクターのサポートが主な役割です。安全管理や専門技術の指導など、コース全体の運営はOBJスタッフが行います。

■期間:各回とも3日間。1日目は準備日、2日目と3日目がコース日です。

第3回 2013年7月12日〜14日 湖上泊&釣り
第4回 2013年9月27日〜29日 川下り&キャンプ
第5回 2013年10月11日〜13日 登山&キャンプ
第6回 2014年1月17日〜19日 基地作り&雪遊び
第7回 2014年2月14日〜16日 雪洞泊
第8回 2014年3月14日〜16日 雪山登山

■集合
時間:各回初日の8:30
場所:OBJ長野校(長野県小谷村)
*JR北陸本線糸魚川駅より送迎あり。同駅改札前に集合日前日22:40、または翌朝7:45にお集まり下さい。

■解散
時間:各回最終日の18:50
場所:JR北陸本線糸魚川駅
*第3回と第4回はJR大糸線信濃大町駅18:50解散です。

■募集人数
各回4名。

■待遇
謝金:給与や謝金、交通費補助は支給致しません。
傷害保険:OBJ負担にて期間中に適用します。
食事:3日間の内、2日目昼食〜3日目昼食はOBJより提供します。それ以外の食事は各自でご用意ください。
*糸魚川駅に集合後、最寄りのスーパーで買い出しをすることができます。
宿泊:1日目は長野校の宿舎泊、2日目はテント泊です。
持ち物:雨具、ヘッドランプ、衣類、水筒、デイパック、食器等は各自でご用意ください。テントや寝袋など、活動に必要な専門装備は無料でお貸しします。詳しくは、コース開始前に送付する持ち物リストをご覧ください。

■申し込み方法
ホームページの申し込みフォームからお申込み下さい。サポートスタッフ担当者(由井、中村)が折り返し連絡します。
*募集人数を越えて応募があった場合は申し込み順とさせていただきます。

■ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブについて
概要:長野県小谷村を中心とした大自然のフィールドで、小学3年生〜6年生を対象に年8回開催する週末型のコースです。地元小谷村や松本市、安曇野市などのJR大糸線沿線の各市町村や長野市の子ども子供たちが参加しています。
目的:冒険教育プログラムを通じて、やってみたいという好奇心やチャレンジ精神を高め、自ら物事に取り組む主体性を育むなど、子どもが成長するきっかけを提供します。
定員:各回16名(8名×2グループ)
対象:小学3年生〜6年生

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5. キッチン便り

手間ひま
OBJの校舎の横に、畑があります。
そこで今年は、素人仕事ではありますが、じゃがいもを育てています。

hatake 6.17

4月のまだ寒い頃、スタッフ数名で鍬を手に凝り固まった土を掘り起こし、牛糞や石灰をまいて土を作りました。
5月の初めに種芋を植えましたが、そのあとすぐに季節はずれの雪が降ったり、春だと言うのに冷たい雨が降ったり。
なかなか芽が出ず、あの寒さで種芋は凍えてしまったんではなかろうか・・と、あんじましたが、植えてから2週間ほど経った時、土をもりっと持ち上げるように、最初のじゃがいもの芽が顔を出していました。同時に種を蒔いたカボチャも、双葉のかわいい芽を出し・・・。

・・・感動。

よくぞあの天候不順の中、へこたれずに芽を出してくれたと。もう少し待っていると続々と芽が出てきて、待っててくれたらちゃんと出るから大丈夫だよ、と言われているかのようでした。
その後他の仕事に追われ、たまにしか手を加えられないけれど、じゃがいもたちは元気に育ってくれています。
やることがいくつかあるときには、どれにどれだけの時間をそそぐのだろう。時間の多い少ないに関係なく、どれだけの気持ちがそこにあるのだろう。
気持ちがざわざわと落ち着かなくなると、何かを忘れ何かに焦り、失敗することも。折々に自分の本心とか良心を確かめながら、自分の都合でなく相手(じゃがいもや創作するものや動物やそして人や・・)のためを想ってするなら、どこかにどれだけかけた手間や悲しいかな失敗は、回りまわって良いものになって巡る、と信じたい。そんな手間をかけながら生きたい。
畑に手間をかけられない時は、通勤時に畑のじゃがいもの間を、うねうね歩いて通ります。それで芋たちに許してもらおうなどと、思っているわけではありませんが・・・。

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6. スタッフ短信
梶谷耕一(ガジィ)
ここのところ企業研修に立て続けに登板して、いろんな社会人に出会います。仕事を通じて自己実現をしようとする人と、仕事に振り回されていて自分を取り戻そうとする人。皆さんがもがき・あがき、生みの苦しみ中から「志」を育むプロセスに立ち会えることが、ホントに楽しいです。

河合宗寛(ムネ)
濃いジンジャーエールが好きです。飲んだらむせるぐらいの。

鈴木毅(アセトン)
毎日通勤で日本海に注ぐ姫川添いを片道約15km車で走ります。晴れた日にはコバルトブルーのその美しい流れが私を釣りへと誘います。毛針をたらしに7月こそは・・・。

茶木知孝(チャッキー)
最近、お坊さんの話を聞きました。執着すると楽しみだけでなく苦しみもついてくる。執着しなければ苦しみはついてこない。しかし、楽しみもついてこない。なるほど。

藤森佐穂子(さお)
休みの日に実家に帰ると、父も母も姉も、だーーっと話し始めて止まらないことが多い。他には話せないような、気にしていることやつまづいちゃった話を聞いていると、私と似ているなぁ、と。・・いやや、私が、似ているのでしょうね。

渡邉貴大(なべちゃん)
雨飾山の向こう側に虹がかかっていました。幼い頃カール・ブッセの「山のあなた」を読んで、山の向う側にある幸いを探しに行ったことを思い出しました。探しものは見つからなかったけれど、その時も山の向うには大きな虹がかかっていたなあ。

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6. 編集後記
長野校2階から見える景色もすっかり新緑から真夏の緑へと変わりました。ジャルトが終わるとこれからOBJの夏も始まります!熱帯夜の首都圏を抜け出し、ニッポンの夏の大自然で開催されるアウトワードバウンドコースへ是非ご参加ください!次回の配信は7月末です。どうぞお楽しみに!(鈴木)

発行元:財団法人日本アウトワード・バウンド協会長野校
http://www.obs-japan.org/

 

OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.19

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.19
2013年5月30日発行
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「いっただっきま〜す!!」
大きく元気なかけ声が、美味しそうな香りと共に校舎の2Fへ上がってきます。今年のJALTも始まって早ひと月が経ち、活気づくここ長野校から今月のメルマガです。さて今号から前田に替わり、わたくし鈴木がメルマガを担当させていただく事になりました。引き続き皆様とOBJを繋ぐ、太く濃厚なメルマガを配信していきますので何卒よろしくお願いいたします。
日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第19号が完成しました。今回は沢歩きから北アルプスを目指す「ユース・アウトワード・バウンド7日間」のご案内やスタッフエッセイ、スタッフ紹介など盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、5月29日までにOBJホームページよりお問い合わせやコース参加をお申込み頂いた方にも配信しており ます。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨をご返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

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1. コースピックアップ 「ユース・アウトワード・バウンド7日間」
2. スタッフエッセイ 「私の挑戦 〜藤岡 良仁〜」
3. スタッフ紹介 オープンプログラム担当 : 鈴木 毅
4. サポートスタッフ募集のご案内
5. スタッフ短信
6. 編集後記

OBJオフィシャルFacebookページの「いいね!」をクリックして最新情報を!!
http://www.facebook.com/outwardboundjapan
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1. 「ユース・アウトワード・バウンド7日間」
コースディレクター:河合宗寛 (ムネ)

僕は昔、伯父に連れられてヨットの旅に出たことがあります。当時アウトドアに興味がなく、未知のことは不安に感じていた僕は、渋々海に出ました。
そこで出会った美しい景色、かっこいい大人たちは僕の価値観を変えました。真のかっこよさって、内面からにじみ出るものなんだと知りました。学校生活に戻る と、なんだか周りが小さく見えました。それまでの僕は、どこか自分に自信が持てず自分を大きく見せることに気を遣っていたようでした。
それがこの旅以来、「真にかっこいい男になりたい」と思って、自分を大きく見せることよりも、自分の中身を磨くことにエネルギーを注ぐようになりました。す ると未知のことに対して不安ではなくワクワクした気持ちが湧いてくるようになりました。どんどん様々なことに挑戦するようになり、何かやってみるとそこか ら得られることがあって、その都度成長できる自分を感じました。僕の人生が狭い世界を飛び出して成長のスパイラルに乗ったようでした。
ユース世代の皆さんにもぜひそんな経験をして欲しいと思っています。

◆コースの概要
1日目:ロッククライミング
2日目:シャワークライミング
3日目:沢登り登山遠征
4日目:沢登り登山遠征
5日目:沢登り登山遠征
6日目:沢登り登山遠征
7日目:ふりかえり、クロージング

【開催日】 2013年8月12日(月)~    8月18日(日)
【開催】  OBJ長野校周辺(長野県小谷村)、北アルプス周辺
【対象】  高校生、およびそれに準じる年齢の方
【集合】  JR大糸線平岩駅 12:10   ※ 昼食を済ませてから集合してください
【解散】  JR大糸線平岩駅 12:00
【参加費】 85,000円
【申し込み方法】 お申込みフォームより「ユース・アウトワード・バウンド7日間」をお選びください。

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2. スタッフエッセイ 「私の挑戦」     藤岡 良仁 (ヨッシー)

今回「私の挑戦」という題目をいただき、自分には何が書けるだろうと考えてみましたが、挑戦をキーワードにこれまでの自分、今の自分をあるがまま書かせていただくことにしました。昨年のメルマガでの自己紹介とかぶるところもありますがご容赦下さい。

自分にとって印象に残っている最初の挑戦は高校3年生の時、MTBで千葉の実家から兵庫の田舎まで帰ったときのことです。それまでアウトドアにはあまり縁の なかった私でしたが、高校2年生の時、平田オリザという方の世界一周自転車旅行の本や三浦雄一郎さんの「冒険から世界は広がる」を読み、非常に強い感銘を 受けました。その頃の自分は将来や人間関係に悩み、学校という枠、親の期待という枠、勉強という枠にがんじがらめの状態でした。枠の中で努力はしていましたが、「自分」というのが分からない、すごい息苦しさを感じていました。そんな中出発した旅。持っている地図は車のロードマップのコピー。いけると思った 道が自動車専用道路だったり、等高線もあまりないのでアップダウンも分からなかったり、大雨に振られたり・・・ハプニングも色々あったし、達成して何か明 快な答えが見つかった訳でもありませんでしたが、自分の意志で計画し、チャレンジしたことは一つの大きな自信になりました。

その後、浪人中にOBJの21日間のコースに参加し大学では山岳部に入りました。山岳部に入って半年ほど経つと山の魅力にのめり込み、いつかヒマラヤの山々を登りたいと夢を持つようになりました。毎週のように山に行き、危険な目にも何度か遭遇しましたが、情熱をもってここまで何かに打ち込めたのは人生で初め てだったと思います。苦しかったり大変なことも多い登山ですが、受験勉強では決して得ることができなかった充実感、わくわくする気持ちがその「挑戦」の中 にはありました。結局いつしか学業よりも山が大事になり、苦労して入った大学でしたが、将来が見えなくなって中退しました。何か決まっていたわけではあり ませんでしたが、山をフィールドに自分の情熱を注げるものを仕事にしたいと思っていました。

その翌年、冒険教育の指導者に興味を持ちOBJのJALTを修了しました。しかし、すぐにOBJで働きたいという気持ちよりはもっと勉強したいという思いが 残りました。大学を中退した引け目もあったかもしれません。最初は日本の大学で野外教育が学べるところを探していましたが、あまり編入できそうなところは ありません。そんなおり9.11の事件がアメリカで起こりました。こんなことが世界で起こるんだということが衝撃だったと同時に、日本という枠で考えている自分が何かちっぽけに思えました。もっと世界のことも知ってみたい、新しい環境でチャレンジしてみたい、そういう気持ちが強く湧いてきたのです。期待を 胸に渡ったアメリカでしたが、実際は思っていた以上に大変でした。当然といえば当然ですが、授業はすべて英語、課題もすべて英語です。小さな大学だったた め留学生もほとんどいなくて日本人は自分一人でした。もともと引っ込み思案で英語も得意ではなかった自分にはすべてがチャレンジでした。今になって思うと どうやって最初の頃を乗り切ったのか覚えていませんが、とにかく必死だったことだけは覚えています。自分で決めた道、親に学費をだしてもらっていること、 そしてなによりアウトドアが大好きという思いからとにかく頑張りました。

その後アメリカの大学を卒業し、日本に帰ってきましたが、なかなか自分の居場所を見つけることは出来ませんでした。OBJや他団体で野外教育やスキーの指導 に関わりながら、日雇いの仕事もするフリーター生活を3年ほど続けました。挑戦していたかというと、もがいていたそんな日々だったような気もします。

その後も、年齢的な迷いもありましたが大学院に行き、修了した後、美方高原自然の家で働き、そしてOBJ長野校に再び戻ってきた今の自分がいます。
書ききれなかったことも含め、紆余曲折の人生で常にチャレンジしてきたかというと、弱気になって落ち込んだこと、立ち止まってしまったこともたくさんありました。でも今振り返ってみて自分なりに自分らしく挑戦しながら生きてはきたのかなとも思います。自分の経験から「挑戦」について思うことは、「強制ではな く、自分の意志、自由意思によるチャレンジを大事にしたい」という思いと、苦しいばかりではなく、わくわくしたり、楽しかったり、充実していたり、その時の自分だからこそチャレンジできる挑戦があるんだなぁということです。

今の自分自身の一番の挑戦は、OBJという場で自分を発揮し、より責任ある立場で仕事をし、素晴らしいコースを実施していくという形で結果を残していくことです。そのためには、自分自身成長していかなければならないし、積極的に動いていきたいなぁと思っています。新しいことに挑戦していく、楽ではないですが、わくわくする気持ちを大切にこれからもチャレンジしていきたいなぁと思っています。

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3. スタッフ紹介
オープンプログラム担当 鈴木毅

はじめまして。
5月1日から常勤スタッフとしてOBJの仲間入りしたアセトンこと鈴木毅(つよし)です。このアセトンという名前は、私が2007年のJALTに参加した時に自ら付けたニックネームです。今回はこの奇怪なニックネームの由来とともに、なぜ私が今ここにいるのかをお話ししようと思います。

『私の履歴書に無かったもの』

1997年、大学4年生になった私は流れに乗って就職活動を始めました。当時はここ数年同様就職氷河期でしたが、運良く私はとある食品会社から内定をいただきました。しかし初めて社会に出るにあたり、特別食品業界を狙っていた訳でもない自身の中ではどうも据わりが悪く、就職活動を継続していました。そんな私の目に突如レーシングカーを造る企業のパンフレットが目に留まりました。幼少の頃から車や電車、モータースポーツが大好きだった私は当時すれ違う車の車種をすべて言い当て、欲しい車のパンフレットにおいては両親にお願いしてメーカーから取り寄せてもらったりもしていました。大人になったらその世界へ行くことは自然に私の意識に刷り込まれていき、気がつけば内定を断りモータースポーツの世界へ飛び込んでいました。

1999年、ワーキングホリデービザを取得し、オーストラリアへ渡りました。とにかく突然外国へ行きたかったのです。今思えば電車のように空港で切符を買って好きな国へ自由に行けると思っていた私にとって、それはとてつもない偉業だったなぁと今でも感心しています。

2001年、帰国後外資系人材育成の会社へ就職します。オーストラリアで野外活動の楽しさ知った私は漠然と屋外で仕事をしたいと考えるようになり”アウトドア研修 スタッフ募集”のタイトルに惹かれ、そのまま入社。『企業人に野外活動を通じてチームビルディングやリーダーシップを体得してもらう』というその事業内容 は、入社後に知ったのでした。

2007年、JALT&インターン修了後、妻と犬を連れてニュージーランドへ渡りました。アウトドア・アクティビティに傾倒していった私にとってそこは天国であり、念願だったフライフィッシングを始められた聖地でもあります。妻との間には子供も授かり、習得したかった英語も1年間集中して勉強する事ができ、プラ イベートの面ではとても充実した生活を送っていました。

そしてなによりアウトワードバウンドニュージーランド(OBNZ)のスタッフセレクションコースに参加し、OBJとOBNZとの違いを目の当たりにできた事が、今の自分にとって非常に大きなターニングポイントだったと思っています。

2010年末、帰国します。富士山麓で日本生活を再スタートさせ、約2年悩み、彷徨い、出た答えがここアウトワード・バウンド・ジャパンでした。

あの時OBJのコースの中にいた自分は、肉体、思考、精神・・・あらゆるものが今思い返しても最高な状態でした。その最高な状態はOBJのコースによって創り出され、自分に多くの気づきを与え、そして飛躍的な自己成長を遂げられたように感じています。この素晴らしい体験を多くの人にシェアしたい、そして日本 中にもっともっと広めたい、そうすればこの国はもっと元気な国になるはず。そしてこのOBJのプログラムにはそれだけの価値が十二分にあるはずだ。

コース後、そんな思いが心のどこかに染み出しました。その思いがより強く沸き出すきっかけとなったのがOBNZのコースに挑戦したことでした。

ニュージーランドでは毎年ベストワークプレイスに選ばれるほど組織そのものが豊かであり、ニュージーランドの大自然を生かしたプログラム内容はもちろんのこと、 魅力的なスタッフにも富んでいます。国民誰もが憧れ、知っているOBNZ。その認知度は、ロゴ入りTシャツを着て町を歩こうものなら誰しも『へい!何の コースに出たんだい?』と聞かれるほどです。

OBJもそうしたい、そうあるべきだ・・・OBJをそこまで伸し上げたい。

そんな思いが募り、くすぶり、富士山麓生活の中で突如爆発し、JALT修了から3年を経た今、妻と子2人と犬を連れ、ここ小谷村へやってきました。

私の意図はただ一つ。OBJのコースに一人でも多くの方にご参加いただくことです。そしてコースを通じて私と同じ様な最高の体験をした人が日本中に溢れる事が目標です。

並大抵な事ではありませんが、それに向けこれからガシガシ汗をかいていこうと思っています。そうですアセトンは汗っかきのアセなんです。その昔は汗っ搔きな自分が恥ずかしくて嫌いでしたが、JALTをきっかけにそれを自分のものにしてしまいました。「汗かく事はいい事だ」そうして私はひたすらペダルをこいだのです。

『私の履歴書に無かったもの』

それは仕事における明確な”意図”でした。自分はそこで何をし、何を実現したいのか。

モータースポーツの世界へ・・外国へ・・野外研修企業へ・・それらはどれも大きな挑戦であったと同時に、今の自分を司る無くてはならない財産ですが、その真意である意図は見えない経歴でした。

明確な意図を持った今回のOBJ就職は私にとってある意味初めての、本当の”就職”です。この就職をサポートしてくれた家族・友人・OBJに関わるすべての皆様に感謝すると同時に、全国のOBJファンの皆様、そしてこれからファンになってしまう皆様、これからOBJはますます発展していきます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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4. サポートスタッフ募集のご案内

財団法人日本アウトワード・バウンド協会(OBJ)では、子供を対象とした冒険教育プログラムの運営に関わって頂くサポートスタッフを募集しています。教育 や野外教育に興味のある方、キャンプに興味のある方、やってみたいと思った方、私たちと一緒にプログラムを提供し、子供の成長に関わってみませんか。関わって頂くコースは「ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブ」という、1年間で8回開催する週末型のコースです。下記の要項をご覧頂き、是非ご応募く ださい。

【募集要項】
■募集するスタッフの種類
サポートフタッフ

■サポートスタッフの役割
子供たちのグループのサポート、もしくはコースディレクターのサポートが主な役割です。安全管理や専門技術の指導など、コース全体の運営はOBJスタッフが行います。

■期間:各回とも3日間。1日目は準備日、2日目と3日目がコース日です。
第1回    2013年5月10日~12日                森の探検&ロッククライミング
第2回    2013年6月14日~16日                ラペリング&沢登り
第3回    2013年7月12日~14日                湖上泊&釣り
第4回    2013年9月27日~29日                川下り&キャンプ
第5回    2013年10月11日~13日              登山&キャンプ
第6回    2014年1月17日~19日                基地作り&雪遊び
第7回    2014年2月14日~16日                雪洞泊
第8回    2014年3月14日~16日                雪山登山

■集合
時間:各回初日の8:30
場所:OBJ長野校(長野県小谷村)
*JR北陸本線糸魚川駅より送迎あり。同駅改札前に集合日前日22:40、または翌朝7:45にお集まり下さい。

■解散
時間:各回最終日の18:50
場所:JR北陸本線糸魚川駅
*第3回と第4回はJR大糸線信濃大町駅18:50解散です。

■募集人数
各回4名。

■待遇
謝金:給与や謝金、交通費補助は支給致しません。
傷害保険:OBJ負担にて期間中に適用します。
食事:3日間の内、2日目昼食~3日目昼食はOBJより提供します。それ以外の食事は各自でご用意ください。
*糸魚川駅に集合後、最寄りのスーパーで買い出しをすることができます。
宿泊:1日目は長野校の宿舎泊、2日目はテント泊です。
持ち物:雨具、ヘッドランプ、衣類、水筒、デイパック、食器等は各自で用意してください。テントや寝袋など、活動に必要な専門装備は無料でお貸しします。詳しくは、コース開始前に送付する持ち物リストをご覧ください。

■申し込み方法
ホームページの申し込みフォームからお申込み下さい。サポートスタッフ担当者(由井、中村)が折り返し連絡します。
*募集人数を越えて応募があった場合は申し込み順とさせていただきます。

■ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブについて
概要:長野県小谷村を中心とした大自然のフィールドで、小学3年生~6年生を対象に年8回開催する週末型のコースです。地元小谷村や松本市、安曇野市などのJR大糸線沿線の各市町村や長野市の子ども子供たちが参加しています。
目的:冒険教育プログラムを通じて、やってみたいという好奇心やチャレンジ精神を高め、自ら物事に取り組む主体性を育むなど、子ども子供が成長するきっかけを提供しますする。
定員:各回16名(8名×2グループ)
対象:小学3年生~6年生

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5. スタッフ短信
梶谷耕一(ガジィ)
大網は今、美味しい季節です。旬は「わらび」、学校周りのそこいらじゅうに伸びています。昼休みに5分も歩けば晩飯分は十分確保できます。今日もおろししょうがでたんまりと頂きます。さてこれからは「山ウド」「行者にんにく」、た、たまりません。

中村伸治(モンド)
今年のJALTは大所帯でにぎやかです。そして気がつけばもう折り返しです。これからもあっという間に終わるんだろうな。一瞬一瞬を大事にしていきましょう!!

河合宗寛(ムネ)
丹沢に来ると思い出します。どこかに置いてきてしまった自分、取り戻したい自分、10年前本流を登ったときに込み上げてきたあの感覚。以来、あの経験が原動力となり、信念となり、物事にまっすぐぶつかっていくエネルギーとなってきました。

鈴木毅(アセトン)
前述の固い自己紹介はさておき、柔らかい自己紹介をします。1974年6月11日生まれの双子座AB型。2児と1匹(長野校の番犬チマ)の父であり道産子の夫です。長野県産の父と山梨県産の母のもと東京都は日野市に生まれ、八王子で育ちました。好きな事はMTB、釣り、徒歩、車。今後はカヤック、マラソン、 アルパインクライミング、ギター、日曜大工、米作り、お絵描き、太極拳、大型バイク・・・長生きせねば。

茶木知孝(チャッキー)
先日、我が家からカメムシがいなくなりました。暑くなり始めた日から突然と。毎日、何十匹も掃いて捨てていたことが嘘のようです。自然の摂理を改めて感じる今日このごろです。

藤森佐穂子(さお)
先日美術館で観た「柳宗悦展」。戦前後に、生活の中にある食器や着物・道具の美しさに気づき、民芸という言葉でそれらを広めた人。その土地土地の人の手で作 られた身の回りの物の、そこから生まれた自然な造形美を、風土の財産として称賛した人。モノやヒトが放つものが語ること・・無理なくひたむきに純粋なもの は人の心を捉えるのだな。

前田浩一(マエッチ)
この度、OBJの常勤スタッフを退職することになりました。JALTに参加してからあっという間の13年間でした。多くの方に支えられ、生かされてきたこと、本当に感謝しています。ありがとうございました。退職後も長野校がある小谷村大網地区に住み続けます。OBJとは非常勤インストラクターとして関わることが あるかもしれません。これからもアウトワード・バウンドをよろしくお願いします!

渡邉貴大(なべちゃん)
一ヶ月前までは雪がちらついていたというのに、最近は夏日が続いています。田んぼには水が張られ、信州の美しい夏の風景を眺める時間が僕は大好きです。

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6. 編集後記

今号よりメールマガジンの編集・配信を担当するにあたり、多くのスタッフから様々な事を聞き出し、吸収しています。来年で40才、吸収効率が下降気味ですが、同じく日々吸収&成長している1歳の長男に負けぬようすくすく育っていきたい思います。今後も内容を日々進化させ、より一層皆様にとって役立つメルマガにしていきたいと思います。 次回の配信は6月末です。どうぞお楽しみに!(鈴木)

http://www.obs-japan.org/

OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.18

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.18
2013年4月30日発行
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今年もジャルトが始まりました!総勢16名の参加者が9日間をかけて神奈川県小田原市の海岸から長野校を目指しています。76日間でどんなドラマが繰り広げられるのか。その始まりとなる大切な9日間です。
日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第18号が完成しました。今年は槍ヶ岳を目指す「アウトワード・バウンド信州9日間」のご案内やスタッフエッセイ、スタッフ紹介など、今号も盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、 4月29日までにOBJホームページよりお問い合わせやコース参加をお申込み頂いた方にも配信しています。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨をご返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

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1. コースピックアップ 「アウトワード・バウンド信州9日間」
2. スタッフエッセイ 「終わりと始まり」 オープンプログラム担当 前田浩一
3. スタッフ紹介 カスタムプログラム担当 渡邉貴大
4. サポートスタッフ募集のご案内
5. スタッフ短信
6. 編集後記

OBJオフィシャルFacebookページの「いいね!」をクリックして最新情報を!!
http://www.facebook.com/outwardboundjapan
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1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド信州9日間」
コース担当 猪狩修/藤岡良仁

初日から2日目にかけてロッククライミングと沢登りを経験し、3日目以降に裏銀座と呼ばれる山域から槍ヶ岳を目指すこのコースは、自分に秘められた可能性を感じる機会に溢れています。雲海から昇る朝日や空を覆い尽くす満天の星空など、自然から受けるインスピレーションを通して自らの心が解き放たれる瞬間を感じ、喜びや達成感を共有した生涯の仲間と出会うはずです。志を高く持ち、ありたい自分自身に向かって進み始める。この9日間はその大きな一歩となるでしょう。

【開催日】 2013年7月27日(土)~8月4日(日)
2013年8月10日(土)~8月18日(日)
2013年9月7日(土)~9月15日(日)
【開催】  OBJ長野校周辺(長野県小谷村)、北アルプス
【対象】  16歳~39歳
【集合】  JR大糸線平岩駅 12:10
【解散】  JR大糸線平岩駅 12:00
【参加費】 120,000円
【申し込み方法】  お申込みフォームより「アウトワード・バウンド信州9日間」のご希望の日程をお選びください。

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2. スタッフエッセイ 「終わりと始まり」
オープンプログラム担当 前田浩一

これまでたくさんの「終わり」と「始まり」を経験してきました。多くの場合、「終わり」は切なくて悲しくてやりきれないものでしたが、それはまた多くの場合、ワクワクしたりドキドキしたりする「始まり」を連れてきてくれました。今年もまた「終わり」と「始まり」が私に訪れようとしています

2000年にジャルトに参加してから13年が経ちました。ジャルトの最後に行った指導実習(自分たちで作った1泊2日のプログラムを地元の子どもたちに提供する、 ジャルトを締めくくる実習)に参加し、私たちが作ったプログラムで必死に頑張っている子どもたちを見て、その子どもたちがほんの少しでしたが成長したように感じて、そして当時インストラクターだった先輩たちに憧れて、アウトワード・バウンドのインストラクターになりたいと強く思い、その道を進み始めました。

あれから13年。「一人でも多くの人にアウトワード・バウンドを経験して欲しい」という思いは今も変わらず持ち続けています。私がこれまでに訪れたことのあるニュージーランドやシンガポール、香港では、その国の多くの人がアウトワード・バウンドを経験し、その価値を知っていました。「日本でアウトワード・バウンドのインストラクターをしている」と伝えると「誇りが持てる素晴らしい仕事をしているね」と言われたこともありました。自分が経験し、そして愛しているアウトワード・バウンド。日本でも多くの人が経験し、その価値を知り、そしてアウトワード・バウンドで働くことが憧れとなる日がきっと来ると確信しています。

この13年の間に自分がどれくらい成長したのか。今年の「始まり」でその真価が問われると思っています。13年前のジャルト2日目に見せつけられた弱い自 分。アウトワード・バウンドでの日々は、子どもの頃から目をそらし、逃げてきたその弱い自分と向き合った日々でした。不安や怖さがないと言えば嘘になりますが、今は新しい「始まり」が楽しみです。

関わり方は変わりますが、もちろん、これからもアウトワード・バウンドのために、大好きな長野校のために微力ながらサポートしたいと思っています。皆さんともどこかでお会いする機会を楽しみにしています。そして長野校は来年、OBJの常設校となって四半世紀目を迎えます。これからも、そして次の四半世紀もアウトワード・バウンドを、長野校をどうぞよろしくお願いします!

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3. スタッフ紹介
カスタムプログラム担当 渡邉貴大

はじめまして。今年度からカスタムプログラムを担当致します、渡邉と申します。スタッフ紹介ということですが、今回は私がどのような縁?切っ掛け?でこの冒険教育の領域に足を踏み入れたのかをご紹介したいと思います。

私の出身は里山の風景が残る岐阜県の八百津町という町で、大学に進学するまでの18年間をその地で過ごしました。岐阜と聞いてピン来ない方もいらっしゃると思いますが、登山やカヤックをされる方であれば北アルプスや長良川などの魅力的なアウトドアフィールドを想起されるのではないでしょうか。私の故郷である八百津町も美しい自然に囲まれた町で、幼少の頃は裏山や田んぼで日が暮れるまで遊びまわり、毎日が冒険!!という日々を過ごしていましたが、中学・高校時代は里山で遊ぶというようなこともしなくなり、魅力的な自然環境が周りにはあるものの、アウトワード・バウンド(以下OBJ)のような大自然の中で冒険活動をする世界とはあまり縁のない生活を送っていました。

私が冒険することへの魅力に気づきを得たのは、大学3年の夏に友人に誘われ槍穂を縦走をしたことがきっかけでした。その夏は当初、アフリカのタンザニアへ旅することを計画しており、ついでにキリマンジャロへ登ってやろうと考えていたのですが、その話をワンダーフォーゲル部の友人に話した所、「登山経験のない君が5000m級の山にいきなり登るのは危険過ぎる。僕がまず日本の山へ連れて行ってやる。」と助言をされ、それが初めての山行となりました。キリマンジャロに登ろうとしていた人間です。日本の山なんて余裕で登れるだろうと高をくくっていたのですが、その余裕はすぐに消えてなくなりました。背中に伸し掛かる重たいバックパック、高度が上がるにつれ苦しくなる呼吸、やっとの思いで稜線に出たと思ったら次は猛烈な雨風の洗礼を受ける始末・・・自然の前ではこれほどまでに人間はちっぽけなのだなと痛感し、身も心もボロボロになりながらやっとの思いで4日間の山行を終えることができました。5000m級の山に登ろうとしていた私ですが、3000m級の山ですでにタジタジ。これではいかんということで、それからはめっきり登山にのめり込むようになりました。すると、はじめは重くて仕方がなかったバックパックも平気で担げるようになり、コースタイムギリギリで歩いていたトレイルもその半分程度の時間で歩けるようになっていきました。毎回楽な道のりではありませんでしたが、山へ行く度に以前の自分よりもさらに何か出来る自分になって帰って来られることが嬉しくて、そんなひとつひとつの冒険の中での経験や、未知なる自分との出会いが『もっと出来る自分=自分の可能性』に気づきを与えてくれました。そしてそんなひとつひとつの経験が、私に冒険教育の世界で活動することを志す切っ掛け、つまり原体験となったのでした。

そんな私がOBJと出会ったのは一昨年のことでした。『冒険×学び』を活動としている分野に興味があると常々話しをしていた私に、とある友人が冒険教育なる分野があるらしいという情報と共にOBJを紹介してくれました。これだ!と思った私はその当時勤めていた職を辞して、OBJが提供するJALTという76日間の冒険教育指導者育成コースを受講することにしました。JALTでは衝撃の連続でした。大自然の中でのダイナミックな活動、また、その中でうまれる人間模様は日常生活よりもリアルなもので、大自然と対峙し、人と対話することを通じ、自分や自分たちが持つ可能性を感じること、高めることができるのだと知りました。そして、76日間の経験を経て冒険教育という領域に魅了された私は、次第にこの体験をより多くの人に提供し共有したいと思うようになっていきました。こうして私はOBJの門を叩き、冒険教育というフィールドに足を踏み入れることになったのでした。

最後に…

OBJで活動をはじめてまだ日が浅い私ではありますが、様々なコースに関わる中で、人が持つ可能性というものを毎度感じてきたように思います。それは何故か。厳しい環境の中で迅速かつ的確な判断をくだしサバイブするためには、自分や自分たちを偽ることはできません。OBJの冒険活動はまさにその厳しい環境 そのもので、私たちはその中で自身の欲求に気づき(気づかされ)、「自分は何がしたいのか」と自らに問いはじめ、真に自分が望むゴールに向け歩みを進めはじめるのです。そして、結果的にそれが今まで踏み出せなかった一歩踏み出す決意や勇気となり、仲間と本音でぶつかり、巻き込み、困難な壁を突破するプロセスを築きあげていくことになるのだと私は考えています。この経験こそが自分の可能性を高めることになるのではないでしょうか。

冒険教育の場にはそんな力があるのだと信じ、私はOBJで活動をしています。

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4. サポートスタッフ募集のご案内

財団法人日本アウトワード・バウンド協会(OBJ)では、子供を対象とした冒険教育プログラムの運営に関わって頂くサポートスタッフを募集しています。教育や野外教育に興味のある方、キャンプに興味のある方、やってみたいと思った方、私たちと一緒にプログラムを提供し、子供の成長に関わってみませんか。関わって頂くコースは「ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブ」という、1年間で8回開催する週末型のコースです。下記の要項をご覧頂き、是非ご応募ください。

【募集要項】
■募集するスタッフの種類
サポートフタッフ

■サポートスタッフの役割
子供たちのグループのサポート、もしくはコースディレクターのサポートが主な役割です。安全管理や専門技術の指導など、コース全体の運営はOBJスタッフが行います。

■期間:各回とも3日間。1日目は準備日、2日目と3日目がコース日です。
第1回    2013年5月10日~12日                森の探検&ロッククライミング
第2回    2013年6月14日~16日                ラペリング&沢登り
第3回    2013年7月12日~14日                湖上泊&釣り
第4回    2013年9月27日~29日                川下り&キャンプ
第5回    2013年10月11日~13日              登山&キャンプ
第6回    2014年1月17日~19日                基地作り&雪遊び
第7回    2014年2月14日~16日                雪洞泊
第8回    2014年3月14日~16日                雪山登山

■集合
時間:各回初日の8:30
場所:OBJ長野校(長野県小谷村)
*JR北陸本線糸魚川駅より送迎あり。同駅改札前に集合日前日22:40、または翌朝7:45にお集まり下さい。

■解散
時間:各回最終日の18:50
場所:JR北陸本線糸魚川駅
*第3回と第4回はJR大糸線信濃大町駅18:50解散です。

■募集人数
各回4名。

■待遇
謝金:給与や謝金、交通費補助は支給致しません。
傷害保険:OBJ負担にて期間中に適用します。
食事:3日間の内、2日目昼食~3日目昼食はOBJより提供します。それ以外の食事は各自でご用意ください。
*糸魚川駅に集合後、最寄りのスーパーで買い出しをすることができます。
宿泊:1日目は長野校の宿舎泊、2日目はテント泊です。
持ち物:雨具、ヘッドランプ、衣類、水筒、デイパック、食器等は各自で用意してください。テントや寝袋など、活動に必要な専門装備は無料でお貸しします。詳しくは、コース開始前に送付する持ち物リストをご覧ください。

■申し込み方法
ホームページの申し込みフォーム(http://www.obs-japan.org/applysupportstaff/)からお申込み下さい。サポートスタッフ担当者(由井、中村)が折り返し連絡します。
*募集人数を越えて応募があった場合は申し込み順とさせていただきます。

■ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブについて
概要:長野県小谷村を中心とした大自然のフィールドで、小学3年生~6年生を対象に年8回開催する週末型のコースです。地元小谷村や松本市、安曇野市などのJR大糸線沿線の各市町村や長野市の子ども子供たちが参加しています。
目的:冒険教育プログラムを通じて、やってみたいという好奇心やチャレンジ精神を高め、自ら物事に取り組む主体性を育むなど、子ども子供が成長するきっかけを提供しますする。
定員:各回16名(8名×2グループ)
対象:小学3年生~6年生

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5. スタッフ短信
梶谷耕一(ガジィ)
4月になって新入社員研修のプログラムを立て続けに担当しました。かれこれ30年前、自分が大学を卒業し、社会に出て自分の力でお金を稼ぎ、自分の責任で使える喜びを感じたことを思い出しました。親の束縛から開放され自由を得た感覚がありました。「責任とお金と自由」、この3つは今でも自分のテーマなのです。

河合宗寛(ムネ)
最近、醤油とんこつがくどくて食べられません。煮干し&野菜ダシがおいしいですね。大人になったのでしょうか・・・・。えっと、ラーメンの話です。

茶木知孝(チャッキー)
息子が入院をしたことにより改めて日々健康に生きることの有り難みを実感しました。日常生活が日常であるということはとても幸せなことなのですね。

藤森佐穂子(さお)
先日98歳で祖父が他界し、葬儀を通して社会の中で懸命に生きた祖父の姿が見えてきました。でも私は、おしゃべりがちょっと苦手そうで質素だった普段の祖父に、ずっと親しみを感じてきました。自分のルーツとなる人の死。さみしいけれど受け継いでいる何かを大切にしてゆこうと思いました。

前田浩一(マエッチ)
今年も田んぼの準備が始まりました。と思ったら苗代を伏せ込んだ途端の寒波と雪。田んぼも畑も楽じゃない分収穫の喜びはひとしお。アウトワード・バウンドにも通じるところがあるなぁ。。。

渡邉貴大(なべちゃん)
兄の結婚式に参列しました。参列者全員が楽しめる工夫が随所にあり、とても素敵な場がうまれていました。いい場づくりのヒントを得たような気がします。それにしてもいい式だったなあ。

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6. 編集後記
2011年7月に配信した第1号から今号まで、メールマガジンの編集を担当してきました。読者の皆様に支えられて今日まで配信を続けられたことに大変感謝しています。本当にありがとうございました。来月号からは長野校の新しいスタッフが編集を担当します。これからも変わらず、日本アウトワード・バウンド協会長野校発行メールマガジン、OBS Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」をよろしくお願いします。

次回のメールマガジン配信は5月末です。どうぞお楽しみに!(前田)

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.17

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.17
2013年3月31日発行
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皆さんこんにちは。長野校周辺では例年のこの時期としては珍しいほど雪解けが進んでいます。ふきのとうがあちらこちらで顔を出し、雪解け水が大網の集落内を先を急げとばかりに流れています。春。長くて厳しい冬の後に必ずやって来る春が、今年は一足も二足も早く訪れています。
日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第17号が完成しました。明日から始まる新年度の新しいコース、「アウトワー ド・ バウンド関東2日間」「アウトワード・バウンド関西2日間」のご案内やスタッフエッセイなど、今号も盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、 3月29日までにOBJホームページよりお問い合わせやコース参加をお申込み頂いた方にも配信しております。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨をご返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

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1. コースピックアップ 「アウトワード・バウンド関東2日間」「アウトワード・バウンド関西2日間」
2. スタッフエッセイ 「30代へのパスポート」 ラーニング担当 松本聡
3. スタッフ短信
4. 編集後記

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1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド関東2日間」「アウトワード・バウンド関西2日間」
2013年、アウトワード・バウンドは初めて2日間のコースを開催します。今年は1回の週末でアウトワード・バウンド・コースに参加できるようになりました。2日間という短い期間ですが、その中に詰め込まれたアウトワード・バウンドのエッセンスを是非感じ取ってください。また、2日間のコースでは年齢の区分がありません。16歳〜70歳のどなたでも参加できます。関東と関西で開催する2日間コース。普段の週末を特別な週末に。自分の成長に向けて週末を投資してみま せんか?

■関東2日間
【開催日】
2013年5月18日(土)~19日(日)
2013年5月25日(土)~26日(日)
2013年6月1日(土)~2日(日)
2013年7月6日(土)~7日(日)
2013年7月13日(土)~14日(日)
2013年9月28日(土)~29日(日)
2013年10月5日(土)~6日(日)
【開催地】西湖(山梨県)、宝永山(静岡県)
【集合】 富士急行線河口湖駅
【解散】 JR御殿場線御殿場駅
【対象】 16歳~70歳
【参加費】 35,000円
【申し込み方法】 ホームページのお申込みフォームより、「アウトワード・バウンド関東2日間」のご希望の日程をお選びください。

■関西2日間
【開催日】
2013年5月11日(土)~12日(日)
2013年6月15日(土)~16日(日)
2013年6月22日(土)~23日(日)
【開催地】金毘羅山(京都府)、八淵の滝(滋賀県)
【集合】 叡山本線八瀬比叡山口駅
【解散】 JR湖西線近江高島駅
【対象】 16歳~70歳
【参加費】 35,000円
【申し込み方法】 ホームページのお申込みフォームより、「アウトワード・バウンド関西2日間」のご希望の日程をお選びください。

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2.スタッフエッセイ 「30代へのパスポート」
ラーニング担当 松本聡

1月にめでたく?30歳を迎えたので、個人的な散文を、少し力みながら書かせて頂こうと思います。

みなさんは「矢沢永吉」というロック歌手をご存知でしょうか。
知らない人の方が少ないかもしれません。
彼は29歳の頃、こんなことを言っていました。

「広島から来たのが18歳でしょ。
この10年間っていうのは、ハッキリ言うけどグシャグシャの10年間だったわけ。
ほんと良かったと思うね。汗かいて良かったと思う。
だから僕はいつも仲間に言うのよ。30歳になる時、男は色気がつくからね。
20代頑張ってないやつはパスポートもらえないんだよって。
パスポートにちゃんと判を押してもらわないと20代に入れないから。
だから『泣くなよ』って俺は言うわけ。
泣かないために、パスポートもらうために、申請だせるようにしないといけない。
で、俺は自分でパスポートもらえたかなと思った時に、
やっとどうにかもらえたんじゃないかと思うわけ」
(映画「RUN&RUN」より)

そして2005年、56歳になった矢沢永吉は、
27年前の自分の映像を観て、こう感想を述べました。
「今僕(矢沢)が言っていると思わないでください。
(例えば)あるプロデューサーがこれを観て言っているとしたら、
そりゃこの人はsuccessしますよ。
だってブレてないもん。全然ぶれてない」
「僕は多分今まで自分のこと自己暗示掛けてきたと思うよ。
『お前できる』とか『お前最高だよ』とか『お前はやれるから』、
『お前は絶対星つかめるよ』と・・・」

 「永ちゃん」と比べたら、過ごした時代もバックグラウンドも、
置かれている状況も全然違うけれど、自分が過ごしてきた20代を思い返してみる。

大学時代に漠然と箱根駅伝を目標にしていた日々、
青年海外協力隊として過ごしたモザンビークでの日々、
そして、ここアウトワード・バウンドでの日々。
思い返してみると未熟すぎる自分がそこかしこにいて、恥ずかしい記憶が鮮明に蘇ってくる。
その当時にはその当時なりの一歩を踏み出していたものの、どう考えても誇らしげな日々ではない。
確固とした芯を持てず、色んな波に揺さぶられていた。
そのもがきは現在進行形で続いている。
「ここにいる自分からまた始めていくしかないんだ」
情けないけれど、過去を振り返るたびにいつもそう思う。
だからこそ、そんな日々を共にしてくれた人たちに感謝せずにはいられない。

シンプルになれた時、初めて複雑さを扱えるようになる。
沢山のもがきを経験していくことで、感じ方を感じ、学び方を学べるようになっていく。
それがこの10年で得たものだろう。

30代へのパスポートをもらえたかどうかはわからない。
それでも、現に新しい10年に突入し、未だに生かされているという事実があるわけで。
これからも続いていく目の前の時間を、何のために費やしていくのか。
自分を突き動かすような使命感から逃げたくはない。

人生80年と言われて久しい。
これからの50年、何もしなくてもあっという間に過ぎていくだろう。
30代、40代、50代と重ねていくことで、一体何が残せるか。
ガツガツと働くこと、丁寧に暮らすこと。
時間の使い方は人それぞれだが、日々の積み重ねが、刻々と自分の年輪を深めていく。
やがては屋久島の縄文杉のように、
いや、例え無名の木立のままでもかまわないけれども。

「この自分をもっと輝かせたい」
根底にあるその衝動はなかなか消えない。
プスプスとくすぶっている時間の方が多いとしても、
未熟な内面の、さらに奥底にある、自分を自分たらしめる何か。
そいつを引っ張りだしてやりたい。

表面的なポジティブ思考でもなく、白か黒かという線引きでもない。
内面でうごめくグレーゾーンと共に、
「30代のうちに何をすべきか」
その問いと真剣に向き合い、実現していきたいのだ。
それが結果的に「俺は生き抜いたんだ」という証になっていく。

「純粋さは時に人を傷つける」
そう言われたことがある。
自分の想いだけでは、前に進めないこともある。
でもそこに意味があるのなら、
いつまでも青臭い匂いのする人間でありたい。

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3. スタッフ短信
梶谷耕一(ガジィ)
大阪の海遊館でイカが群れて泳ぐのをはじめてみました。バラバラな動きをしていたイカたちが一瞬だけ整列したのです。ほんの2〜3秒、彼らも繋がっているんですね。いよいよ富山湾は蛍烏賊が上がります。楽しみだなぁ~

加藤剛(ゴウ)
長い冬が終わり、庭先には福寿草が咲き始めました。ほっとする時間。雪の処理をしながら今年の反省と来期の雪の処理の方法のやり方を考えてます。とりあえず、今は、一服しよう。春だー!

河合宗寛(ムネ)
シャトル。。。なんだか急にさびしくなってきたぞー

茶木知孝(チャッキー)
今年から猛烈な花粉症。花粉症の人の気持ちが痛い程分かります。しかし、大網集落のお爺ちゃんやお婆ちゃんに辛そうな人をあまり見かけません。発症しない秘訣を知りたいなぁ。。。

中村伸治(モンド)
亡くなった元スタッフのことを振り返る機会がありました。クライマーだった彼は「技術よりも気持ちの面でOBSから得たものが大きかった」と言っていたことを思い出しました。技術はもちろん大事、でも気持ちはもっと大事。これからもそうありたいと思う。

藤森佐穂子(さお)
シンプルな自分の気持ちに気づき、大切に。

前田浩一(マエッチ)
この冬は色々ありました。その中でもあの瞬間、降っている雪が止まって見えたあの瞬間が今も瞼に焼き付いています。また少し、冬が好きになりました。

松本聡(シャトル)
3月18日を以て、OBJを離れることになりました。ここでの日々は、自分で自分を成長させていく機会を与えてくれたように思います。「切り拓く人になる」、これは僕にとっても長いテーマになりそうです。ありがとうございました。

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4. 編集後記
2012年度最後のメールマガジン。月に一度、読者の皆さんにアウトワード・バウンドの今やスタッフの思い、経験をお伝えしてきました。購読して頂いている方も徐々に増えてきていて本当に嬉しいです。これからも読んで面白いことはもちろん、皆さんが自分を見つめ直すきっかけとなるようなメールマガジンを目指します。明日から始まる新年度のコース情報もどんどんお伝えします。2013年度もアウトワード・バウンドのメールマガジンを宜しくお願いします。

次回のメールマガジン配信は4月末です。どうぞお楽しみに!(前田)

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.16

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.16
2013年2月28日発行
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この冬の長野校周辺は、2月中旬からかなりの量の雪が降っています。例年は2月中旬をピークに降雪量が減り、除雪の心配をしなくて済むのですが。。。ここにはまだまだたっぷりと雪があります。皆さん、是非一度雪のアウトワード・バウンドを経験しにきて下さい。

日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第16号が完成しました。3月に開催する「ジュニア・アウトワード・ バウンド5日間」のご案内やスタッフエッセイなど、今号も盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、 2月25日までにOBJホーム ページよりお問い合わせやコース参加をお申込み頂いた方にも配信しております。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨を ご返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

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1. コースピックアップ 「ジュニア・アウトワード・バウンド5日間」
2. スタッフエッセイ 「僕がアウトワード・バウンドに出会うまで・・・」 カスタムプログラム担当 梶谷耕一
3. スタッフ短信
4. 編集後記

OBJオフィシャルFacebookページの「いいね!」をクリックして最新情報を!!
http://www.facebook.com/outwardboundjapan
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1. コースピックアップ「ジュニア・アウトワード・バウンド5日間」
コースディレクター:猪狩修

ジュニア・アウトワード・バウンドのチャレンジはスケールの大きな自然の中で繰り広げられます。3月26日からの春休みのコースでは、雪がたっぷり残っている長野校周辺で、雪合戦やそり遊び、そして雪上でキャンプをしながらの雪山登山にチャレンジします。仲間と過ごすこの5日間はいつまでも心に残る経験となり、子どもたちの将来の可能性を広げる、そのきっかけとなるでしょう。経験を積んだインストラクターが子どもたちのチャレンジをサポートし、安全を確保し ます。雪の楽しさも厳しさも全て経験する5日間に是非ご参加下さい!

【開催日】 2013年3月26日(火)~3月30日(土)
【開催地】 OBJ長野校周辺(長野県小谷村)
【集合】  JR大糸線平岩駅 12:10
【解散】  JR大糸線平岩駅 12:00
【対象】  小学3年生〜中学3年生
【参加費】 50,000円
【申し込み方法】 ホームページのお申込みフォームより、「ジュニア・アウトワード・バウンド5日間」をお選びください。

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2.スタッフエッセイ 「僕がアウトワード・バウンドに出会うまで・・・」
カスタムプログラム担当 梶谷耕一

僕がOBJで働き始めてから四半世紀になる。(平成元年にここに来たので実にわかりやすい)その間に本当に多くの人に出会ってきた。冒険プログラムの中で参加者の皆さんとさんざん泣き笑いをし、スタッフとは人間教育の本質を求めてさんざんやりあった。この土地、大網の人たちはそっと支えてくれた。多くの出会いと別れの中で僕の心は揺さぶられながらもココに根が張った。ココに来るまでに4人のキーマンがいた。極めてパーソナルな話で恐縮だか書き留めておきたい。

■吉野さん
僕は大学卒業後、実家のある福井の小さな地方出版社で働いていた。タウン誌を発行したりローカルな新聞を請け負ったりしていて、広告営業の仕事とタウン誌の記事を書く両方の仕事をしていた。ある時編集長から「海沿いの小さな町でダイビングショップを始めた吉野さんという人がいるから、一度取材してきてくれ!」と頼まれた。僕も大学時代にダイビングをやっていたので、ワクワクしながら取材に出かけたのだ。彼は24歳で自分と同じ年齢だった。大好きなダイビングを仕事にするために運送屋で働き、夜は屋台でラーメン屋をやっていること、今までに夢の実現ためにやったこと、そしてこれからの具体的な夢を語ってくれた。

僕にとっては衝撃だった!
本気で生きようとする、本気で自己実現したいというエネルギーの塊を投げつけられた感じがした。そして全く投げ返せない自分がいた。「自分は何やってんだろう?」と向き合う時間が始まった。ぼちぼちでいいのか?とりあえずでいいのか?そして自分探しの旅に出ることになる。

■益田くん
25歳の時、カナダでワーキングホリディ制度が始まった。大自然の中で仕事がしたいとまずは出かけて行った。バンクーバー島の真ん中に「ストラスコナ・パーク・ロッジ」というアウトドア学校併設のロッジがある。これからの自分の生き方の手がかりがないものかと訪れた。益田くんはそこでごく普通に草むしりをしていた。彼は日本の大学4年生だった。大学の単位取得もほぼ取り終わり、いい機会なのでストラスコナに遊びに来たとのこと。僕が「アウトドアの仕事がしたいと考えている」と話すと、カナダのいろんな場所を紹介してくれた。そのひとつにアウトワード・バウンドがあった。「アウトワード・バウンドという世界的な冒険学校があるよ。結構いいらしい。バンクーバーにもトロントにもオフィスがあるから寄ってみたら。僕もそのうち行こうと思っているけどね」

彼のスタンスは常に自然体だった。なにか無理している感じがなく、全てが当たり前に進められ、楽にコミュニケーションができる人だった。前出の吉野さんとは対照的で、こんな生き方もいいなぁと憧れる存在だった。

■Mr.ブライアン
益田くんの勧めから、コロラドのアウトワード・バウンドのプログラムに参加した。そこでの話はOBJメルマガVol.1で書いた。( http://www.obs-japan.org/mailmag1/ )その時の僕の所属したチームのインストラクターがブライアンだった。彼はプログラム中、ほとんど存在感がなかった。振り返りの時間がある夕方になると森の中から突然現れ、振り返りが終わるといつの間にか消えている。僕がその プログラムの中でどうしても続けられない思いに駆られてリタイアの希望を彼に告げた時に、彼は全てを見透かしてこう言い切った。「コウイチのチャレンジは荒野を歩くことでなく、今ここにいる仲間と逃げないで関わることだ。そうだろ」そうだった。見事に僕の核心を見抜かれていた。

アウトワード・バウンドの経験とブライアンとの出会いで、僕が何をしたいのかが明確になった。それは自分が成長したように人にも経験から成長して貰うことだった。「この仕事がしたい」と心から思い始めた。

■大橋さん
「日本でアウトワード・バウンドのような冒険教育をやりたい」そんな思いを胸に日本に帰ってきた。とは言え現実は甘くなく、仕事は前職を活かせるアウトドア雑誌の編集部に身を置いていたものの、アウトドアの学校を作るにはどうして良いかわからないまま、ずるずると2年が過ぎていた。当時、僕は大橋さんという女性と付き合っていて、真剣に結婚を考えていた。しかしそんなに稼ぎのある状態ではなかったため、仕事を変えることを考えていた。 たまたま友人から「自動販売機設置の仕事を始めるから一緒にやらないか」と誘われていた。その時の僕の給料の3倍のサラリーだった。「結婚するためにはこの仕事をするしかない」と大橋さんに相談した。

「夢がないあなたと結婚する意味はない」と彼女は言い切った。夢を捨てずに彼女と結婚した。その数ヵ月後、「アウトワード・バウンドの日本校を作るので取材に来てくれないか」と、勤めていた雑誌編集部に電話があった。もちろん僕は飛んでいった。

この4人との出会いがあったから、僕はアウトワード・バウンドに出会うことができた。そして好きな仕事を好きなだけやらせて頂いている。いつも限界を超えることを求められる厳しい仕事だけれど、人の成長に寄り添える最高の仕事だと思う。

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4. スタッフ短信

梶谷耕一(がじぃ)
今年の冬はカンカンに冷え込んでいます。あんなにいっぱい薪割りをしたのに、もう我が家の薪は底をつきそうです。マシンでなく地面を走れる春が、今年は特に待ち遠しい。

河合宗寛(むね)
わたくし、河合宗寛30歳、父親になりました!!!

中村伸治(モンド)
ウィンターシーズンも残りわずか。バックカントリースキー好きの私ですが、最高と思える1本を今年はまだ滑っていません。待ってろよ真那板山!!

藤森佐穂子(サオ)
じゃがいもの皮むきは飽きません。きれいにむけると、10個でも100個でも飽きずにむき続けます。餃子も、これまた飽きずに100個でも200個でも包み続け、きれいに並んだのを見てはにんまりと。・・こうして時間は過ぎるのでした。

前田浩一(マエッチ)
昨年12月から住み始めた古民家。今年から少しずつ手を入れていきたいと思っています。臭わないトイレ、寒くないお風呂場、うろうろしなくていい台所、などなど。楽しみながらやっていきます。

松本聡(シャトル)
最近はバックカントリーのパウダーよりも、ゲレンデのコブ斜面に夢中です。今までできなかった動きが身についていくのはとても気持ちいいですね。来月はSAJの1級にチャレンジします。受かるかなぁ~・・・。

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5. 編集後記

アウトワード・バウンド・シンガポール(OBS)からスキーをするために来日した仲間が長野校を訪ねてくれました。私が2年前にOBSを訪れた時、彼女に は大変お世話になりました。長野校での滞在は短かったですが、OBJや信州の冬を楽しんでもらえたと思います。日本人でも外国人でも、大人でも子どもでも、ひとりでも団体でも、長野校を訪れる人は温かく迎え入れてあげたいと心から思っています。いつでも、来て下さいね。

次回のメールマガジン配信は、3月末です。どうぞお楽しみに!(前田)

発行元:財団法人日本アウトワード・バウンド協会長野校
http://www.obs-japan.org/

OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.15

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.15
2013年1月31日発行
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年が明け、2013年になりました。皆さんいかがお過ごしですか?OBJ長野校のある小谷村は雪が降ったりやんだりの1月でした。1ヶ月ずっと雪が降り続いた昨年の1月と比べると随分楽?な冬を過ごしています。皆さんも是非一度、雪国の素晴らしさを体験しに来て下さい。
日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第15号が完成しました。2月〜3月に開催する「アウトワード・バウンド信州9日間」のご案内やスタッフエッセイなど、今号も盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、 1月30日までにOBJホーム ページよりお問い合わせやコース参加をお申込み頂いた方にも配信しております。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨を ご返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

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1. コースピックアップ 「アウトワード・バウンド信州9日間」
2. スタッフエッセイ 「家族」 オープンプログラム担当 前田浩一
3. スタッフエッセイ   「自分自身であること」   キッチン担当 藤森佐穂子
4. スタッフ短信
5. 編集後記

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1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド信州9日間」
コースディレクター:中村伸治

アウトワード・バウンド信州9日間は、特に大学生の方々や纏まった時間を取ることの出来る若い方々にお勧めしたいコースです。2月から3月にかけての長野校周辺はまさに一面の銀世界。思う存分雪と戯れることが出来ます。2月23日から始まるコースでは、前半に八ヶ岳でのアイスクライミング、後半に雪山登山を予定しています。また、3月16日から始まるコースでは、長野校周辺の雪山登山にどっぷりと浸かる9日間を予定しています。これらのコースには、夏 ならば歩くことの出来ない藪山が一面の雪原になるなど、雪や氷が全てを覆い尽くした世界だからこそ味わえる自由があります。寒いからこそ感じられる、炎の暖かさや人の温もりがあります。そして、どちらのコースも、雪や氷に包まれた世界で思いっきり体を動かすからこそ見えてくる自分自身や仲間の姿に心を動かされることでしょう。加えて、これまでの自分を振り返るとともに、これからの自分の在り方を考える大きなきっかけになるでしょう。

日程A
【開催日】    2013年2月23日(土)~3月3日(日)
【開催地】    八ヶ岳、OBJ長野校周辺(長野県小谷村)
【集合】     JR中央本線茅野駅  9:25
【解散】     JR大糸線平岩駅 12:00
【対象】     16歳~39歳
【参加費】    120,000円

日程B
【開催日】    2013年3月16日(土)~3月24日(日)
【開催地】    OBJ長野校周辺(長野県小谷村)
【集合】     JR大糸線平岩駅 12:10
【解散】     JR大糸線平岩駅 12:00
【対象】     16歳~39歳
【参加費】    120,000円

【申し込み方法】    AとBの日程ともウェブサイトのお申込みフォームより、「アウトワード・バウンド信州9日間」をお選びください。

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2.スタッフエッセイ 「家族」
オープンプログラム担当 前田浩一

「おはよう」「おはよう」

挨拶で一日が始まる。
いつもの、そして幸せな一日の始まり。

「いってきます」「いってらっしゃい」

何でもないやりとりが、何だか心地いい。

「ただいま」「おかえり」

灯りの灯る家に帰る喜び。
新しい家族の始まり。

昨年春、私の母方の祖父の米寿を祝いました。
本州最南端の町に集まったのは祖父と祖母、その子ども4人とそれぞれの配偶者が4人、その子ども(祖父からみた孫)10人のうち5人他、総勢17名。
関西のノリ?もあって賑やかな会。
一番嬉しそうだった祖母。
年甲斐もなくはしゃいでいた三人娘と少し照れていた一人息子。
大勢の家族に囲まれて幸せそうな祖父。
ほぼ全員集合の集まりは過去に記憶がなく、この先もう二度とないような気がしていました。
私は奇跡のようなその光景を、生涯忘れないよう瞼に焼き付けていました。

私が家族のことを意識し始めたのは20代半ばの頃でした。
留学先のホームステイで家族同様に過ごさせてもらい、その温かさを肌で感じました。
ホームステイ先とうまくいかない人も少なからずいた中、私はラッキーだったと思います。
ホームステイ先の両親は、私に日本の家族のことをよく尋ねました。
「家族が一番大事。大切にしなさい」と言っていたのを今でも覚えています。
家族から遠く離れ、異国の地で家族の温かさに触れたことで、本当に大切なものに気づくことが出来ました。
留学先で、私はその後の人生に掛け替えのないものを沢山得ました。
その中でも家族に対する意識が変わったこと、感謝の気持ちを持つようになったことは、それだけでも留学した価値があったと思えました。

祖父の米寿を祝う会。
そこには祖父が生きてきた「証」がありました。
世界中の人に認められるような功績を残した訳ではなく、人の役に立つ素晴らしい発見をした訳でもない。
それでもそこにあった、祖父が生きてきた「家族」という名の証は賞賛に値するものだと思いました。
「祖父がいるから、今、私がいる」
感謝してもし尽せない思いは今も私の胸の中にあります。

私も約3年前に結婚し、新しい家族を持ちました。
これまでの家族にも、これからの家族にも、いつも感謝の気持ちを忘れずにいたい。

「おやすみ」「おやすみ」

挨拶で一日が終わる。
いつもの、そして幸せな一日の終わり。

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3.スタッフエッセイ  「自分自身であること」
キッチン担当 藤森佐穂子

ふと思った。
時間が経つのも忘れるほどに、自分の体が動いている事ってなんだろう、と。

昨年はよく、プライベートで庭の草取りをした。これがなぜか、全く飽きない。
それまでも好きで、確かに時間が経つのも忘れるくらいだったのだが
昨年たまたまお借りしていた家の庭が広く、素朴な草花の咲く庭であり、
休日は日が暮れるまで、庭で草取りをしたり、秋には落ち葉を片付けたりしていた。
辺りを覆っていたツル科の植物を取ったあとに、むらさき色の野こん菊などが姿を現すと、うれしくなってきてしまう。
ツル植物もそれはそれで、きれいな花や葉っぱを持っているのだが、
他の植物に巻きついたり覆い尽くしてしまうのは、いかがなものかと思うのだ。

昨年はたまたま、そんな広くて素朴な庭との出会いがあって、
そこで、嬉々として庭仕事をした。
場所が変わって、今その庭は目の前にはないけれど、
可能であれば今居る家の近くに、またそんな庭を作りたいなと思うし、
これから先どんな場所に行っても、庭いじりはするだろう。
草取りや庭づくりは、私のひとつの楽しみ(趣味?)のようなものだが、
そうして育てた花を摘み、花束を作って色んな人の色んな記念日に届けたいなと、ひそかに思う。
庭づくりを含めて、何かをつくりあげること、創作することは楽しい。

自分自身であること。
自分をおおげさに見せるのでも、過小に見せるのでもなく。
誰かに認められたくてするのでも、誰かに褒められたくてするのでもなく
誰かより先を行きたくてするのでも、周りがみんなしているからするのでも、
世間体を気にしてするのでもなく。

自分の心に素直に生きる、という事は、なかなかにむずかしい事も多い。
人それぞれに色んな事情があるしタイミングもあるし、
程よく足りていれば良いとも思う。
でもたまに、たぶん定期的に、そこに戻って考えてみる。
自分の生き方のチェックでもしているのかな。

知り合いにそんな風に生きている人たちがいる。
本人はごく自然に、その人そのままである。
そうして結果的に、その人のしていることは周囲に認められ、一目置かれ、
さらにその人を生かす場へと導いてゆく。
なぜだろう?

そこにうそがないから、その努力に無理がないから、
その人自身だから、なのかな。

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4. スタッフ短信

梶谷耕一(がじぃ)
朝、真っ白な新雪の上にいっぱいの動物の足跡が残っている。うさぎ、きつね、イタチ、かもしか、判定不能も多数・・・。動物達の棲家の中に、自分達が生きていることを実感する冬がやっぱり好きだなぁ~。

河合宗寛(むね)
Life is what happens to you while you’re making other plans!

茶木知孝(チャッキー)
長野校の2013年の方針は「きれいになろう!」です。断捨離と整理整頓を進めていきます。私の体にも無駄なものが付き過ぎているのでそろそろ本気で落とさねば。。。

藤森佐穂子(サオ)
今、自分のいろんなきもちに、(改めて)(再び)チャレンジ中です。

前田浩一(マエッチ)
今年初めて新年を大網で迎えました。これからここで共に暮らしていく仲間と一緒に年を越し、新年の集まりで集落の方々と新しい年を祝いました。ここで生きていく、その思いが更に強くなったいい年末年始でした。

松本聡(シャトル)
雪、雪、雪の日々が始まりました。フカフカの新雪を泳ぐ感覚はとっても気持ちいいですね。とはいえ、今シーズンはまだ一回も氷に触れていません。来月こそ!

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5. 編集後記

孔子とその弟子たちの会話をまとめた「論語」。孔子の教えの中でも最高の境地と言われているのが、「仁」だそうです。仁とは人に対する思いやりの心や博愛の精神を意味します。損得勘定などせず、自分のことを二の次にしてでも人のためを思い、行動する。世界中の人が仁の精神を持つだけで全てがうまくいく気がします。いきなり世界は大き過ぎるので、まずは大網から!

本年も日本アウトワード・バウンド協会、そしてメールマガジン「アウトワード・バウンド」をご支援頂きますよう、どうぞ宜しくお願い致します。2013年も、引き続きアウトワード・バウンドにご期待下さい!

次回のメールマガジン配信は、2月末です。どうぞお楽しみに!(前田)

 

発行元:財団法人日本アウトワード・バウンド協会長野校

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【メール配信停止を希望される方へ】
今後このメール配信サービスを必要としない場合は、お手数ですが下記までお名前とメールアドレスをご連絡ください。

OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.14

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.14
2012年12月26日発行
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今年も残すところあと6日となりました。「クリスマス寒波」で長野校周辺は大雪になっています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第14号が完成しました。冬季初の高校生対象コース「ユース・アウ トワード・バウンド7日間」のご案内やスタッフエッセイなど、今号も盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、12月25日までにOBJホーム ページよりお問い合わせやコース参加をお申込み頂いた方にも配信しております。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨をご返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

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1. コースピックアップ 「ユース・アウトワード・バウンド7日間」
2. スタッフエッセイ 「それぞれの歩みが交錯するとき」 ラーニング 松本聡
3. スタッフエッセイ   「やりたいことをやろう」   長野校校長 茶木知孝
4. スタッフ短信
5. 編集後記

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1. コースピックアップ「「ユース・アウトワード・バウンド7日間」
コースディレクター:河合宗寛

高校生の皆さん、最高に充実した高校生活を送っていますか?就職する人も進学する人も、「決められた生活」から「自分の意思で選択できる人生」へと、新たなステージに踏み出して行くことだと思います。そんな時、自分を支えてくれるのは「どんな経験をしてきたか」です。 私たちは、転換期にある皆さんに「自分を誇りに思える」、「ありのままの自分に自信が持てる」経験をして欲しいと思っています。大自然の中で信頼できる仲間と共に大きなチャレンジをやり遂げる経験は、今後何かを選択する時、きっと自分の支えになってくれるはずです。

【開催日】 2013年3月22日(金)~3月28日(木)
【開催地】 OBJ長野校周辺(長野県小谷村)
【活動】   冬山縦走登山、ソロなど
【集合】     JR大糸線平岩駅 12:10
【解散】     JR大糸線平岩駅 12:00
【対象】   高校生、およびそれに準じる年齢の方
【参加費】 85,000円
【申し込み方法】    ウェブサイトのお申込みフォームより、「ユース・アウトワード・バウンド7日間」をお選びください。

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2.スタッフエッセイ 「それぞれの歩みが交錯するとき」
ラーニング 松本聡

先日、ネパールに1週間ほど訪問した。目的はアジア、ネパール、そしてヒマラヤ山脈を身近に感じること。奇しくも帰国したのは総選挙の投票日でもあった。短期間の訪問でしかなかったが、旅の間に感じたこと、旅を終えて考えたことを共有できればと思う。

今回改めて感じたのは、他人の「日常」が自分にとっての「非日常」であるということだった。当たり前の話ではあるが、旅とはそういう「違和感」に出会いに行く行為でもあるのだろう。今回ネパールで遭遇した「違和感」には次のようなものがあった。

・空港に降り立った乗客たちに、我先にと押し寄せるタクシーの客引き。
・クラクションと排気ガス、土埃が常に渦巻く市街地の喧騒。
・北アルプスとは高さも迫力もケタ違いのヒマラヤ山脈。
・朝の礼拝を欠かさない人々。
・スパイスのきいた伝統料理。
・英語、日本語を巧みに操るネパール人。
・異国の地でみかける日本人。
・街中を悠々と闊歩する牛。
・火葬した遺体を川に流す儀式。

挙げだしたらキリがない。とにかく一言でいえば、とても刺激的な「日常」が拡がっていたのである。協力隊で赴任したアフリカ・モザンビークよりもエネルギーを感じ、これこそパワースポットなのでは、と思わせるほどであった。

そして旅にはトラブルがつきもの。後になれば笑い話にもできるが、その場ではいつもイヤな思いをする。システムを理解すること、沢山の情報を得て、その上で吟味すること。それができなければ思うような結果を得られない。「知らない」というのは、とても弱い存在なのだと改めて痛感した。何かを交渉する時には「信頼関係とは一体何だろうか」ということを考えさせられる。何もかもがよくわからない状況で、どこまで目の前の相手や情報を信じるか。それによって起こりうるリスクや損失を受け入れられるか。安全かどうかきちんと判断できなくても、場合によってはこの身を全て預けなきゃいけない。そんなある種の覚悟を試されることがある。お互いの意思疎通を図るには言葉ができなければ話にならないし、言葉だけできても通用しない。そんな状況はなんだかビジネスと似ていた。

ある人にとっては想い出の地、ある人にとっては新天地。それが異国の地の二面性である。本で読んだもの、写真で見たものだけではなく、実際に現地に行って触 れてみること、「生」の場に身を置くことで、自分の中にあるものが否応なく刺激される。その実感を味わえることがいつも嬉しい。現地の日常に触れ、日常のおすそ分けをしてもらうことで、沢山の「違和感」と共鳴できるのだ。旅人としての僕たちは、いつもある瞬間に立ち会うことができるだけで、なぜ今その場がそうなっているのか、その歴史的背景やそうなるまでに至った人々の感情の変遷を全て把握することはできない。それは「社会」という枠に視点を拡げてみても変わらないように思える。いつだって社会は大人の都合で作り変えられていく。どんな意図で、今なぜこういう仕組みになっているのか、そういうことに敏感にならなければ、「知らない」人たちは都合の良いように流されてしま う。誰もが「良い」社会を求めている。誰にとって、何にとって「良い」のか、そこが大事なポイントだ。「良さ」とはいつも相対的なもの。ある人にとっての「良さ」が、一方の人の「悪」にもなる。純粋な中立という立場はおそらく存在しない。右にしろ左にしろ、様々な立ち位置が混在する自己矛盾を抱えた存在、それが社会というものなのだろう。「わからない」から自分の信じる道を行く、自分の意見を貫く。それもある意味「正しい」のかもしれない。ただ、そこで「わかろうとする」努力を止めてしまったのでは、問題の解決や漸進には結びつかないのではと思う。何を大事にするべきなのか、何を決断しなければいけないのかを、一時の感情に左右されず、同時に、ギラついた叫びのような本音も享受しながら、お互いの「違和感」を共有し、丁寧に歩み寄ること、「ではどうするか?」という解を探り続けること、その歩みを止めてはいけない。

平成24年がもうすぐ終わる。来年は平成の世が始まってから四半世紀を迎えることになる。この期間に僕たちはどんな社会を築いてきたのだろう。これからどんな社会を築いていくべきだろう。そして、どんな未来を次の世代に受け渡せるだろう。日本人として生まれ、これまで日本人として生きてきたのだから、そろそろこの日本社会というものに当事者としてどっぷり関わっていかなければならない。ただ立ち寄った場所としてではなく、自分が確かに存在しているという実感を持てたならば、そこで積み重ねたものが「価値」として残されていく。「何も行動していない」、それもそういう価値として残されていく。良くも悪くも自分がした行為(業)は消えないのだから。

「それぞれの歩みが交錯するとき」、それは自分の日常に溢れている。
新しい出会いにいつも敏感でありたい。

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3.スタッフエッセイ  「やりたいことをやろう」
長野校校長 茶木知孝

今年は12月1日に大学生の就職活動が解禁された。学生がやりたいことと企業が求めていることのマッチングが始まる。加えて、様々な人が来年の4月以降の自分の身の振り方を考える時期でもある。来年度のジャルト76日間への参加を検討して頂くのもこの時期になる。こうした時期には、仕事柄も手伝って「将来、 野外教育指導者になりたい」という人やそれ以外にも「将来○○をしたい」という人の話を聞くことが多い。そんな時に感じたことを少し書いてみたい。

「将来○○をしたい」という人と会う。なるほど、と思って話を聞いていくと、○○をするためには、こんな学校で勉強する必要があって、その後にこんな経験が必 要で、こんな能力をつけた上で○○をしたい、と言う。やりたいことである○○に今すぐに踏み切らない理由を探しているようにしか見えない。本当に○○をや りたいのか、と聞くと本気でやりたいと言う。だったら、今すぐ○○をやったらどうかというと、そのためには事前に能力が必要だの経験が必要だのと言う。必要な能力や経験はどうやったら分かるのか、釈然としない。

私がフルマラソンに興味を持った時、1kmの練習もせずにとりあえずホノルルマラソンというフルマラソンを走ってみた。42.195kmの長さを体で知っ た。30kmを過ぎたところからの辛さも体で知った。完走したものの、片足を引きずりながら足の痛みに耐えながらゴールインした。靴はビックカメラで買っ た1980円のランニングシューズだった。でも、完走したことの喜びと、次はもっとちゃんとやれる自信を得た。マラソン用の靴がどうのとか、最初は10kmの大会からとか考えずにいきなりフルマラソンを走ったので、フルマラソンに必要な脚力や装備が経験から明らかになり、それが自信になった。以来フ ルマラソンを6回走った。

登山を始めたのは冬山からだった。たまたま山登りをやりたいと思ったのが年末だったために、冬山から始めることになった。いきなり谷川岳や八ヶ岳に行った。 冬山の怖さや辛さを知ったのは、冬山に登ってからだった。もちろん、白銀の世界の美しさと開放感を体で感じ、その魅力に取り憑かれた。冬山に必要な技術、 知識、体力を経験から知ったため、天気の本を読んだり、ロープワークの練習をしたり、脚力をつけるトレーニングをしたりした。以来、四季を通じて山に行く ことが当たり前になった。

フルマラソンも冬山も、最初は10kmの大会に出て徐々に脚力をつけて・・・とか、冬山は危ないから低山から登り始めて・・・とか、色々な心配をしながら回り道をしていたら、本当に好きになったかどうか分からない。続いたかどうかも分からない。今の時代、多くの情報が簡単に手に入る。インターネットや雑誌を見れば、ステップバイステップで無理無く上達する方法が載っている。しかし、その情報に従うのが良いことかどうかは分からない。結局は、自分に必要なやり 方は自分で見つけることがベストだと思うから。

先日、海洋冒険家の白石康次郎さんが講演会で次のような主旨のことを言っていた。「・・・世界一周をしたいという気持ちだけでヨットを始めた。昔は、何が危ないとか危険とかを伝える情報が無かったので、そんなこと考えずに始めた。現代は情報が溢れていて、海は危ないとか、危険とか、初心者は何から初めてと か、いろいろなことを考えないといけない・・・。」本当にその通りである。容易にはやりたいことに飛び込みにくい世の中である。

何かやりたいことを見つけたら、まずは思い切り飛び込んでみる。自信が無くても、ズドーンと本物に取り組んでみる。やってみることによって、本物への道が見えてくる。次にどうしたら良いかは、きっと自分の心と体が教えてくれる。とにかく、やろう。やりたいことを。

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5. スタッフ短信

梶谷耕一(がじぃ)
2012年は走り続けた1年でした。走り続けたお蔭で、大事なことと大事でないことを、分けて考えられるようになったと思います。来年は大事なこと大事にします。良い新年をお迎え下さい。

河合宗寛(むね)
クラブワールドカップ!コリンチャンスいい試合したなあ!!久しぶりにドキドキする試合見ました。

茶木知孝(チャッキー)
今年のイヤーエンドパーティーは、多くの皆様のご協力のお陰で大変良いパーティーになりました。有り難うございました。来年も楽しいパーティーを開きたいと思いますので、是非いらっしゃって下さい。

中村伸治(もんど)
冬季スタート前に八ヶ岳にトレーニングに行ってきました。コース本番にとっておいてほしいと思うほど天候に恵まれ充実したトレーニングを行うことができました。酷使した体はバキバキですが、冬季スタートに向けて気持ちは晴れやかです。

前田浩一(マエッチ)
明治初期に建てられた古民家に住み始めました。引っ越して一番嬉しいのは仲間や大網のおじちゃん、おばちゃんたちが気軽に立ち寄ってくれること。これからも、誰にでも開かれた家でありたいと思っています。

松本聡(シャトル)
今回のネパール旅行はこれからの「下見」という感じ。次こそはヒマラヤに抱かれに行くぞ!と目論んでおります。
(こんな世界が待っているはず→参照: http://www.youtube.com/watch?v=w3Becl-1JPI

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6. 編集後記

いよいよ今日からジュニア・アウトワード・バウンド5日間が始まります。雪はたっぷり。もうすぐ子どもたちの声が長野校に響き渡ると思うと、何だかワクワク してきます。天候に恵まれ、いい5日間になりますように。このジュニア・アウトワード・バウンドコースを皮切りに、いよいよアウトワード・バウンドのこの冬のコースが始まります。年明け1月には4年振り開催のウインタージャルト42日間や八ヶ岳3日間、2月以降も兵庫5日間、信州9日間、そして熊野古道 21日間とコースが目白押しです。スタッフもかなり気合が入っています。皆さん、アウトワード・バウンドは夏だけではありません。日本の冬の素晴らしい大自然の中で、より自分自身が試される冬のアウトワード・バウンドへ、是非!

本年も日本アウトワード・バウンド協会をご支援頂き、また、メールマガジン「アウトワード・バウンド」をご講読頂き本当にありがとうございました。2013年もアウトワード・バウンドは挑戦し続けます。ご期待ください!

次回のメールマガジン配信は、新年1月末です。どうぞお楽しみに。良いお年をお迎え下さい。(前田)

 

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.13

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.13
2012年11月29日発行
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京都のあるお寺で紅葉が最盛期を迎えているというニュースが流れた27日、長野校のある小谷村大網に初雪が降りました。瞬く間に道路や屋根の上に雪が積もり、小谷の短い秋は終わりを告げ、正真正銘、冬がやってきました。さて、今年はどれくらい降るのでしょう。どれくらい積もるのでしょう。楽しみでもあり、戦々恐々でもあります。
日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメール マガジン「アウトワード・バウンド」の第13号が完成しました。この冬2度の開催を予定している「アウトワード・バウンド信州9日間」のご案内やスタッフ エッセイ、スタッフ紹介など、今号も盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、11月28日までにOBJホーム ページよりお問い合わせやコース参加をお申込み頂いた方にも配信しております。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨を ご返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

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1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド信州9日間」
2. スタッフエッセイ「みなさんありがとう」 コースコーディネーター 中村伸治
3. スタッフエッセイ 「待つこと」について カスタムプログラム担当 梶谷耕一
4. スタッフ紹介 藤森佐穂子
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1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド信州9日間」
コースディレクター:中村伸治

アウトワード・バウンド信州9日間は、特に大学生の方々や纏まった時間を取ることの出来る若い方々にお勧めしたいコースです。2月から3月にかけての長野校周辺はまさに一面の銀世界。思う存分雪と戯れることが出来ます。2月23日から始まるコースでは、前半に八ヶ岳でのアイスクライミング、後半に雪山登山を予定しています。また、3月16日から始まるコースでは、長野校周辺の雪山登山にどっぷりと浸かる9日間を予定しています。これらのコースには、夏 ならば歩くことの出来ない藪山が一面の雪原になるなど、雪や氷が全てを覆い尽くした世界だからこそ味わえる自由があります。寒いからこそ感じられる、炎の暖かさや人の温もりがあります。そして、どちらのコースも、雪や氷に包まれた世界で思いっきり体を動かすからこそ見えてくる自分自身や仲間の姿に心を動かされることでしょう。加えて、これまでの自分を振り返るとともに、これからの自分の在り方を考える大きなきっかけになるでしょう。

【開催日】 A:2013年2月23日(土)~3月3日(日)、B:2013年3月16日(土)~3月24日(日)
【開催地】 八ヶ岳(2月23日-3月3日のコースのみ)、OBJ長野校周辺(長野県小谷村)
【集合】     A:JR中央本線茅野駅  9:25  B:JR大糸線平岩駅 12:10
【解散】     ABとも:JR大糸線平岩駅 12:00
【対象】   16歳~39歳
【参加費】 120,000円
【申し込み方法】    ウェブサイトのお申込みフォームより、「アウトワード・バウンド信州9日間」をお選びください。

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2.スタッフエッセイ 「みなさんありがとう」
コースコーディネーター 中村伸治

先日、春夏シーズンの最後のプログラムを終えました。インストラクターとしては春から秋で1つのシーズン、雪のある12月末から3月末がもう1つのシーズンと1年で2つのシーズンがあり、ちょうどいま春夏シーズンが終わりひと段落ついたところです。
この時期になると今シーズン行ったコースのことを思い返すのですが、インストラクターとしてコースを皆さんに提供しながら、自分もいろんなことを教えてもらっている、気づかせてもらっていると感じます。

今シーズンのコースを振り返ってみると印象の強い2つの言葉があります。

「コマクサ」と「諸行無常」
いずれも参加して頂いた方が、日常に向けてコースでの体験を振り返り、整理するときに使った言葉です。

コマクサは代表的な高山植物の一つ。高山の砂礫地で良く見られます。長野校から比較的近い北アルプスの白馬岳や小蓮華岳周辺の稜線上でも見られます。私の登 山歴は10年以上になりますが、これまで一切高山植物に興味を持ちませんでした。自分にとっての登山とはチャレンジグなルートを登ることや、長い距離を歩 くことであり、また、興味を持つ植物は食べることのできる山菜ばかり。そんな私がコマクサは忘れられない花になりました。

その人は北アルプスを縦走するコースに参加してくれました。その日は長い行程を歩く予定になっており、日の出前に歩き出しました。悪天、そして真っ暗な中、 雨に降られ風に吹かれる状況で稜線を歩くことになりました。そんな苛酷で必死な状況の中でコマクサが目に入ったのだそうです。コースの最後に「コマクサの ようでありたい」と言っていました。厳しい環境下で美しい花を咲かせているコマクサに、コース中の自分の姿を照らし合わせ、そして今後どうありたいのかと 考えた中で出てきた言葉です。高山植物の一つの名前であるコマクサからいろんな想いがにじみ出ていました。

諸行無常は仏教の言葉で、世の中のすべてのものは必ず変化していくという意味です。海のプログラム、セーリングカッターを使ったコースで最後に参加者の方から聞きました。「今回は諸行無常をテーマにしていて、実践できた」と。それは、どんな状況でも絶対にその状況は変わると信じて取り組んでいたということでした。

このコースは天候に恵まれず、私が経験した中でも1、2位を争うくらい予定通りにことが進まないコースでした。強風に遮られ予定の航路は進めず、全員で漕ぎ 続けても思い通りに進めない。その場から脱出するにも漕ぎ続けるしかない。漁港に停泊し、船にシートで作った屋根の下で天候が回復するのを待つしかないな ど困難な状況が多々ありました。そんな中で、その人は今その状況(今回の場合、天候がもらたしていること)に挑むというよりは、今のその状況を受け入れ、 今を大事にし、今を楽しみ、今できることを精一杯やりたいという姿勢を持っていました。

漁港に避難した時は耐えしのぐことしかできない、つまり何もできない状況でした。その状況に気をもむメンバーもいましたが、結局嵐をやり過ごしながら屋根の下で行っていたことは、お互いについて話すことでした。普段は何をやっているのかということから、どんな考えを持っているのか、日常ではどんな自分なの か・・・など。「この悪天も必ず変わる。今は待つしかない。むしろこの日常では絶対に経験できないこの状況を楽しみたい。今この時間を大事にしたい。縁 あってこの場に集まったお互いのことを大事にしたい。お互いのことをもっと知りたい」。そんな想いをみんなで話す時間になっていました。お互いのことをよ り深く知り、それぞれの価値観に触れることのできた嵐の中の素敵な時間でした。今の状況は必ず変わると信じ続ける姿勢や、今を良くしていこうとする姿が印 象的だった彼が使った「諸行無常」も特別な意味を持って腑に落ちてきました。

これまで多くの方と出会い、いろいろな想いを共有してきました。そんな中で私も自分を見つめ直すことが多々ありました。改めて考えてみると幸せなことだと思います。

これからもみなさんと共に時を過ごし、いい時間を作っていきたいと思う今日この頃です。

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3.スタッフエッセイ  「待つこと」について
カスタムプログラム担当 梶谷耕一

不登校の子供達のサマーキャンプを担当した時のこと、そのコースの最後のプログラムは3泊4日で北アルプス白馬岳から朝日岳を縦走するというかなり壮大な登 山遠征だった。登山3日目、標高2500mを越える稜線上で突然一人の男の子がザックを降して座り込んだ。チームのメンバー達がその理由を聞いても何も答 えない。ザックの上に座り込み周囲の景色を見ている。表情を確認する限り体調面の問題でもなさそうだ。

コース最後のこの登山遠征はこれまでチャレンジして見えてきた自分や自分達の可能性を確認する機会であり、ぼんやりとした自信を明確な自信にしていく機会である。すなわち自分達で考え行動し、自分達で腹を括り、尻も括ることが重要になる。

僕はいつものように子供達に彼とどう関わるかの判断を任せることにした。子供達の間で議論が始まる。「ほっといて先に行こうぜ」、「みんなで一緒にやるって 決めたじゃん、待とうよ」、「だって何でここにいるのか、わかんない!」。強い言い合いになったり、彼を説得したりしている間に何と2時間が過ぎた。相変 わらず彼は何も話さない。

アウトワード・バウンドのインストラクターの仕事は「待つこと」である。もちろんただ待つのではなく参加者にチャレンジする機会や人と関わる機会を提供して待つ。まさに今はその時だと思って待っていた。そして約3時間が過ぎた。

僕の心の中では葛藤と計算が始まる。「日没の時間までにキャンプ予定地にたどり着くためのタイムリミットは?ほんとにその時間でいいのか?もし…したら間に合わないかも! 待て待て彼の心の中に何かが生まれているはず、子供達同士が関わる機会を奪うのか?」そもそも、「彼と周りの子供達に今何をさせているの だろう。待つことで何が得られるのだろう。待たないで皆を引き連れていったら何がいけないのだろう?」。

3時間半が経ち、安全を確保する上でいよいよ待てない時間になった。私から「行くぞ」と声をかけようと思った瞬間、彼と目が合った。そして彼は自分から立ち上がった。「待たせてごめん。もう行く!」。何事もなかったかのように皆は歩き始めた。そして日没ギリギリにキャンプ地に着いた。皆で遠く富山湾に沈む 真っ赤な夕日を見た。

こ の日の振り返りで子供達はこう語った。「待っている時間は楽しかった。最初はイライラしていたけど、待つしかないと思ってからは思いっきり遊べたし…」。 彼自身は相変わらず言葉少なにこう話す。「何で歩いているのか分からなくなったので止まっただけ、ごめん待たせて」。決して『自信がついた』とか『皆でで きて嬉しい』という意味ではないのだが、自分で感じたことを自分で行動し表現してくれたことが嬉しかった。待って良かった。

数年前から教員免許状更新プログラムを担当している。教員になって30年目、20年目、10年目の先生方がアウトワード・バウンドの冒険を通じた人間教育を体験し、教師としての自分のあり方を見直して頂く機会を提供している。数多くの先生から聞く言葉がある。「時間がなくて、こんなに待てないんですよね。待とうと思ってもドンドン他のことが起きるから、その処理に追われている間に時間は過ぎてゆく」。

受身でなく主体的な気持ちを育むためには、自分から「やってやろう」と思わなければならない。その気持ちを生むためにちゃんと自分に向きあうには時間がかかる。

「時間がない」という言葉を聞く度に、彼らたちとの3時間半を思い出す。

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4. スタッフ紹介 藤森佐穂子

スタッフの藤森佐穂子と申します。
2001年に事務兼キッチンとして働き始めたのが、私のOBSの始まりです。
私の場合、コース参加でOBSを知ったのではなく、ハローワークで仕事を探していたら、OBSの事務職の募集があったのがきっかけでした。
どんな所なのか、申し込みの前にOBSを見に行きました。
すると、木々の中に木造のこじんまりした校舎。
石柱を見ると“大網分校”の文字。
ぐるっと辺りを廻ってみると、周囲には畑と田んぼと山。神社もある。
なんだか安心して、さっそく求人に応募しました。

私は古いものがすきな人です。
私の産まれた東京日野市の家の近くには、古い大きなお寺があり、よくでかけていました。
小さな子どもの頃、辺りには田んぼが広がり、また近くには広くてゆったりした動物園もあり、
東京といえどもまだまだのどかでした。

小さい頃の家の中には、父の趣味であった山やランニングの道具や写真、それらに関連した雑誌や本がたくさんありました。
履きこんでソールの減ったシューズも、父は修理道具を買ってきては手直しし、
ひとつのものを、長く使っていました。
父と一緒に歩いていて粗大ゴミが捨てられているのを見つけると、
父は、まだ使えそうな椅子などを拾ってきては手を加えて補強して、
ちゃんとした椅子に作り替えていました。

七五三や夏休みにどこかへ出掛ける時の服は、洋服やセーターなど、母が作ってくれました。
セーターは、さんざん着てクタクタになると、ほどいてもう一度糸にして、ちがうものに編み直してくれました。

そんな両親を見、家の中に手作りのものがたくさんあったからか、
大人になってからも私は、最新機器!といったものにはあまり馴染めず、
安心して戻るところは、自分の手で作れたり修理できる位のものとか、昔からあんまり変わらないものです。
(最新機器を否定しているわけでは決してありません)

地元となる長野県諏訪市には、小学4年生の時引っ越しました。
引っ越す前の日野の学校は転出入が多く、主に都内の色んな所から転校生が来ていました。
転入してきたばかりのひとりでポツンとしているような子に、よく話しかけていました。
学校によって勉強の仕方や遊びなど、全然違うんだな、みんな同じじゃないんだなと思いながら、その子達の話を聞いていたことを覚えています。
後に自分が転校した時、その思いはより強くなりました。
同じ日本なのに諏訪と日野では、言葉のアクセントから持ち物、服装などなど、かなり違ったのです。
そのことで私自身、からかわれもしました。
住む場所によってこんなに色々違う、ということをこの時シカと感じ、
大勢の中に一人違うものを持った者が入る時に起こりうる出来事を、私は体験しました。
今私は、色んな場所、色んな国の歴史や文化、様式、考え方などに興味を持っていますが、
この時のことが、そのきっかけになっているように思います。

小さな頃、日々の生活の中で見聞きしてきたことが、OBSでやってきていることに繋がってきたんだな、と思います。
自分の根にある戻るところを大切にしつつも、自分が変わっていくことも大事にしたい、この頃の私です。

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5. スタッフ短信

梶谷耕一(がじぃ)
降りました。雪がどんどん大網の里に積もっています。汚いもの醜いものが皆覆い尽くされ、白銀と呼ばれる景色に変わっていきます。雪が白でよかった!

河合宗寛(むね)
先日、大学で講義をする機会がありました。普段学生のことや世の中のこと等想像し考えているつもりでしたが、やってみて初めて気づくことがいっぱいでした。「百聞は一見に如かず、百見も体験に如かず」ですね。

茶木知孝(チャッキー)
長野校の粗大ゴミを出しました。いろいろ出て来る、出て来る。過去20年間眠っていたものや昭和の香りのするものなどがトラックに載っていきました。でも、トラック1台分では載り切らず・・・無念。雪解けの頃にもう一回かなぁ。

中村伸治(もんど)
ちょうど一年前にOBJを離れた元スタッフの結婚式に参列しました。彼はこの一年で新たな道を切り拓き、二人の人生を歩む決意をしていました。もっともっと OBJで一緒にやりたかったのが素直な気持ちですが、結婚式での彼の姿を見ているとそんな気持ちは吹き飛びました。今は、二人の道を切り拓けよと送り出し たい気持ちでいっぱいです。たか、おめでとー!!!

前田浩一(マエッチ)
引越しを機に断捨離を実行・・・決行・・・いや、断行します。箱は大きくなっても中身を減らして人生をシンプルに。言うのは簡単ですが、これがなかなか。

松本聡(シャトル)
今月は「熊野古道21日間」の下見で、何度か紀伊半島を歩きました。大都会・大阪でも、田舎の集落でも、100リットルのザックを背負って歩く姿はかなり怪 しかったなぁ・・・。早足ではあったものの、「旅」というものを実感できた日々でした。そして疲労からか足を負傷・・・。アイスクライミングやらバックカ ントリースキーやらが待っているので早急に回復しなければ!冬はもうすぐそこですね。す。1週間程度モクモクと歩いてみる予定です。どんな世界が広がっているのかなぁ。アウトワード・バウンド21日間が素敵なコースになりますように。

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6. 編集後記

も うすぐイヤーエンドパーティーです。今年は白石康次郎氏の講演もあり、個人的にはとても楽しみにしています。仕事で何度かお会いした白石氏の印象は気さく で親しみやすく、経験に裏打ちされた言葉には説得力があり、そして何よりも熱い心をもった人、です。パーティーに参加して、皆さんにもその熱い心に触れて 欲しいと思っています。「是非参加したい!」人は今すぐホームページ( http://www.obs-japan.org/applyyep2012/ )よりお申込み下さい。お待ちしています!

次回のメールマガジン配信は12月末です。どうぞお楽しみに!(前田)

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.12

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.12
2012年10月30日発行
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信州小谷は日一日と秋が深まり、雨飾山が冠雪する日もそう遠くなさそうです。今年の冬は雪が多いのか少ないのか・・・様々な憶測が飛び交う中、みんな少しずつ冬の準備を進めています。冬のアクティビティが大好きなOBJ長野校のスタッフはこの時期になるとソワソワし始め、一面の銀世界に思いを馳せています。

日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第12号が完成しました。年明け1月に開催を予定している「アウト ワード・バウンド八ヶ岳3日間」のご案内やスタッフエッセイ、スタッフ紹介など、今号も盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、10月28日までにOBJホームページよりお問い合わせやコース参加お申込みを頂いた方にも配信しております。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨を御返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

 

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1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド八ヶ岳3日間」
2. スタッフエッセイ「あなたの『ふるさと』はどこにありますか?」 ラーニング担当 松本聡
3. スタッフエッセイ「この世で最も尊いもの」 オープンプログラム担当 前田浩一
4. スタッフ紹介 藤岡良仁
5. スタッフ短信
6. 編集後記

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1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド八ヶ岳3日間」
コースディレクター:中村伸治

あなたは冬山にどんなイメージを持っていますか?

冬山登山を経験したことがない人の中には、「寒い、危険、寝たら死んでしまう・・・。自分が冬山に行くなんてとてもできない」といったネガティブなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。間違いとは言い切れませんが、かなり偏ったイメージだと思います。私は、冬こそ自然の奥深さや美しさを最も感 じることができる季節だと思っています。

私の八ヶ岳の一番強い印象は、澄み切って凛とした空気です。「シーン」という音が聞こえてくる感覚になることがあります。厳冬期の八ヶ岳は気温が-20度になることもあり、だからこそ作り出される世界は、四季を通じて提供されるアウトワード・バウンドのプログラムの中で、最も非日常的な空間になります。その 場に身を置くこと自体が一つの貴重な体験です。

 寒さは厳しいですが、装備を整え、経験のあるインストラクターと共に足を踏み入れれば、たとえ同じ場所に立っていたとしても夏以上に冬の方がより自然の懐の奥深くにまで入り込んでいる感覚になります。自然の雄大さを感じると共に、本当の自分自身も感じることができる世界です。

アウトワード・バウンド八ヶ岳3日間は、ほとんど全ての時間を八ヶ岳山中で過ごします。日中は仲間と共に八ヶ岳最高峰の赤岳ピークアタック、そしてアイスク ライミングなどにトライします。夜は雪の上にテントを張ってキャンプをします。非日常の空間で仲間と過ごす時間の全てが自分を見つめ、自分の枠を広げる経験になるでしょう。

■16歳~39歳対象
【開催日】    2013年1月12日(土)~1月14日(月祝)、2013年1月25日(金)~1月27日(日)
【開催地】    八ヶ岳
【集合】      JR中央本線茅野駅 9:25
【解散】      JR中央本線茅野駅 17:10
【参加費】    50,000円

■30歳~70歳対象
【開催日】    2013年1月18日(金)~1月20日(日)
【開催地】    八ヶ岳
【集合】      JR中央本線茅野駅 9:25
【解散】      JR中央本線茅野駅 17:10
【参加費】    50,000円

【申し込み方法】    ウェブサイトのお申込みフォームより、「アウトワード・バウンド八ヶ岳3日間」をお選びください。

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2.スタッフエッセイ 「あなたの『ふるさと』はどこにありますか?」
ラーニング担当 松本聡

「ふるさと」というものについて少し考えてみたい。
何をもって「ふるさと」とするか、その定義は特にないのだけど。

僕にとっての「ふるさと」とは一体何だろう。
それはどこにあるんだろうか。どこかにあるものなんだろうか。
そんなことを漠然と考える時がある。

今まで自分には「ふるさと」と呼べるものがないように感じてきた。
場所や人や物に対してふるさと的なものを求めてみても、
なんとなく自分の中にある空白が埋められない、そんなある種の寂しさを感じていた。

例えば僕は埼玉県出身である。どう考えても北海道や東北や関西や九州や沖縄出身ではない。
生まれ育った実家も昔から同じ場所にあり、
何度か建て替えを経て見た目は変化しているものの、実家と呼べる存在は今もそこにある。
でも、「ふるさと」としての決定的な何かを見出すことはできない。
地元のどこに自分をその地の出身だと示すものがあるのかもわからない。
実家があるから?家族がいるから?昔からの知り合いがいるから?
見慣れた景色があるから?先祖代々のお墓があるから?

少し視点を変えてみる。
僕が自分以外のものに求めているもの、それは「生き方の共感」だと思う。
自分は一体何者なのか、どこから来て、そしてこれからどこへ向かうのか。
そのヒントを得たくて、色々な方向にアンテナを張っている。
全てのモノや人の中には、それを形作ってきたストーリーがあって、
それを感じられたときには心が震えるような感覚になる。
その人の中に流れているもの、その人が受け継いでいるもの、大事にしているもの、
それに触れることで自分の事が少し理解できるかもしれない。
自分の中にある空白を埋めていくことができるかもしれない。
そんな期待を込めて接している時がある。

色々な国や地域を訪ね歩き、色々な人や習慣や価値観に触れ、
留まることではなく、ある種の「旅」を続けながら、
「あぁ、ここにもこんな良さがあるんだな。こんな素敵な場所があるんだな」
「こんなに素晴らしい人たちがいるんだな」
「じゃあ自分はどうやって生きていこうか」
そんな逡巡を繰り返している。

僕にとっての「ふるさと」は、「戻ってこられる場所」ということになるのかもしれない。
何かしらの出会いを通して、「ここにいてもいいんだよ」という安心感を与えてもらえたなら、
そこに自分の身を置くこともできるだろうし、
例え何かしらの理由で離れることになったとしても、安心して旅立つことができる。
その対象は音楽でも良いし、詩の断片でも良いし、誰かの心の中でも良い。
記憶の中にある風景でも良い。
おそらく今まで出会った人やモノ全てに対して、そんな感覚を求めてきたように思う。

何かと出会う時、僕の中では「いつか離れる」ということが前提になっている。
だからこそ、その時その瞬間に共有できる時間や感覚を、より濃いものにしたいという意識が生まれてくるんだろう。
この人やこの地と出会えたことにどんな意味があるのか、今ここで、自分は何をするべきなのか。
許される限り、正面から向き合っていきたいと願っている。

ふるさとが無いと感じるからこそ、逆に強く求めてしまうこともある。
「いつまでも一緒に」。それを求めない訳じゃない。
できればそうありたい。それが実現可能ならとても素敵なことだ。
でも、それを願うことも叶えることもできないという感覚が根底にある。
「いつか離れる」。それを忘れなければ、目の前の人やモノや事柄をもっと大事にできるはずなんだ。

そうであるなら、僕がこれから大事にするべきものとはなんだろうか。
たぶんそれはとても根源的な気持ちであるように思う。

「生まれてきてくれてありがとう」
おそらく多くの人が自分の子どもに対して抱く感情だろう。
「産んでくれてありがとう」
おそらく多くの人が自分の親に対して抱く感情だろう。
「出会ってくれてありがとう」
おそらく多くの人が自分の大切な人に対して抱く感情だろう。

それでいいはずなんだ。それだけで前に進んでいける。
自分の未熟さのせいで、そう感じられなくなる時もあるけれど、
根底にあるはずの感情をいつも大切にしていたい。
それが自分の「ふるさと」に繋がっていくはず。

変わりゆくことが世の常だとしても、「戻ってこられる場所」は自分の心の中にもある。
それは変わらないはず。
その感覚を忘れなければ、いつでも飛び立っていけるし、戻ってくることもできる。
そうだとしたら何も怖がることは無い。

自分の「ふるさと」というものについて、今の時点ではまだ明確に表現できないけれど、
心の中を丁寧に紐解いていくことで、いつかしっくりくるような気がする。
自分は一体何者なのか、これからどんな風に生きていきたいのか。
そこにヒントがある。

最初の問いに戻ってみる。

~あなたの「ふるさと」はどこにありますか?~

見つかったらこっそり教えてくださいね。

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3.スタッフエッセイ 「この世で最も尊いもの」
オープンプログラム担当 前田浩一

「あの人は自分勝手な人だ」「何でそんなに勝手なことをするの?」これまでに幾度となく口にし、耳にしてきた。この言葉の裏には「人はそもそも自分勝手ではない」という前提があるのかもしれない。だから自分勝手な(あるいはそう思われている)人は疎んじられるし、勝手な行動は慎むのが当然という空気がある。社会の中で生きていくには、自分勝手ではいけない。

でも本当にそうだろうか。

世間を見渡し、テレビから流れてくるニュースに耳を傾けると、世の中は自分勝手な人で溢れているような気がする時がある。自分自身を振り返っても、自分勝手な行動をとっていることは少なからずある。それは、あるところで混乱や混沌を引き起こしてはいるものの、それでも世の中はバランスを取り、何とか成り立っている。微妙なバランス。上が下になり、右が左になり、YESがNOになる。そんなことはここ、あそこで起こっていることなのかもしれない。日常茶飯事的 に。

でも実際は違うんじゃないか。

こう考えてみたらどうだろう。自分勝手な人が溢れているのではなく、人はそもそも自分勝手な生き物だ、と。人間であれ動物であれ、生きとし生けるものは全て自分中心に物事を考えるようにプログラミングされている、と。「思い通りに生きたい」「誰よりも幸せになりたい」「自分が一番大事」意識的であれ無意識的 であれみんなそう思っている。土壇場では他を蔑ろにしてでも自分を貫こうと、自分を守ろうとするのではないか。それは悪いことでも誤魔化すべきことでもな く、自然の摂理、なんじゃないか。

でも真実は、たぶん、もっと素晴らしい。

人は、自分以外の人を「思いやる」ことができる。対人だけではない。動物や虫たちに対しても思いやりの気持ちを持つことがある。それは時として「自分」を超えることがある。自分を蔑ろにしてでも他人を大切にしたいと思う。思いやる気持ち。人の資質としてこれほど尊いものはないと思う。人情。そんな言葉でも表現される。救世主はスーパーマンでもウルトラマンでもなく、ましてやドラえもんでもない。一人ひとりの心の中にあるこの「思いやる」気持ちが、混乱と混沌 を退け、温かさとHappinessを私たちにもたらしてくれる。

私はアウトワード・バウンドのプログラムで仲間と共に時間を過ごし、経験を共有することで「人を思いやる」気持ちを育んで欲しいと思っています。人に教えら れたり一般論として理解したりするのではなく、実際に人を思い、人に思われる経験を通して、その温かさや満ち足りた気持ちを肌で感じてください。それを感じた時、世界は違って見えてくると思います。

共に世界を変えていきませんか。

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4. スタッフ紹介 藤岡良仁

今号では2001年のJALTを修了したヨッシーを紹介します。

僕とアウトワード・バウンドとの出会いは高校3年生の時。雑誌に載っていた案内を見て、東京の事務局に話を聞きに行ったのが始まりでした。その頃の自分は受験や将来への不安、勉強や学校という枠の息苦しさ、情熱を持てないことへの空虚感、自分の知らない世界への憧れ、といった色々な気持ちがあって、冒険やアウトドアに興味を持ち一人で自転車に乗って旅に出たりするのを始めた頃でした。事務局でスタッフの方が熱く語ってくれる話を聞き、写真を見せてもらう中で 「こんな世界があるんだ、こんな教育があるんだ、是非体験してみたい」と強く心に残ったのを今でも覚えています。その後、大学浪人中に21日間のコースに参加し、大学入学後は山を舞台に冒険してみたいと思い大学では山岳部に入りました。山岳部では最初はもう辞めようかと思うこともありましたが、夏の17日 間の合宿を終え、秋を迎える頃には不思議と山の魅力に魅了され、いつの間にか学業よりも山に夢中になっていました。

その後大学を中退し、登山やアウトドアを仕事にしたいと思い、JALTに参加。JALT修了後はもっと冒険教育について知りたいと思い、アメリカの大学へ行きました。日本に帰ってきてからもOBJ、他の野外活動団体、大学院と色々な形で野外教育に関わりましたが、野外教育、冒険教育は本当に素晴らしいとい う思いは常に変わることはありませんし、自分自身が“自然体”でいられるのはこの仕事をしている時だと思っています。

自分の思うアウトワード・バウンドの冒険教育の魅力は、「自分、仲間、そして自然をダイナミックに感じ、リアルに向き合うこと」です。非日常の体験の中、静と動、その両面から心を揺さぶられる体験。感じること、考えることは人様々。でも、だからこそ面白いし、それを分かち合う中で新しいことも生まれてきます。

今、自分自身アウトワード・バウンドに戻ってきて冒険教育に関わることが出来、充実した思いです。不安がない訳でありませんが、アウトワード・バウンドを広めたい、アウトワード・バウンドを通して多くの人と体験を共有したいという希望があります。常に試行錯誤と学びの日々ですが、これからもアウトワード・バウ ンドのインストラクターとして日々成長しながら、自分らしく、多くの人、そして社会に還していければと思っています。

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5. スタッフ短信

梶谷耕一(がじぃ)
OBJ長野校のある大網地区も紅葉が始まりました。雨飾山から、毎日少しずつ降りてくるのが見て取れます。そしていよいよ白銀の世界へ・・・、僕を含めて多くのスタッフは雪を持ち焦がれているのです。早く降らないかなぁ!

加藤剛(ゴウ)
今年は秋がない!キノコも紅葉もなく夏から初冬に季節が流れ。冬の準備を慌ただしく行う毎日。ただ、庭先で焚き火にあたり、ビールを飲みながら見るオリオン座流星群はすばらしかった。

河合宗寛(むね)
先日、たまたま入った居酒屋で「なまぎも」というメニューを発見しました。これはもしやと思いすかさず注文して食べてみました。残念ながら牛さんではないのだろうけど、感動の味に再会できました!

谷いづみ(いづ)
食べてくれる人がいるって、幸せなことですね。おいしい笑顔、はずむお話、初めて会った者同士でもいつの間にか古くからの友人のような掛け合いが始まっていたり・・・(笑)楽しい食卓に潜む不思議に、まだまだ夢中。

茶木知孝(チャッキー)
ここ1ヶ月はほとんどの時間を富士五湖の一つである西湖で過ごしました。真っ白に雪化粧をした富士山をバックに周囲の山々が紅葉で色付く景色は本当に美しいです。

中村伸治(もんど)
久々に鹿児島に帰りました。大網では炬燵を出していたのにまだまだここは暖かい。日本、広いね。

前田浩一(マエッチ)
この秋は元長野校スタッフの結婚式ラッシュです。素晴らしい出発となるよう、大いに祝福してあげたいです。

松本聡(シャトル)
来月は「熊野古道」の調査に行ってきます。1週間程度モクモクと歩いてみる予定です。どんな世界が広がっているのかなぁ。アウトワード・バウンド21日間が素敵なコースになりますように。

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6. 編集後記

12号にして初めて、編集後記に困りました。書くことを思いつかない。しばらく考えていましたが諦めました。ないものはない。ひねり出しても仕方がない。そんな文章、誰も読みたくないですよね。この1ヵ月、何もなかったのかなぁ・・・年を取れば取るほど時間が経つのを早く感じるって言いますよね。あれって年を 取ると新しいことを経験する機会が減るからだと誰かが言っていました。昨日のような今日。なるほど。何か新しいことに挑戦したい今日この頃です。

次回のメールマガジン配信は11月末です。どうぞお楽しみに!(前田)

発行元:財団法人日本アウトワード・バウンド協会長野校

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.11

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.11
2012年9月29日発行
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皆さんこんにちは!ようやく、本当にようやく秋の気配が漂ってきました。いい季節ですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。稲刈りが終わり、畑では夏とは違 う野菜たちが育っている長野校周辺。実りの秋です。ただ小谷の秋は短く、冬の訪れが早いので「まだ9月末」というよりは「あと2ヵ月で雪が降り始める」という感覚です。昨年の冬は豪雪で長野校も被害を受けました。油断大敵、備えあれば憂いなし。残り2ヵ月でしっかりと準備をして冬を迎えたいと思います。

日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第11号が完成しました。来年2月に開催を予定している「アウトワード・バウンド熊野古道21日間」のご案内やスタッフエッセイ、スタッフ紹介など、今号も盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、9月27日までにOBJホームページよりお問い合わせやコース参加お申込みを頂いた方にも配信しております。メールマガジンの配信が 不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨を御返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

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1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド熊野古道21日間」
2. スタッフエッセイ「アウトワード・バウンドコースのねらい」 セーフティ担当 河合宗寛
3. スタッフエッセイ「自然に生きる」 キッチン担当 谷いづみ
4. スタッフ紹介:昼馬彰純
5. スタッフ短信
6. 編集後記

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1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド熊野古道21日間」
コースディレクター:松本聡

~あなたはどんな未来を築きたいですか?~

アウトワード・バウンド熊野古道21日間は、紀伊半島に広がる世界遺産・熊野古道を舞台に、
本物の旅を提供します。

21日間という長い時間に、あなたは何を求めるでしょうか。
21日間という長い旅を終えた時、あなたの心には何が残っているでしょうか。

熊野古道には悠久の歴史を超えてきた空間が残されています。
大自然の中に身を置くと、否応なく心が揺れ動き、
揺さぶられることによって初めて「そのままの自分」が現れてきます。
日常生活でいつの間にか身につけてきた余計なものが取り払われ、
「今、ここ」にいる自分を強く感じることができるでしょう。

自分の中にある色々な部分を、ひとつだけ切り取って育てていくことはできません。
また、都合の良いように、自分の気持ちをコントロールすることもできません。
見過ごされている部分、大事にされていない部分は、
時間が経つと歪み始めることもあります。
今そこにいる、ありのままの自分をみつめること、受け入れること、
それができるのは「今、ここ」にいる自分しかいないと思います。

自分は何者なのか、
将来どんな道に進みたいのか、
そのためにどんな日々を積み重ねていけばいいのか。
その「答え」は誰にもわかりません。
言い換えるなら、「答え」ではなく「どう決断するか」だと思います。
そしてそれは自分で決めることができるはずです。

これからの自分を築くための21日間。
その一歩を一緒に踏み出してみませんか?

【開催日】    2013年2月17日(日)~3月9日(土)
【開催地】    紀伊半島周辺
【対象】   16歳~39歳
【集合】   京阪電車・大阪市営地下鉄谷町線天満橋駅10:00
【解散】   JR参宮線・近鉄山田線伊勢市駅 12:00
【参加費】    240,000円
【申し込み方法】    ウェブサイトのお申込みフォームより、「アウトワード・バウンド熊野古道21日間」をお選びください。

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2. スタッフエッセイ 「アウトワード・バウンドコースのねらい」
セーフティ担当 河合宗寛

今回は、僕が担当するコースで、コース開始時に伝えていることとインストラクターとして心がけていることをお話ししてみたいと思います。

アウトワード・バウンドコース開始時には必ずコースのコンセプトとねらいを説明し、参加者の皆さんに合意してもらった上でコースを開始するようにしています。アウトワード・バウンドコースのコンセプトは「自分の可能性に気づく」ことだと説明しています。アウトワード・バウンドには“We are all better than we know.”「我々は自分で思っている以上の存在である」という言葉があります。「何歳になってもどんな人でも全ての人に可能性が眠っている」という前提に立って、その可能性に気づくことをコンセプトにしたコースであるということをお話ししています。

それから、プログラムのねらいをお伝えしています。ねらいは、コースの日数や開催場所によって違うのですが、いつも必ずねらいに掲げていることをここで紹介します。それは次の図のモデルで説明できます。

・Comfort zone(コンフォートゾーン)は「心地よいゾーン」。良くも悪くもストレスなくいられる心の状態を表しています。安心していられる状態でもあり、どっぷりぬるま湯につかっている状態とも解釈できるでしょう。
・Groan zone(グローンゾーン)は、「うめきのゾーン」。ストレスや葛藤がある状態です。
・Growth zone(グロウスゾーン)は、「成長ゾーン」。コンフォートゾーンを飛び出して、グローンゾーンを乗り越えた先に辿り着く成長した状態のことです。それは大きく広がった新たなコンフォートゾーンでもあります。

新たなコンフォートゾーンの外側には、次のグローンゾーンがあり、さらにその外側に次のグロウスゾーン…と無限に続いていきます。人が成長し続けるためには外の円に向かって一歩踏み出すこと必要なのです。つまりアウトワード・バウンドのコースは「自分の可能性に気づく」ために、「コンフォートゾーンから踏み出してチャレンジする」場である、ということをお話ししています。

きっと人それぞれいろんなコンフォートゾーンやグローンゾーン、グロウスゾーンがあって、それぞれにいろんなチャレンジがあり、様々な成長の形があるのだと思います。そこで僕は、次のようなことを念頭に置いてアウトワード・バウンドコースに携わっています。

・アウトワード・バウンドが来たいときに何度でも試しに来られる場所として、
・その人がその時に在る人生のステージに合った気づきや学びを得られるように
・チャレンジできる環境を整えて、
・一人ひとりの心の声にエネルギーを傾けてじっくり丁寧に関わっていく

まだ参加したことのない人も、過去に参加したことのある人も、これを読んでピンと来たらぜひ一度試しに来てください。お会いできることを楽しみにしています!!

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3. スタッフエッセイ 「自然に生きる」
キッチン担当 谷いづみ

人間らしい生き方ってなんだろう。
本当の豊かさとは・・・?
私は、そこを生きたい。

こんなことをやれぼんやり考える今日この頃。

2本のドキュメンタリー映画に出会いました。

東ティモールの独立に至るまでの戦慄の記憶と人々の生きざまを描いた「カンタ!ティモール」と、ダムの底に沈みゆく運命を背負った村に戻って暮らすじじばば達を撮った「水になった村」。

東ティモールはインドネシアの南東、オーストラリアの北側に位置する小さな島国。
インドネシアの制圧を受けて2002年に独立するまでの24年間で住民の3人に1人、20万人が命を落としました。
目を覆いたくなるような、耳をふさぎたくなるような映像の中で、心を奪われた人々の悲しくもやさしい眼差しと子供たちのはじける笑顔。あふれる出る音楽。
悲 しい歴史を許し、土を踏みしめ踊り、歌い、家族が助け合い、東ティモールの大地を心から愛し、自然の神々を称える暮らしと、石油資源ほしさにインドネシア軍に金銭的な援助をしていた日本にさえ、日本人も東ティモール人も皆同じ大地の子だという心の在り方に感銘を受けました。

一方の水になった村は岐阜県の徳山村という、今は徳山ダムの底に沈んでしまった村に暮らすじじばば達の話。
83歳の元気なばばが4時間も山道をあるいて藪をかき分け先祖から受け継いだわさび畑を守っています。
数年後には水に沈むと知っていながら、抜いてしまった小さなわさびはまた植え直すばば。
山菜採り、田んぼ、畑は勿論のこと、魚採り、栃餅作り、山の梨、キハダのお薬、マムシの焼酎漬け、狩り・・・すべてはこの土地から、土も大切にします。
かつて大家族を養うために大きな樽に塩漬けした山菜、お漬物をたくさん作ってきましたが、それらを一人暮らしになっても変わらず作り続ける姿。いつでも訪ねてきた家族、お客様をお腹いっぱいにできるようにと・・・。
よく笑い、よく働き、若者に負けないくらいよく食べる。
山の恵みを頂く暮らしを心から楽しみ、ご先祖さま、神様に感謝して生きる。
慈愛に満ちた表情と、とびきりの笑顔がなんとも言えず素敵で、その生きざまがとてもかっこいいのです。

2本とも、その土地を愛し自然に生かされていることに感謝の気持ちをもって生きる人間の姿を映し出す素敵な映画でした。
忙しさの中何かを忘れがちだった私の心に、深く刻まれたふたつの作品。

食べることは生きること。と言っている私ですが・・・
生きるとはその土地を愛し、暮らしを紡ぐこと。食べていくことは、日々の暮らしそのものなのかな。
そして山の中や少し不便な「ない」暮らしの中で培われた自然を慈しむ心や感謝の心、大地に育まれる喜びが、自分以外の人を思いやるやさしさの源でもあるように思います。

ありたい自分の原点に帰る旅をしたかのようでした。

人間らしく・・・皆さんはどんな暮らしや生き方を想い描くでしょうか?
山や川、日常を離れた大自然の中で、太陽のぬくもりや風の温度、草木の香りを感じながら自分の心に耳を傾けてみるのもいいかもしれませんね。

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4. スタッフ紹介 昼馬彰純

こんにちは、「ひるまん」こと昼馬彰純です。

私は2004年JALT、2008年Winter-JALTを修了し、そこからOBJに関わるようになりました。5年目。こう言うと中堅のインストラクターで、さぞ活躍しているのかと思われるかもしれませんが、実際はそうではありません。不登校の高校中退、仕事が続かないフリーター。自信皆無。体を動かすこ とも苦手な太っちょ。簡単に伝えようとすれば、そういう人物でした。

そもそもアウトワード・バウンドとの出会いは、一枚のポスターでした。当時キャンプのボランティアだけを生活の張り合いとして過ごしていた中、その延長にプ ロフェッショナルな仕事があることに衝撃を受けました。親に「大学に行かせたつもりでお金を出して欲しい」と頼んだ20歳の春、JALTに参加しました。ですが、結果、心身ともに途方もなく辛く、この世界で働くのはとても無理だと諦めました。絶対に無理。ありえない。JALTを終えたときの気持ちはまさに「敗退」でした。

では、JALTで何を得たのか?JALTの期間を「耐え過ごした」ことによる小さな自信。どこかに残る「チャレンジ」「本流(ものごとの核心へぶつかっていかないといけな い)」という言葉。しかしまた、よりくすんで見える自分の日常と、何かしないといけないのではないか?という切迫感も強く感じることになりました。良い変化も、悪い変化も抱えての日々。それでも頭のどこかにアウトワード・バウンドのことが残りました。絶対無理やけど、どこか憧れてる、夢見てる職業。僕はアウトワード・バウンドのインストラクターとは、体を酷使して人の経験や心に責任を持つ仕事だと感じていました。なので、まず体を酷使して、何かにしっかり責 任を持てる仕事を前段階としてやろうと思い立ちました。しかし、頑張れば頑張るほどしんどくなる。結局何も続かない、何も残せない、情けないフリーター生活。弱さや気質は変わらない。

そんな中、一番やりたいことを仕事にし、逃げ場をなくすことでしか自分はひとり立ちできないのではないかと考えました。アウトワード・バウンドのインストラクターになるには、JALT修了後にインターンを経験しなければなりません。私の場合は、JALTから4年後のとても遅いインターンでした。そのインター ンの中でも上手く事は運びません。何もできない。忘れているのか、そもそも身についていなかったのか?より背水の陣をとるべく、そのまま借金をしてWinter-JALTへ。それでも体力もセンスもなく、努力を継続することも不得意。春から雇ってもらえたものの、仕事は車の運転、装備の片づけ、キャ ンプで食事を作ること。そして万年アシスタント。強い憧れとともに、「インストラクターたるものこうあらねばならない」という思いと、現実の自分との落差。また裏方としてコースを助けることに満足感を得ながらも、そもそも何をしたくてここに居るのか?何ができるようになったんだ?と問う心の声。自分の心身と上手く折り合いをつけることに悩み続け、またその悩みから来る不安定さで、周囲に迷惑をかけ続けました。

それでも私が、OBJに関わり続けられたのは何故なのか?それは、悩んでいる姿を受け入れてくれる、少しの成長でも見つけてくれる、本気で思いをぶつけてくれる仲間達がいたからです。いつか恩返しをしないといけないと思っていました。

そんな自分が今年初めて4月から期間契約のインストラクターとして働くことになりました。今年、一番印象深かったコースは6月に行った小中学生対象の沢登りのコースです。2度目のグループインストラクターとして、プログラムの展開を考え、詰めて、臨んだコース。ですが、前日の夜中からの急な雨で増水。水量の多い沢に苦戦している子ども達。ゴールとしていた場所までたどりつけない可能性がありました。どこかで中断しないと、解散時間に間に合わないのではないか?そう思って子ども達に時間の話をしました。こんなに大変なら、もう十分に頑張り、どこかで満足してもらえているのではないかと思っている自分もいました。でも、そこにあったのは彼らの「行きたい!ゴールしたい!!」という強い思いだったのです。「この思いに見合うだけの、経験や喜びを提供する責任が俺にはある。そこに到達させることこそ最優先だ。腹をくくれ。」そしてやはり本当はゴールさせてあげたい。シンプルに自分がこの子達と行きたいという思いもありま した。やらなければいけないことと、やりたいことが重なり、自分の力が増していく感覚。大人も子どもも一緒に挑む滝。そして無事着いたゴールと青空、笑顔。コースが終わったとき、子ども達にしっかりチャレンジする場を提供できた安堵と共に「あぁ、あの沢で、俺はとても俺自身だった」と思ったのです。それがとても心地よかった。何かの役割や仕事だからそうするのでは無く、本心の下に、本気で行動した時に感じた力と、それが及ぼす作用がとても印象に残りました。

他の人なら人生の中で自ずと、あるいはアウトワード・バウンド・コースの3日間や5日間のコースでさえ体験する気持ちを、私は5年掛かってやっと体験しているのかも知れないけれど。私にとってアウトワード・バウンドは、「チャレンジ」や「本流」という生きる方向性や臨み方を与えてくれた場であり、また自分が自分になっていく為の寄る辺だったのかも知れません。

もしアウトワード・バウンドが、あなたにとっても「自分を感じる」場だとしたら、例えば「きっかけ」や、「自分の課題と向き合う時間」や、「本当にやりたいことを見つける、 またそこへ向かう力」を提供できる場だったとしたら、とても嬉しい。私は自分を探すために、まだまだ歩き始めたばかりです。共に成長していきたい。

そして私は、そういう場を作り、支えられる人になりたいと思っています。

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5. スタッフ短信
梶谷耕一(がじぃ)
「かじたにさ~ん 菜っ葉やるぞっ!」今日も大きな声の中西のばあちゃんの声が早朝から聞こえてくる。眠い目を擦って玄関に出ると、山盛りのむらさき菜 が・・・。「おめぇ好きだって聞いてたから、いっぱい採ってきた。わたしゃ、あんまり好きじゃないから・・・」。以前、ばあちゃんに自分が好きじゃない野菜をなぜ作っているのか聞いたことがある。野暮だった。「おめぇたちが好きならそれでいいじゃねぇか~」。とにかく凄い人だ。こんな人になりたいと思う。

加藤剛(ゴウ)
再びやつらが動き始めた。稲刈りが終わるこの時期。今週から家の中に進出してきた。ガムテープと灯油の入った蓋付きの空き缶を用意しなければ。あっ、くさ!カメムシ踏んでしまった。

河合宗寛(むね)
かれこれ10年くらいサーフィンをやってみたいと思いつつやらないままでした。そろそろホントに始めてみようかな。

谷いづみ(いづ)
秋のお彼岸の中日。一人で食べきれないから~と、となりのおばちゃんから沢山のおはぎを頂きました。たとえ一人でもお彼岸のおはぎを欠かさない、季節の行事を大切にする心。素敵だな~。暑さ寒さも彼岸まで、とは本当ですね。肌寒くなってきました。秋深まる大網です。

茶木知孝(チャッキー)
先日、和歌山に行って来ました。開放感のある広い空に感動しました。小谷村で広い空を見るには・・・。そろそろ高い山に登りに行こうかなぁ。

中村伸治(モンド)
新しいカヤックを買いました。これでもうワンランク上レベルの川にチャレンジできます。なかなか調子いいですよ。さあ、後は、山と、クライミングと、沢登りとアイスクライミングと、スキーの道具を買わなければ・・・

前田浩一(マエッチ)
先日八ヶ岳に行ってきました。今年初、の登山でした。五感で感じるもの全てが心地よく、「求めていたもの」でした。自分の足元を見つめ直し、これからを思い描く。そんな山行でした。

松本聡(シャトル)
今年の夏はひたすら北アルプスを歩いた日々でした。3000m級の稜線で感じる夜明け前の空気は凛としていて、身体の奥底まで沁み渡ってきます。登山をしていると、自分の感覚がとてもシンプルになっていくのを感じます。たいてい物事を難しく考えてしまいがちですが、大事にしたいことは結局当たり前の事なんだなと改めて思いました。いつも何かしらの一歩を見つけさせてくれる、それが僕にとっての登山であるような気がします。

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6. 編集後記

いや~今年の夏は暑かったですね。しかも暑い期間が長かった。私が大網に来て12年、9月に入っても暑さが厳しかったのは初めてではないでしょうか。とはいえ、さすがに9月末ともなると暑さはぐっと和らぎ、というか、朝晩は随分冷え込むようになり、夏の終わりと同時に秋はどんどん深まっています。そして2ヵ 月もしないうちに初雪が降ります。大網では季節の移り変わりがとてもダイナミックです。
大網で暮らすようになって数年、ここでは様々な場所、モノ、時間、大地の恵み、自然などから四季を感じることができます。空気はもちろん、匂い、色、畑、田んぼ、花、山、空、雲、太陽などなど。それは時に優しく、時に圧倒的です。そして季節が流れるように、ここでは人も流れて生きています。自然体とは自然と 一体になることだと知りました。足るを知り、自然体で、流れて生きる。そんな生き方、素敵だと思いませんか?私は思います。

次回のメールマガジン配信は10月末です。どうぞお楽しみに!(前田)

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.10

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.10
2012年8月31日発行
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地元大網の夏祭りが終わり、例年は秋の気配が漂い始める頃ですが、今年はまだまだ暑い夏が続いています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。長野校は毎年恒例の修学旅行プログラムが終わってホッとしたのも束の間、9月からはまた忙しい日々が始まります。

日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第10号が完成しました。来年1月~2月に開催を予定している「ウインタージャルト42日間」の案内やスタッフエッセイなど、今号も盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、今年 8月30日までにOBJホームページよりお問い合わせやコース参加お申込みを頂いた方にも配信しております。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨を返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

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1. コースピックアップ「ウインタージャルト42日間」
2. スタッフエッセイ「日本とJAPAN」 オープンプログラム担当 前田浩一
3. 「企業研修プログラム説明会」及び「企業研修プログラム1日体験コース」
4. 長野校通信2012夏
5. スタッフ短信
6. 編集後記

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1. コースピックアップ「ウインタージャルト42日間」
コースディレクター:河合宗寛

ウィンター・ジャルト42日間は、冬の環境下で安全に冒険教育プログラム提供するための知識と技術を学び、自分を高め、生涯の仲間と出会うプログラムです。その魅力は「厳しくも奥深く美しい冬の環境」と「同じ志を持った、あるいは異なる価値観を持った仲間たち」にあります。

冬山は厳しい寒さがクローズアップされがちですが、そこには厳しい寒さが生み出す奥深く美しい世界があります。冬の魅力、厳しさ、奥深さ、美しさを存分に味わうと同時に、安全に活動するための知識や技術(ハードスキル)、野外での活動を「学習プログラム」として提供するための教育手法(ソフトスキル)も学びます。

そして、知識や技術の習得だけではなく、「同じ志を持った、あるいは異なる価値観を持った仲間たちと共に過ごす」ことにウィンター・ジャルト42日間の真価 があると考えます。私たちが提供する人間教育プログラムの背景には、「人は、人との関わりを通して成長する」という考えがあります。より良い指導者になる ために、仲間との関わりを通じて自分を高め、人生観や教育観、価値観を拡げて欲しいと願っています。

自分を高める経験は、たとえ指導者にならないとしても、人として社会の中で生きて行く上で大きな糧となるはずです。ここでの経験が、出会った仲間達が、今後の人生の中で大きな決断をする時や迷った時、一歩踏み出そうとする時に支えとなってくれるでしょう。素晴らしい自分や仲間に出会えるウインタージャルト42日間に是非参加して下さい。

【開催日】    2013年1月10日(木)~2月20日(水)
【開催地】    OBJ長野校周辺、八ヶ岳
【対象】   18歳以上
【集合】   JR大糸線平岩駅 12:10
【解散】   JR大糸線平岩駅 12:00
【参加費】    452,000円
【申し込み方法】    ウェブサイトのお申込みフォームより、「ウインタージャルト42日間」をお選びください。

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2. スタッフエッセイ「日本とJAPAN」
オープンプログラム担当 前田浩一

大学卒業後、イギリスやカナダに数年間滞在していました。語学学校に行ったり旅行をしたり。友人たちが就職して社会人としての第一歩を踏み出す中、私はまだ「好きなこと」をやっていました。というか、「お前は好きなことやれてええなぁ」とよく言われていました。

高校大学と英語が大の苦手だった私が外国に滞在することになったきっかけは、大学3回生の終わりのゼミ旅行でした。行った国はカナダ。生まれて初めて肌で感 じる日本以外の国、自分が「外人」になっている感覚、そして何よりも英語が理解できない情けなさがありました。マクドナルドでハンバーガーを注文すること が至難の業でした。「英語が話せるようになりたい」。クォーターパウンダーを頬張りながら、そう強く思いました。世界の色んな国に行ってみたいという気持ちもありましたが、それ以上に「英語が話せるようになって色んな国の人と話をしてみたい」という気持ちの方が強くありました。

その後1年間アルバイトでお金を貯め、NHKのラジオ英会話で勉強し、自分では満を持してロンドンの地に足を踏み入れた・・・つもりでした。しかし現実はそう甘く はなく、初日は泣きそうでした。乗りたいバスに乗ることも、降りたいバス停で降りることも、ローカルホテルにチェックインすることも、日本では当たり前に出来ることが、何もかも困難でした。1年間のNHKラジオ英会話での勉強も、「時間がある時だけやる」方式では効果は無に等しく、先が思いやられました。

その後半年間をイギリスで、一旦帰国した後の2年数ヶ月をカナダで過ごしました。絶えず金欠でしたが、素敵なホストファミリーやいい仲間に恵まれ、充実した毎日でした。英会話力もそれなりに身についていきました。そんな日々で強く感じたことは、自分が「日本人」だということでした。私が言葉で表現する日本はもちろん、私の普段の言動や行動、考え等全て が周りの日本人以外の人にとっての日本や日本人になると思い始めました。そして自分が日本や日本人のことについて知らないことが多い(日本に関する質問に 答えられない!)ことに気づき、「自分はある意味日本代表なんや」という勘違いもあってより日本や日本人の事を知ろう、他の国の人にももっと知ってもらい たいという欲求が湧きました。そうして客観的に日本の事を見始めると、それまで見えていなかった日本の良さや問題が見えるようになりました。その頃私がよく一緒に時間を過ごしていた韓国人や台湾人、メキシコやブラジルなど中南米の人が自分の国に愛情があり、その国の人間である事に誇りを持っているの とは対照的に日本人からは自分の国に対する愛情を余り感じる事ができず、日本人である事に誇りを持っていない事にも気づきました。私は「日本をもっと良い国にしたい。そして日本人が自分の国を愛し、日本人である事、つまり「自分」に誇りを持ってほしい」という思いを持っています。その思いは日本を離れるこ とで自分が日本人である事を強く感じ、日本を客観的に見た事で私の中に芽生えたと思っています。

私はアウトワード・バウンドでの経験を通して、老若男女を問わず多くの人に自分の可能性に気づいて欲しいと思っています。自分の幅を拡げ、自分の世界を拡げ、自信を持って生きて欲しいと思っています。そういう人が増えればこの国はもっと良くなる、もっと良くしたいと思っています。皆さんも是非、アウトワー ド・バウンドで世界を、そして自分自身を拡げる経験をしてください。

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3.  「企業研修プログラム説明会」及び「企業研修プログラム1日体験コース」

御社の人材育成にアウトワード・バウンドのプログラムを採り入れませんか?アウトワード・バウンドの企業研修プログラムは、グローバルで活躍する人やこれか らの事業経営をリードする方々に必要な「実行から学ぶマインドセット」と「多様な価値観を認め合うチームワーク」を育みます。

そのアウトワード・バウンドの企業研修プログラムの内容と効果を紹介する「企業研修プログラム説明会」を9月21日(金)に東京にて開催します。また、実際 のプログラムの効果を体感する「企業研修プログラム体験コース」を10月21日(金)山梨県富士河口湖町にて開催いたします。

アウトワード・バウンドの企業研修プログラムは、日本、アメリカ、シンガポールなどの企業やビジネススクールなどを中心に多くの企業や学校で採用されていま す。世界で認められている効果を体験して下さい。人材育成を担当されている方のご参加をお待ちしております。また、人材育成を担当されているお知り合いの方にご紹介頂けると嬉しいです。

企業研修プログラム説明会
【開催日時】  2012年9月21日(金)15:00~16:30
【開催地】         ベルサール飯田橋駅前2階(東京都千代田区3-8-5 JR飯田橋駅から徒歩3分)
【対象】             人材育成に関わる担当者様、責任者様
【内容】             アウトワード・バウンドの紹介、体験学習とは、アウトワード・バウンドの企業研修プログラムの特徴、リーダー育成、チームビルディングなどの実例紹介、10月12日の体験コースの紹介、人材育成に関する相談など
【参加費】         無料
【申し込み方法】    担当の梶谷(かじたに、025-557-2211)にお電話、またはウェブサイトのお申込みフォームよりお申込み下さい。

企業研修プログラム体験コース
【開催日】   2012年10月12日(金)
【開催地】   山梨県富士河口湖町西湖湖畔 観岳園キャンプ場
【集合】   富士急行 河口湖駅  9:40
【解散】   富士急行 河口湖駅18:00
*首都圏から公共交通機関で日帰りが可能な時間を設定しています。お車での参加も可能です。
【対象】   人材育成に関わる担当者様、責任者様
【内容】   アウトワード・バウンドの企業研修プログラムの体験(自然の岩でのロッククライミング、グループチャレンジなど)
【参加費】     3,000円(昼食代、保険料等を含みます)
【申し込み方法】    担当の梶谷(かじたに、025-557-2211)にお電話、またはウェブサイトのお申込みフォームよりお申込み下さい。

内容の詳細およびお申し込みはホームページ、または、担当の梶谷(かじたに、025-557-2211)までお電話ください。

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4. 長野校通信2012夏

久しぶりの長野校通信です。怒涛の8月がもうすぐ終わろうとしています。今回は最近の長野校について、幾つかの写真を織り交ぜながらお伝えします。

今年1月-2月の豪雪でダメージを受けた長野校は、少しずつ回復しています。降り積もった雪の圧力で割れた窓ガラスを入れ替え、補強のために貼ったガムテープは誰もがはがすことを諦めていましたが、チャッキーとモンドが丁寧にはがしてくれました。屋根雪下ろしでところどころはがれ落ちた雪囲いの受けは、次の 冬が始まる前に全て新しくなります(現在工事中です)。今はまだ夏ですが、小谷の秋は短く、あっという間に雪が降り始めます。備えあれば憂いなし、です。

そして今、長野校は校舎正面の外壁の張り替えと玄関屋根の再生工事中です。2000年に私が長野校に来てから最大の修復作業です。工事が終了した時にどのような長野校になっているのか、今から楽しみです。その様子はFacebookページで紹介します。

昨夏に広く生まれ変わった長野校の玄関にパンフレットラックを設置しました。コースの参加者はもちろん、長野校を訪れる全ての人がパンフレットやチラシを手 に取りやすくなりました。2012秋冬パンフレットは近日中に完成します。完成次第、ウェブサイトやFacebookページでお知らせします。

私たちは多くの方に長野校に来校して頂きたいと思っています。古き良き木造校舎とOBJスタッフに是非会いに来てください。来校される時は事前に日時等をお知らせ頂けますと助かります。長野校周辺での宿泊をお考えの方には近隣の宿泊施設を紹介致します。長野校スタッフ一同、皆さんのお越しを心からお待ちして おります。

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5. スタッフ短信
梶谷耕一(がじぃ)
本当に暑い夏ですね。OBJ長野校のある大網地区にはエアコンのある家は1件しかありませんが、さすがに今年は買いたくなりました。「信州に行けば涼しい」と信じて長野校にいらした方を裏切るのは8月末で終わりにしたいです。

加藤剛(ゴウ)
このところ朝5時30分に起床、長野校に6時30分ぐらいに登校。朝の空気は既に秋。空にはいわし雲。季節の交代劇は空の上では確実に行われています。ちなみに、朝の外気温は18度前後。寒いぜ!

河合宗寛(むね)
新しい経験をしたい、自分とは違った価値観に触れてみたい、そんな想いが込み上げてくる今日この頃です。いつもはプログラムを提供する側の僕ですが、何かに参加してみたいです。おすすめがあればぜひ教えて下さい!!

谷いづみ(いづ)
私の帰宅を待たずしていつのまに家に上がりこんでいる来客さま。・・・黒くて変幻自在に飛び跳ねるあのお方。そう、コオロギくん。(・・・ちゃんかも)あまりに勢いがいいので小さなタッパーにすくっては外に出してあげます。秋ですね。

茶木知孝(チャッキー)
初めて大網集落の夏祭りに参加しました。「面(めん)」の役として、女装&おかめのお面を被って神輿の列につきました。集落外から若い人たちが一杯やって来て、大変賑やかな瞬間でした。平均年齢が20歳くらい若返ったんじゃないかなぁ。

中村伸治(モンド)
必殺仕事人、中村主水(なかむらもんど)を知っていますか?私のニックネームの由来です。以前から子供には「知らな~い」と言われましたが、最近は大人の方 でも知らない割合が増えてきました。そりゃそうです。自分がOBJに来たころにジュニアコースに参加していた人たちが、もう社会人になっているのですから。自己紹介をして『中村主水』を知ってくれていると嬉しくなります。・・・皆さん、よろしくお願いします。

前田浩一(マエッチ)
先日、和歌山の祖父母が叔父叔母に連れられて信州に来てくれました。行き帰りには白川郷や飛騨高山、上高地、白馬ジャンプ台、かんてんぱぱガーデンにモンキーセンターなどに立ち寄ったそうで・・・1泊2日の強行軍でしたが久しぶりの信州を満喫したようです。90歳と81歳、まだまだ元気でいて欲しいです。

松本聡(シャトル)
今年の夏は北アルプス三昧の日々でした。秋以降は中央・南アルプスに遠征してこようと思います。まだまだ行ったことのない山域ばかり。困っちゃうなぁ~。

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6. 編集後記

田舎の夏は虫と雑草との戦いです。今年の夏は地元大網集落の武田誠さんが長野校周辺の草刈りや整備の指導をしてくれました。お陰で長野校は見違えるほどきれいさっぱり、コース参加などで長野校を訪れる多くの方々が快適に過ごせる場所になりました。大網集落は高齢化が進んでいますが、まだまだ皆さんお元気で す。アウトワード・バウンドがこの地で活動を始めて20年以上になります。これまでも、そして今も地元の支えがあってこそだということを改めて感じました。アウトワード・バウンドはこれからも地元大網や小谷村に貢献し、恩返しをしていきます。

次回のメールマガジン配信は、9月末です。どうぞお楽しみに!(前田)

発行元:財団法人日本アウトワード・バウンド協会長野校

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.9

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.9
2012年7月30日発行
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皆さんこんにちは!毎日暑過ぎる日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。この夏のアウトワード・バウンドはジュニアコース、教員免許状更新講習、高校生対象のユースコース、アウトワード・バウンド9日間と5日間がそれぞれ開催予定です。それ以外にも修学旅行のコースあり、説明会ありと1年で最も忙しい時期を迎えていて、慌しくも活気に満ちた毎日を送っています。

日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウン ド」の第9号が完成しました。9月に開催を予定している「アウトワード・バウンド丹沢3日間」のご案内やスタッフエッセイ、スタッフ紹介など、今号も盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、今年7月29日までにOBJホームページよりお問い合わせやコース参加お申込みをいただいた方にも配信しております。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨を返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

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1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド丹沢3日間コース」
2. スタッフエッセイ セーフティ担当 河合宗寛
3. スタッフエッセイ ロジスティックス 加藤剛
4. スタッフ紹介 由井義仲
5. スタッフ短信
6. 編集後記

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1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド丹沢3日間コース」
コースディレクター:松本聡

残暑厳しい都会を抜け出し、秋の気配がし始めている9月の丹沢で気持ちのいい週末を過ごしませんか。この秋のアウトワード・バウンドコースは丹沢3日間から始まります。富士山や西湖が美しい富士山麓でのロッククライミングや関東で人気の丹沢での沢登りなど、体も心も思いっきり動かす3日間です。本コースには16歳~39歳が対象のコースと、30歳~70歳が対象のコースがあります。16歳~39歳が対象のコースでは未知の経験に挑み、初めて会う仲間と気持ちを分かち合うことから、今まで感じたことのない新しい自分自身を感じてください。30歳~70歳のコースではこの3日間の経験を通して、普段の生活では自分の奥深くに眠っている熱い気持ち、何かに思いっきり打ちこんだ時に得られる達成感や満足感を感じ、普段の生活に大きな刺激を与える、そんな3日間を過ごして欲しいと思っています。

たった3日間、されど3日間です。さぁ皆さん、思い切ってこの秋のアウトワード・バウンド丹沢3日間に参加し、一生の宝物となる「経験」を手に入れてください。多くの方からの参加申込みを心よりお待ちしています。

【開催日】
A:2012年9月7日(金)~9月9日(日)
B:2012年9月15日(土)~9月17日(月・祝)
C:2012年9月22日(土)~9月24日(月)
【開催地】  山梨県富士河口湖町西湖周辺、および神奈川県山北町丹沢湖周辺
【対象】   開催日AとC:16歳~39歳 開催日B:30歳~70歳
【集合】   富士急行線河口湖駅 9:10
【解散】   JR御殿場線谷峨駅 15:30
【参加費】   50,000円
【申し込み方法】    ウェブサイトのお申込みフォームより、「アウトワード・バウンド丹沢3日間」をお選びください。

*アウトワード・バウンド丹沢3日間コースのチラシがございます。送付をご希望の方はOBJ長野校までメール、またはお電話でご連絡ください。また、OBJウェブサイトの資料ダウンロードページでチラシのPDFファイルをダウンロードすることができます。お知り合いの方等にご紹介、お勧めする際に是非ご活用ください。

*9月には丹沢以外にも信州(30歳~70歳対象)や兵庫(16歳~39歳対象)で3日間コースを開催致します。どちらも登山がメイン活動のコースです。詳しくは各コースのページをご覧ください。

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2. スタッフエッセイ
セーフティ担当 河合宗寛

先日のミーティングで、「我々が目指すのは『強い個』の育成なのか?」ということが話題になった。おそらく誰しも、大なり小なり潜在的には「強くなりたい」と感じているのだろうと思う(「強い」という言葉の定義はさておき・・・)。かく言う僕は、やはり強くなりたいと思っている。けれど僕にとって、 我々OBJがメッセージとして世に発信するもの、我々アウトワード・バウンドが目指す社会の在り方は、「強い個」ではなく、「受容的な関係」でありたいと思う。

家族も地域もクラスも学校も会社も、いかなる組織も国も、社会を構成しているのは「人間」であり、集団の在り方を決めるのは、「個」よりもむしろ、「関係」だと思うからだ。そしてこの「関係」は「個」にも大きく影響し、「個」を伸ばすこともあれば、抑圧することもある。「個」の在り方を決めているのも 「関係」だと思えるのだ。

集団の中で個々が充足した生き方をできるかどうかは、個の力よりも、「関係」に起因するような気がする。ある人が、その人生において、どんなに素晴らしい仕事を成し遂げたところで、人間関係がうまくいっていなかったら、その人の充足感は薄いのではなかろうか。同様に、集団が力を発揮できるかどうかも「関係」によるところが大きいように思う。

人間は「関係」の中で生きている。みんなそれぞれ、強いところ弱いところ、良いところ駄目なところ、いろんな面を持って、またそれぞれなりに何かを背負って生きている。それでいいじゃないか。僕は、パーフェクトな最強の存在を、好きにはなれない。苦しんでも一生懸命生きている姿に愛おしさを覚える。「誰からも好かれる人なんていない。誰からも好かれるという理由で、その人を嫌いになる人がいるから」という言葉をどこかで聞いたことがある。誰からも好かれているあの人を好きにはなれない、そんな自分がちっぽけで嫌になる。でもそんなちっぽけな自分を「好きだ」と言ってくれる人がいる。それだけでふっと心が軽くなる。完璧な人だと思っていたあの人の弱い部分に触れる、そうしたらなんだかあの人が身近に思える、なんてこともある。人間って複雑で単純だ・・・。

認めてもらえるからこそ、小さな自分を認められる、もっと大きくなりたいと思える、頑張るエネルギーが湧く。自分の周りにいてくれる一人一人を愛おしく思える、そんな関係が広がっていくといいなあ。やがてそんな想いが広がって、そんな関係が広がっていく。それはつまり、メルマガ5号で書いた「自分が社会の一員だと感じられる」、「社会に主体的に関わりたくなる」、そんな社会への第一歩なんだと思う。

「社会が変わる」、それはおそろしく時間のかかることかもしれないが、急いじゃだめだ。僕たちが関わる相手は「人間」だ。じっくり丁寧に、自分も相手も大切に、一歩一歩関係を築いていこう。僕自身はそんな想いで毎日にエネルギーを注いでいきたいと思う。

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3. スタッフエッセイ
ロジスティックス 加藤剛

都会暮らしの人からすると、田舎暮らしはのんびりしているイメージでしょうか?そんなことはありません。とにかく、やることは沢山あります。今は草刈り中心に前の冬に壊れた所の補修、次の冬に備えての保存食作りなどです。村のお爺さん、お婆さんを見ていると勉強になることばかり。村普請という共同作業に出れば実感できます。何百年続いてきた共同作業。一人ひとりの小さい力が集まるとこれだけの力になるんだと、思い知らされる時でもあります。

OBJの本質が、もしかしたらすべて村の生活には流れているのではないでしょうか。雪国の自然の中で生活するには、あきらめない気持ちと人を思いやる気持ち、そして妥協しながらも頑張る気持ち。矛盾ですが、自然の中では人は無力です。だから、色々なことを考え、学んでいきます。失敗するから、上手く出来るようになります。

失敗も笑い飛ばせる村のお爺さん、お婆さん。どれだけの人に支えられて私はこの村で生きているのか想像するだけで、してほしいことをしてあげられる強さを持ちたいと痛感させられます。

エネルギーとは、自ら出すのではなく、周りから貰い、噴出するものなのかもしれません。

とりあえず、明日は壊れた土壁塗りです。 明日、天気になぁーれ!

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4. スタッフ紹介

今回は昨年のJALTを終了した由井義仲さん(ユイ)を紹介します。

「やべぇ・・・・こいつら本気だ・・・・」ここら辺から何かが変わってきたんだと思います。

ユイです。本年度よりインストラクターとして働いています。以前はスポーツ・クラブでインストラクターをしていました。その後は海外に旅に出たり、山小屋にいたり、富士山のガイドをしたり、少しだけ会社員もやっていました。迷走していました。

そんなときOBJのことを知りました。最初は野外救急法コースに申し込みました。金額で悩みましたが、これが始まりでした。そのコースが終わる時には続けて行われるスキルアップコースに申込んでいました。更にそれが終わってからすぐに70日間の指導者育成コース、通称JALTに申し込んでいました。コースが始まる2日前?でした。参加費を振り込んだ後になって、すごくドキドキしたのを覚えています。

JALTの最初の9日間で、自分の中の何かが変わりました。滝にへばりついたまま動かない仲間とそれを見守るインストラクターたち。こちらが「おいおい、アイツもうムリだ ろ・・・」と思っていても、インストラクターは彼をジッと見つめたまま動かず。。。「やべぇ・・・こいつらやべぇ・・・」ここらへんからだったと思いま す。

自分が本気になるといろんなことが起こりました。頭でっかちな僕が後先を考えずに飛び込んでもがいていたり、インストラクターに痛いところを突かれ喧嘩モードになっていたり、後になってひとりで凹んだり。様々な自分の一面を見ました。そんな中で何度も不思議な感覚に出会いました。なんというか、アタマが軽くなるというか、余計な力が抜けるというか。「ん?なんだこれ?」という感じでした。でも直感でわかりました。これから生きていくうえで大切にしたい感覚は これなんだなと。

なぜこの感覚が得られたのかは今もわかりません。ひとつわかっていることは、自分が本気になったからだろうなということです。たぶんこれはホントです。そして、そうなれたのは本気で関わってくるインストラクターがいたからだろうなということです。

そういうわけで、僕は今ここでインストラクターをしています。

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5. スタッフ短信
梶谷耕一(がじぃ)
海水浴なるものに何十年も行っていないのです。我が家の子ども達にせがまれても、いつもこの時期はOBJの超ピークシーズンで行けませんでした。「いつかきっ と」と、言っているうちに、子ども達は家を離れました。やっぱり「いつか・・・」なんてないのです。今日は夫婦2人で、焼きいかとかき氷でもやります か・・・。ぜひ、今この時を大切に!

加藤剛(ゴウ)
今年は蛍の当たり年。家の前に沢山の蛍が、夜飛んでます。沢山の蛍が木に止まり、季節はずれのクリスマスツリーのようです。大変だった雪の季節をくぐりぬけたちょっとした御褒美かなぁ。とりあえず、ビール。ビール。あー、美味い。

河合宗寛(むね)
なんだか住みにくい世の中になりました。ああ、レバ刺し・・・。

谷いづみ(いづ)
大網名物、特大きゅうりの季節がやってまいりました。大きいもので50センチ。とにかく、でかい!!学校に持ってきてくれたり、電話をくれたり、毎日きゅうりが絶え間なく届きます。ありがたい。暑い夏をひんやりきゅうりで乗りきるぞっ!きゅうりレシピ、募集中です。

茶木知孝(チャッキー)
最近、4歳になる息子に自転車を購入しました。彼にとって初の自転車です。私が子供の頃に自転車で行ったいろんな場所を思い出しました。そう言えば、ここ数年間自転車に乗ってないなあ。。。自転車で出かけたくなってきました。

中村伸治(モンド)
今年も最も忙しい季節になりました。無事に乗り切るぞ!

前田浩一(マエッチ)
今年は「会って話がしたい」という人が次から次へと現れます。もう一度会いたい人も含めると何人になることやら。。。しかもその人たちは日本はもちろん、 世界の色々なところにお住まいなんです。Facebookは便利ですが、使えば使うほど会いたい気持ちが大きくなります。さてさて。

松本聡(シャトル)
今年も北アルプスに何度か通っています。もっぱらコースの下見か本番での登山なので「安らぐ」ためにいっているわけではないですが、それでもあの大自然に触れるとそれまでの忙しい日々から解放されたような感覚になります。「やっぱり山は良いなぁ」といつも思います。「みんな来ればいいのになぁ」といつも思 います。秋になったら誰もいない山でのんびりしようっと。

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6. 編集後記

「古き良き」という言葉があります。私は新しいものが大好きなんですが、最近はこの「古き良き」もの、特に今まさに失われようとしている古き良きものをも う一度生き返らせることが楽しくもあり、私たちがやらなければならないことだと感じています。もちろん、古き良きは「もの」だけではなく、伝統や知恵、暮らしそのものなど、日本人が太古の昔からずっと大切にし、受け継いできたもの全てです。混沌としている今の世界、今の日本が見つめ直すべきことの一つだと思います。

次回のメールマガジン配信は、8月末です。どうぞお楽しみに!(前田)

発行元:財団法人日本アウトワード・バウンド協会長野校

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.8

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.8
2012年6月28日発行
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皆さんこんにちは!梅雨本番で雨の日が多く、アウトドアからは足が遠のきがちな季節ですが、いかがお過ごしですか?OBJ長野校ではJALTが終盤を迎えています。JALTは後半になればなるほど時間が早く流れる気がします。今日、登山基礎セクションが終わりました。登山が終わればいよいよ指導実習に向けた準備が始まりま す。今年はどのような2日間のプログラムになるのか、今から楽しみです。指導実習の様子は、Facebookでご紹介致しますのでお楽しみに。

日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第8号が完成しました。8月に開催を予定している「ユース・アウトワード・バウンド7日間」のご案内やスタッフエッセイ、キッチン通信、スタッフ紹介など、今号も盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、今年6月28日までにOBJホームページよりお問い合わせやコース参加お申込みをいただいた方にも配信しております。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨を返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

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1. コースピックアップ「ユース・アウトワード・バウンド7日間~この夏、もっと自分を好きになる~」
2. スタッフエッセイ「夏は北アルプス!」 長野校校長 茶木知孝
3. キッチン通信 谷いづみ
4. スタッフ紹介 牧島梨絵
5. スタッフ短信
6. 編集後記

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1. コースピックアップ「ユース・アウトワード・バウンド7日間~この夏、もっと自分を好きになる~」
コースディレクター:森本弘太(マリモ)

生まれてから今日まで、そしてこれからもずっと付き合っていく自分。そんな自分をもっと好きになる夏休みを過ごしませんか?

ユース・アウトワード・バウンド7日間は、夏の信州の大自然で様々な経験をします。なかでも3泊4日の北アルプス登山では、天候に恵まれれば3000メートル級の雄大な山々やどこまでも続く雲海、夜には手が届きそうなくらい近くに満天の星空を見ることができるでしょう。新しい仲間とともに一日、また一日と過ご していく中で、 一つのことに思いっきり打ちこんでいる自分や、仲間と力を合わせたり気持ちを分かち合っている自分を感じ、全てをやり終えた時には、普段の生活では感じるこ とがないくらい心の底から喜んでいる自分を感じることができるはずです。そんなありのままの自分をもっと好きになって欲しいと思っています。

高校卒業後、大学や専門学校に進学する人にとっても、就職して社会人になる人にとっても、ありのままの自分を好きになり、表現し、周りの人に受け入れてもらう経験が、自信を持って人生を歩むきっかけになってくれるでしょう。スポーツやアウトドアでの活動の経験は必要ありません。性別や体力の違いも心配する必要はありません。この夏、大自然の中で最高の仲間と経験を共にする「ユース・アウトワード・バウンド7日間」に是非参加してください。

【開催日】    2012年8月13日(月)~8月19日(日)
【開催地】    OBJ長野校周辺(長野県小谷村)、北アルプス
【対象】   高校生、およびそれに準ずる年齢の方
【集合】   JR大糸線平岩駅 12:10
【解散】         JR大糸線平岩駅 12:00
【参加費】    85,000円
【申し込み方法】    ウェブサイトのお申込みフォームより、「ユース・アウトワード・バウンド7日間」のご希望の日程をお選びください。

*ユース・アウトワード・バウンド7日間コースのチラシがございます。送付をご希望の方はOBJ長野校までメール、またはお電話でご連絡ください。また、OBJウェブサイトの資料ダウンロードページでチラシのPDFファイルをダウンロードすることができます。お知り合いの方等にご紹介、お勧めする際に是非ご活用ください。

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2. スタッフエッセイ 「夏は北アルプス!」
長野校校長 茶木知孝

暑い夏には涼を求めてよく北アルプスに行きました。なかでも、とある夏に歩いた北アルプスは人生で最も思い出に残る一人旅でした。

それは社会人4年目の夏のことでした。週間天気予報で向こう1週間晴天の予報が出るや否や、2週間の休暇をもらって北アルプスに行きました。上高地から親不知まで北アルプスを縦走しようと思いたったのです。突然のお願いで2週間の休みを得られるとは、今から考えると本当に恵まれていたなぁと思います。2週間分の食料と燃料、テントや寝袋などをパッキングし、夜行バスに乗って朝6時に上高地に着きました。8月の第1週とはいえ、朝6時の上高地バスターミナルは人もまばらでした。

背丈を遥かに超えるリュックを背負っていた私は、重太郎新道で「歩荷(ぼっか)さんですか?」とか「どこまで行くのですか?」とか何人もの人に声をかけてもらいました。 「ちょっと山を歩いているだけなんです」とか「親不知まで行くんです」と答えましたが、さすがに上高地近辺にいる人のほとんどは、親不知がどこのことだか ピンときていませんでした。

初日は大変でした。前穂高岳と奥穂高岳を越えて北穂高岳のテント場に行ったのですが、睡眠不足と荷物の重さ、そして、高山病によりヘトヘトになってテント場に着きま した。頭痛と吐き気に耐えながら何とか一晩を過ごしました。2日目以降は、体が慣れてきて体調を取り戻し、大キレット、槍ヶ岳、双六岳、三俣蓮華岳などの 山々を快調に越えていきました。

稜線での生活は、毎晩7時に寝て午前1時に起床。午前3時から歩き始めました。まだ誰も起きていないテント場でひっそりと朝ご飯を作り、真っ暗な中でテントを撤収してパッキング。歩き出して1時間くらいたったところで東の地平線から上がってくる太陽を見るのが毎日楽しみでした。ピリッとした冷たい空気の中を歩いていると段々と夜空が白み、東の地平線からまばゆいばかりの太陽が点となって現れる。頬にほのかに暖かさを感じると同時に自分の長い影が西側に作られる瞬間に毎日感動していました。

天気はほぼ毎日快晴でした。タンクトップと短パンで歩いたのですが、日焼け止めなどを全く持っていなかった私は、肩の皮が水ぶくれして大変痛い思いをしました。今から考えると日焼け止めを持っていかなかったのはかなり無謀だったと思います。日焼け止めは北アルプスに必携ですね。野口五郎岳あたりからは日々の疲労が蓄積し、歩くのが辛くなってきました。とにかく一歩一歩に集中し、小さな一歩が大きな成果につながることを信じて歩き続けました。蓮華の大下り、天狗の大下りは我慢の時間だったことを良く覚えています。向こうのピークまでジップラインがあればなぁと本気で思いました。

白馬岳を越えて朝日岳まで来ると、日本海の漁り火が見えるようになりました。遠くにも人の営みがあることに何だか嬉しくなりました。朝日岳を越えたところに ある大きな岩に赤ペンキで「↑日本海」と書いてあり、いよいよゴールが近づいてきたことを実感しました。このペンキは今もあるのでしょうか。。。力強い字で書かれていたのを覚えています。途中の黒岩平の湿原は絶景です。階段状の見渡す限りの湿原になっていて、こんなに美しい場所がまだ日本にあるんだなぁと感動しました。白鳥山の避難小屋からも日本海の漁り火を眺め、もう旅が終わろうとしていることに寂しさを感じたことを覚えています。10日目にはいよいよ 親不知の海岸に到着。食料、燃料、テントや寝袋などを背負い、一人で上高地から親不知まで歩いた充実感に浸りながら日本海の水に触りました。

さて、今年の夏、皆さんはどんな過ごし方をされるのでしょうか。北アルプスで少し長い旅をしてみることも素敵な過ごし方だと思います。今夏のアウトワード・ バウンド9日間では、爺が岳から親不知まで歩きます。北アルプスの北半分ですが、それでも一生記憶に残る旅になると思います。是非、素敵な夏の思い出を 作って下さい。

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3. キッチン通信
キッチンスタッフ 谷いづみ

「あそこの山のたけのこはそろそろいいがになっとる。今年は雪が多かったから今頃が最高だ。」

長野校があるのは長野と新潟の県境にある、小谷村の大網という集落です。平均年齢65歳以上のいわば「限界集落」・・・なるところで、70代+80代+若者少々=60人足らずの小さな集落です。村のおじちゃん、おばちゃんたちは家の隣、山の裾野にマイ畑、マイ田んぼを持ち、ゆっくりとですが休むことなく、確実に自分たちの土地に根を張ってきました。90歳のおばあちゃんも自ら鍬(くわ)を握ります。その畑の美しいこと。

冒頭の「たけのこ」とはよく見かけるあの大きく立派なごろんとしたやつではなく、根元の太さは2センチほど、す~っとスリムな「ネマガリタケ」というチシマザサのたけのこです。灰汁が少なく、皮つきのまま火にあぶって食べるのがおじちゃんのとっておき。皮をむいて生のまま天ぷらにしても・・・ん~甘くやわらかなお味はこの季節だけの最高級な贅沢の一つ。昨年末から1月、2月と記録的な豪雪に見舞われた今年は、春の山菜が山の雪解けを待って初夏の今でも楽しめるのです。

山菜の季節になると挨拶がてらに交わすのはもっぱら山菜話。「おめえもう食ったか?」「これも食べれるぞ」「お浸しにして鰹節ふって醤油たらすのが一番うま い!」「かあちゃんはここの生まれだからもっとよく知ってるぞ」などなど。長野校から家までの帰り道、ほんの数分の道のりだけど、今晩のおかずを調達できてしまう のだからこれが本当の「道草食う」ってこと。参加者の方の目の前でわらびに灰をかけてあく抜きをしてみせて、「こんな料理の仕方みたことない!」と驚きの表情 にちょっと得意げ、村人気分な私。

この山があれば、この土があれば、種を撒き、自分たちの食を養えるという豊かさ。暮らしの真ん中に「食」があって、昔から大切に積み上げてきた食べるため、生きるための知恵。

おじちゃんが山の話をするときの顔はとても生き生きしていて綺麗。いつどこで何がとれるか、山を知り尽くしている。かっこいい。おばちゃんがちょっぴり照れ くさそうに背中のリュックいっぱいに山菜を取ったかつての話をしてくれて、お茶とわらびのお浸しを振る舞ってくれる。素敵だな。

私がおばちゃんになった時、若いもんにどんな話ができるのだろう。深く、たくましく、そしてやさしく根を張れているだろうか。まだ未踏の地、山の笹林に来年こそは・・・と想いを馳せながら、先人の暮らしを想うのであります。

初夏の色に染まった木々と小鳥たちの愛らしい話声。今日もお天道様はせっせと根っこを伸ばすお手伝い。

梅雨の晴れ間のある日のこと。

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4. スタッフ紹介

4月号の猪狩修さん(マタギ)、5月号の森本弘太さん(マリモ)に続き、今号では牧島梨絵さん(りえ)を紹介します。

こ んにちは。OBJインストラクターの牧島梨絵(ニックネーム:りえ)です。私の前職はエステティシャンで、アウトドアとは掛け離れた場所で働いていまし た。いつも自分に満足がいかず、成長したい、変わりたい、もっと頑張らなきゃ、もっと頑張れと自分に言い続け、そんな自分が嫌いでした。そんな時にアウトワード・バウンドを知り、セルフディスカバリー5日間(現アウトワード・バウンド5日間)に参加しました。

その5日間はとても衝撃的でした。何とも言えない胸のドキドキと、「私できるじゃん!」「もっとやりたい!」と初めて自分を認めることができた瞬間でした。 コースが終わって日常生活に戻りましたが、今いる場所に違和感を覚え、仕事を辞めてOBJインストラクターになることを決意しました。それからというも の、今の自分になるまでには長い道のりと大きな壁が幾つもありました。インストラクターとしての技術、自分の思い、家族との関係・・・。日々色々な葛藤がある中で、常に立ち戻る経験が私にはありました。それが、セルフディスカバリー5日間です。

たった1度の経験がこんなにも自分の力になるなんて思ってもいませんでした。素直な気持ちを行動にする時、困難な事が沢山あり、諦めそうになった事もありました。でも、自分はそれを乗り越えることができる事を、私は知っていました。「できない事はない!」と素直に思いました。不器用で、失敗する事も多かった私ですが、ありのままの自分を受け入れられた時、自分が知らなかった自分を知った時、言葉にならないくらい嬉しかった。成長していると実感しました。だから こそ、沢山の人にそんな体験をしてほしいと思い、私は今、ここにいます。

一言で言うと・・・「アウトワード・バウンドの体験はスゴイ!」です。是非一度体験して下さい。インストラクターとの出会い、新しい仲間との出会い、知らなかった自分との出会い・・・。これからの人生の中での土台になる経験ができるはず!!

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5. スタッフ短信
梶谷耕一(がじぃ)
以前から探していた消息不明の旧友がFacebookで繋がりました。友人から声をかけてくれました。聞けば聞くほど学生時代のあの時のまま、気持ちは何も変わっていないのです。繋がるってヤッパいいですね。繋がりましょ!

河合宗寛(むね)
「自分とはまったく違う場所で、同じ想いでがんばってる人がいる」。素敵な出会いがありました。学びたいことも増えました!エネルギーが湧いてきますね!!

谷いづみ(いづ)
初夏の小さい青梅で梅シロップを仕込みました。メルマガ配信の頃にはお味見できるかな~。それにしても生の青梅、美味しい!すっぱいもの好きの私。おしりのヘタを取ってるふりしてポリポリ・・・カリカリ・・・。

茶木知孝(チャッキー)
先日、熊野古道を少しだけ歩いてきました。那智近辺はまだ昨年の洪水の傷跡が生々しく、1階の窓ガラスがほとんど無くなった小学校が立っていました。那智の滝のしめ縄も切れたと聞いています。自然の力強さと人間の無力さを感じた瞬間でした。我々の活動も大自然の中で行われます。自然の力をうまく往なしながら過ごしていきたいです。

中村伸治(モンド)
JALTのセクションの楽しみの一つはごはん。普段のコースではインストラクターが献立を考えていますが、セクション中はJALT生が献立を考えて作ります。いや~、あれもこれも美味しかったな~。

前田浩一(マエッチ)
毎年、JALTカヤックセクションが終わる頃には「今年は犀川以外の川でも漕ぐぞ!」と思い、気がつけば雪が降り始めている、の繰り返し。今年は装備を充実させて信濃川や天竜川、長瀞など大網からそう遠くない川で漕ぎたいなぁ・・・いや、漕ぎに行きます!

松本聡(シャトル)
2012年度JALTもいよいよ終盤戦です。登山基礎セクションでは頸城三山の縦走を無事に乗り切ったJALT生たち。次はいよいよ最後のセクション「指導実習」 が始まります。最高の指導実習になるように、最後までがんばるぞ~。そのためにもみんな、なるべく早く寝ようね・・・。

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6. 編集後記

先週、東京で海洋冒険家の白石康次郎さんにお会いする機会がありました。白石さんはヨットでの世界一周を3度成し遂げている人です。白石さんの冒険のお話、 子どもたちにもっと冒険をしてほしいという思いなどを聞いているうちに、あっという間に時間が過ぎていきました。ヨットだけではなく、様々な経験を積んでこられている、とても魅力的な方でした。海のプログラムが始まる今年、白石さんと出会えたことは偶然ではなく必然だと思っています。未来の日本を支える子どもたちのために、 白石さんとアウトワード・バウンドでできることを、ひとつひとつ実践していきたいと思っています。

次回のメールマガジン配信は、夏本番を迎えている7月末です。どうぞお楽しみに!(前田)

発行元:財団法人日本アウトワード・バウンド協会長野校

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.7

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.7
2012年5月28日発行
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皆さんこんにちは!春本番いかがお過ごしですか?OBJ長野校では、JALTの他にもアウトワード・バウンド信州5日間コースやジュニア・アウトワード・バウンド・クラブ、教員免許状更新講習などが開催されて、活気に充ちた5月になりました。ここは冬が長くて厳しい分、春は全てが輝いて見えます。

日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第7号が完成しました。7月~9月に3回の開催を予定している「アウトワード・バウンド信州9日間」のご案内やスタッフエッセイ、コース参加者の声、スタッフ紹介など、今号も盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、今年5月27日までにOBJホームページよりお問い合わせやコース参加お申込みをいただいた方にも配信しておりま す。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨を返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

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1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド信州9日間」
2. スタッフエッセイ セーフティ担当 河合宗寛
3. コース参加者の声
中平比沙子さん(2012年5月アウトワード・バウンド5日間参加)
金子ちえみさん(2012年8月北アルプスセルフディスカバリー10日間(現アウトワード・バウンド9日間)参加)
4. スタッフ紹介:森本弘太(ユース・アウトワード・バウンド7日間担当)
5. スタッフ短信
6. 編集後記

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1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド信州9日間」

7月28日~8月5日、8月11日~8月19日、そして9月8日~9月16日のそれぞれの日程で、OBJ長野校をベースに「アウトワード・バウンド信州9日間」コースを開催致します。その目玉は夏の北アルプス登山です。テントや寝袋、着替え、食材など、必要なものは全て自分たちでパッキング(荷造り)し、山に持って行きます。ルートはあらかじめ決められていますが、起床時間や出発時間など、スケジュールは自分たちで決めます。登山中は幾つものピークを越え、テントを張って食事を作り、寝袋で寝て日の出前に起きる・・・そんなことを繰り返しながら仲間と共に最終目的地を目指します。雲海から昇る朝日、一歩一歩進んでいく自分たちの足音、山頂から見る360度の大パノラマ、標高2,500メートルでのキャンプ、そして満点の星空の下での仲間とのわかちあい・・・写真や映像からでもその素晴らしさは伝わってきますが、自分の五感で感じる素晴らしさとは到底比べようもありません。それは、時に人の価値観や生き方を変えるほどのインパクトを持ちます。日々その日の活動を振り返る話し合いでは、自分自身についてのより深い気づきを得ることができます。初めて会う仲間からのフィードバックは、普段の生活では気づかない自分、自分の新しい一面に気づかせてくれるでしょう。また、自分の想いや気持ちを言葉にして表現することで、自分の本当の気持ち、ありたい姿に気づくことができるでしょう。

北アルプス登山に必要なテントや寝袋、大きなバックパックなど、特別な装備は全てOBJが用意します。普段の生活から抜け出し、自分自身をより深く知る「アウトワード・バウンド信州9日間」に是非参加してください。締切はコース開始2週間前です。お申込みは今すぐ!

 【開催日】
2012年7月28日(土)~8月5日(日)
2012年8月11日(土)~8月19日(日)
2012年9月8日(土)~9月16日(月)

【開催地】     OBJ長野校周辺(長野県小谷村)、北アルプス
【対象】     16歳~39歳
【集合】       JR大糸線平岩駅 12:10
【解散】        JR大糸線平岩駅 12:00
【参加費】     120,000円
【申し込み方法】    お申込みフォームより「アウトワード・バウンド信州9日間」のご希望の日程をお選びください。

*近日中にアウトワード・バウンド信州9日間コースのチラシが完成します。完成次第、OBJウェブサイトやFacebookページで発表します。送付をご希望の方はOBJ長野校までメール、またはお電話でご連絡ください。また、OBJウェブサイトの資料ダウンロードページでチラシのPDFファイルをダウンロードすることができるようになります。お知り合いの方等にご紹介、お勧めする際にも是非ご活用ください。

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2.  スタッフエッセイ
セーフティ担当 河合 宗寛

「これからの日本を支えていくのは君たちだ。頼んだぞ」。それは僕には重い言葉だった。どう受け止めていいのか分からず、戸惑った。何度もそんなことが続いた。皆同じことを言う。どこかに「若者よ、日本を頼むぞの会」があって、誰かが僕のところに会員を派遣しているのではないかと思える程の徹底ぶりだった。青年海外協力隊員としてタンザニアで過ごした2年の間に、道路や橋などの建設をしている日本企業の方と出会う機会がたくさんあった。一緒に食事をした後、彼らは必ず同じことを言った。

やがて1年が経ち、僕の捉え方も少しずつ変わっていった。彼らは戦後の日本でダムや道路を作ってきた人たちで「戦後の日本は俺が支えてきた」という自負があるのだと感じるようになった。「この人たちは日本を背負って生きてきたんだなぁ」と。ふと自分を振り返ってみる。僕はタンザニアにある数少ない国立大学で授業をしていた。タンザニアには小学生のときから進級試験があって、試験にパスしないと 次の学年に進めない仕組みになっている。家庭の事情や学力事情で、大学まで進級できるのは1学年の人数の1%未満だった。僕の生徒の多くは、卒業後何年かは政府で働き、奨学金を返すと、そのまま政府で働くか、教員になっていく。まさにタンザニアの将来を担うホープたちだった。

が、彼らは僕に言う。「ティーチャー、儲かる仕事はないか?」「タンザニアはダメだ。イギリスに留学して向こうで仕事を見つけたいんだ」。僕は言う。「何を言っているんだ。君たちはタンザニアを背負う人材だろ」。彼らから感じるのは、タンザニアに対する諦めと、自分の将来への憂いばかりだった。毎日同じやりとりをしてうんざりしていた。「このままじゃあ、この国は亡びる」。真面目にそう思った。

そんなときに言われた。「これからの日本を支えていくのは君たちだ。頼んだぞ」

ハッとした。僕には日本を背負うという気概があっただろうか?僕はいったいどの立場から、「君たちはタンザニア背負う人材だろ」と言ってきたのだろうか?日本のことなんてこれっぽちも考えたことなんてなかったくせに、一丁前に説教をしてきた。恥ずかしくなった。日本人が皆僕みたいだとしたら、日本が発展途上国と呼ばれる日もそう遠くはないだろう。真剣にそう思った。実感しにくい。見えにくい。だけど、僕は日本人で、たくさんの恩恵を受けてきた。日本人というだけでこんなにも信用されるのは、僕が偉いわけでもなんでもない。日本のイメージを築いてきた先達たちのお陰だ。道路もダムも、もともとあった訳ではない。先達が築いてきたインフラがあって、経済があって、社会があって、今の僕がある。社会を背負って頑張ってきた人たちがいて、その人たちが築いてくれた土台の上に僕は立っている。

僕にバトンを渡してくれる人がいる。これまで一生懸命走ってきた人がいて、そのバトンを渡そうとしている。ずっしりと思いそのバトンをしっかりと受け取らな ければいけない。今の社会を嘆いていてもしょうがない。社会の問題は、一員である自分にも責任がある。批判をするよりも、どうしたら改善できるかを考えよ う。

「社会という敵は漠然としていて、なんだかよくわからない、けど確かに存在して自分の進路を妨げる」。そうじゃない。社会はそこに暮らす人が作っているもの。自分もその社会を構成する一員なのだ。「自分が社会の一員だと感じられる」「社会に主体的に関わりたくなる」、そんな社会を築いていくことが今の時代を生きる僕たちの使命なんだと思う。

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3.コース参加者の声

アウトワード・バウンドのコースへの参加を考えている方のために、実際に参加した方の感想(インプレッション)を紹介します。これまでに北アルプスを中心としたコースに参加した方のものです。この夏のコースに参加する際のご参考にしてください。

中平 比沙子さん:アウトワード・バウンド信州5日間参加(2012年5月2日~6日)
大人になって、だいたいのことは自分でできるようになっていた。そしてまた、できなさそうと思うことや、できそうだけどできないと思うことは、だいたいしないようになっていた。そういう自分に気づいた。いろんなことができなかった子どもや学生の頃がちょっと懐かしくなった。あの頃は、できないことがあってもできるようになるよう取り組んでいた。

でも、今でもできないことはたくさんあって、その中にはやりたいのにできない(だろうと自分が思っている)こともある。ロッククライミングや登山で「できないかも」と、ラインを引いているのは自分ということが、できた後によくわかった。何も分からなかった子どもの頃のように、大きくなった自分が勝手に「できない」なんて決めない方がいいと思った。

ロッククライミングでゴールの岩が目の前にあった時や、登山で乗鞍岳が見えた時、目的へ進む気持ちがもっと強くなっ て、ゴールが具体的になることは自分を動かす力になると思った。チャ レンジするってこういうことなのかなと思った。久しくチャレンジしていなかったな、と思った。今後は自分で自分の枠を作らず、外に拡げていきたいと思う。 今度やるライブのピアノが難しくて、「この曲難しくて無理やー」と結構諦め気味だったけど、何かできるような気になった。というか、できると思う。

金子ちえみさん:北アルプスセルフディスカバリー10日間参加(2010年8月6日~8月15日)
(現アウトワード・バウンド9日間)

私は自分のことが大嫌いでした。全部が嫌で良いところなんてないと思っていました。最初の4日間はとにかく自分を隠し、感じたことよりも考えてきれいな言葉を見つけて話していたように思います。でもすごく苦しくて自分が壊れてしまいそうになっていた時に仲間やインストラクターと話をして、こんなにも自分のこ とを一生懸命に考えて、助けてくれる人がいることがとても幸せで、本当に嬉しく思いました。その時初めて、こんなに良い人に出会えて、こんなに良くしても らえて、こんな自分も捨てたものじゃないなと思いました。持病の膝痛はありましたが、でも気持ちが強ければ最後は必ず成功できるんだとわかりました。辛さも楽しみも味わって頑張った自分に自信が持てました。

私はこの10日間で、少し自分を好きになれたかなと思います。こんなに自分について考えたのは初めてで、今、とてもすっきりした気持ちです。「感じたことを自分に正直になって素直に伝えていく」。10日間の間に立てた目標は、これからもずっと続けていこうと思います。あと、見つけた「笑顔の自分」を好きでい 続けます。7人の仲間とインストラクターにいっぱいいっぱいのありがとうを言いたいです。

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4. スタッフ紹介

4月号の猪狩修さん(マタギ)に続き、今号では森本弘太さん(マリモ:ユース・アウトワード・バウンド7日間担当)を紹介します。

「自分の好きなアウトドアスポーツを仕事にしてみたい」という漠然な思いでアウトワード・バウンド(OBJ)にやってきました。最初はOBJがどういう団体で何をしているか等は余り考えず、「冒険」という言葉に惹かれてやってきました。

実際にJALT(冒険教育指導者育成プログラム)を受けていく中で、体力的にも精神的にも大変な状況下に置かれました。そこで始めて、自分の弱さや甘さという ものを感じました。今までいろいろなものから逃げてきたこと、弱い自分を認めなかったこと、認められなかったこと・・・。インターン、スタッフと経験していく中で、そんな自分を変えたいと強く思うようになりました。もう逃げたくない。一生懸命に生きたい。強くなりたい。そんな思いが、今の自分がここで働い ている理由です。

自分の本当の思いに気がついてからは、いろいろなものが見えるようになりました。家族の大切さ、仲間の大切さ、自分の将来について。今生きていることが、本当に素晴らしいと感じられるようになりました。より多くの人が、その人にとって本当にいい人生を送れるように、何か少しでもお手伝いができればいいなと思います。これからもいろいろな人に出会い、自分自身も成長していきたい。

人生日々チャレンジ!!!

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5.  スタッフ短信
梶谷耕一(がじぃ)
休日には薪を割っています。今年はご近所から「うちの森の木を切っていいから持っていけ!」というありがたい声をかけていただいています。その理由は、ここ数年続いている「楢(なら)枯れ」、新緑の森が紅葉しているのかと見間違えるほど、森が痛んでいるのです。森を想いながら、また、薪を割っています。

加藤剛(ゴウ)

河合宗寛(むね)
楽しみにしていたヨーロッパチャンピオンズリーグ、「決勝いつだったかなあ」と思って調べてみると、終わってた。OBJでインストラクターをしているとテレビが見れません(涙)。

谷いづみ(いづ)
最近幸せだな~と思ったこと。新緑の青空の下での洗濯物干し。畑の種まきしてる時。大好きなお花が家の玄関にあること。みんなが気にかけてくれること。村の子供たちにいづ~って呼ばれて一緒に遊んだこと!!

茶木知孝(チャッキー)
先週は東京での理事会が終わり一段落、長野校に帰ってきたと思ったら、今は西湖でコースをやっています。東京と小谷の往復は月に5回ほど。。。どこでもドアをくれないかな。。。

中村伸治(モンド)
5月は季節の変わり目。大忙しでした。雨飾山バックカントリースキー、白馬主稜(残雪登山)から雪解けの川でカヤックや沢登りまで。さすがに雪は終わりだな~

前田浩一(マエッチ)
今年は田んぼに挑戦です。先週は畔作りに田起こしに代かき・・・今週はいよいよ田植えです。ひとつひとつ、全てが初体験です。作業着や草刈り機も買いました。秋の収穫が今から、植える前から楽しみです。目指せ、半自給自足!

松本聡(シャトル)
2012JALTがスタートし、1ヶ月が経ちました。ロッククライミング、沢登りとハードスキルセクションが続き、疲れもかなりたまっている頃です。JALT最後の指導実習に向けて、充実した日々を送れるように、まだまだ頑張れ~!

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7. 編集後記

今年はパンフレット以外にも、幾つかのコースのチラシを作り、配布しています。これまでに配布したのは「ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブ」「アウトワード・バウンド丹沢3日間」「ユース・アウトワード・バウンド7日間」「アウトワード・バウンド兵庫3日間」の四つのチラシです。モンベルや好日山荘等のお店でご覧いただいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。今後も新しいチラシやポスター、Tシャツなど、街中でアウトワード・バウンドのロゴやマークを見る機会がもっと増やしていきたいと考えています。2012年秋冬パンフレットも7月に完成します。2012年、OBJは走り続けます。皆さんの応援、ご協力を宜しくお願いします。次回のメールマガジン配信は6月末です。次号は久しぶりにいづのキッチン通信があります。お楽しみに!(前田)

発行元:財団法人日本アウトワード・バウンド協会長野校

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」 vol.6

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OBJ Nagano School NEWS「アウトワード・バウンド」  vol.6
2012年4月30日発行
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 皆さんこんにちは!先週土曜日に始まったゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか?OBJ長野校のある小谷村大網にも遅い春がやってきて、長野校周辺の桜は今がちょうど見頃となっています。日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」の第6号が完成しました。5月~9月の間に全9回の開催を予定している「アウトワード・バウンド丹沢3日間」のご案内やスタッフエッセイ、OBUSA(アウトワード・バウンドUSA)の体験記、スタッフ紹介など、今号も盛りだくさんでお送りします。今回はこれまでにメールマガジンを配信した方に加え、今年4月末までにOBJホームページよりお問い合わせやコース参加お申込みをいただいた方にも配信しております。メールマガジンの配信が不要な方は本メール末尾をご覧の上、不要である旨を返信頂けると助かります。宜しくお願い致します。

Headline ・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・

1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド丹沢3日間~新しい自分に会おう~」
2. OBUSA体験記【フロリダセイリング6日間】
3. スタッフエッセイ 「ソロ」という大切な静の時間
4. スタッフ紹介:猪狩 修(ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブ担当)
5. スタッフ短信
6. 編集後記

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http://www.facebook.com/outwardboundjapan
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1. コースピックアップ「アウトワード・バウンド丹沢3日間 ~新しい自分に会おう~ 」

「アウトワード・バウンド丹沢3日間」コースの初日は、富士山や西湖を背に20メートルの岩壁に挑むロッククライミング。自分の力を発揮して登りきった時には、日常にはない清々しい気持ちを感じ、背後の素晴らしい景色を一望すること ができるでしょう。2日目は丹沢に移動しての沢登り。仲間とともに幾つもの滝を越え、前へ前へと進んでいきます。仲間を支え、仲間に支えられる経験は、人とのつながりやその大切さを肌で感じさせてくれます。最終日は10Kランです。3日間の体験をふりかえりながら、それぞれの想いを胸にそれぞれのゴールを目指します。全てのチャレンジを終えた後にはどんな自分自身がいるのでしょう。新しい自分自身との出会いが待っています。
*活動内容は天候や参加者の状況により変更する場合があります。予めご了承ください。

【開催日】 対象が16歳~39歳のコースと、30歳~70歳のコースがあります。

16歳~39歳の方
2012年5月18日(金)~5月20日(日)
2012年6月1日(金)~6月3日(日)
2012年6月15日(金)~6月17日(日)
2012年6月29日(金)~7月1日(日)
2012年9月7日(金)~9月9日(日)
2012年9月22日(土)~9月24日(月)

30歳~70歳の方
2012年5月25日(金)~5月27日(日)
2012年6月22日(金)~6月24日(日)
2012年9月15日(土)~9月17日(月・祝)

【開催地】    丹沢周辺(神奈川県山北町)、および西湖周辺(山梨県富士河口湖町)
【集合】        富士急行線河口湖駅 9:00
【解散】        JR御殿場線谷峨駅 15:30
【参加費】    50,000円
【申し込み方法】    お申込みフォームより「アウトワード・バウンド丹沢3日間」のご希望の日程をお選びください。
16歳~39歳の方 http://www.obs-japan.org/applyob16-39/
30歳~70歳の方 http://www.obs-japan.org/applyob30-70/

*アウトワード・バウンド丹沢3日間コースのチラシを作りました!ご希望の方はOBJ長野校までメール、またはお電話でご連絡ください。また、OBJウェブサイトの資料ダウンロードページでチラシのPDFファイルをダウンロードすることができます。お知り合いの方等にご紹介、お勧めする際にぜひご活用ください。

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2.  OBUSA体験記【フロリダセイリング6日間】
コースコーディネーター 中村 伸治

2012年3月29日から4月3日まで、OBUSAフロリダセイリング6日間のプログラムに参加しました。参加者は11人。自分以外はアメリカ人です。インストラクター2人を合わせて計13人での6日間の船の上での生活でした。

さて、私は実は英語は得意ではありません。得意ではないというよりは、英語の実力は・・・残念な感じです。ネイティブ同士の会話は理解できない状態でした。 例えば操船の方法についての説明をしていると分かれば、理解できるのですが、何について話しているのか分からないと、理解できないのです。とっさに話される会話を理解するのは至難の業でした。

そんな状態にもかかわらず、6日間のコースに参加した率直な感想は、「楽しかった~」の一言です。こんなに楽しんでいていいのかしらと思うぐらい、本当に楽しかったのです。日々、雄大な景色の中で、みんなとセイリングを行い、きれいな海で泳ぎ、おいしい食事を食べ(本当においしかった)、笑い、充実した時間を過ごしました。ただそうなるには一つのきっかけがありました。

アウトドアでの生活に慣れている自分にとって、船上での生活やセイリングに困難なことはありませんでした。でも、初日、2日目は悶々と過ごしていました。そ れは、自分と他の参加者との感覚の違いに戸惑いを覚えていたからです。一言でいえば「みんな自由だな~。自由すぎる!!」と感じていました。船を進めるためには全体を統括し指示を出すキャプテン、セイルの操作、ナビゲーション、舵取り、・・・様々な役割があります。初日、いざ出向となると、あっという間に 役割が決まりました。嬉々として「俺これやる」「私これやる」と。そして実質必要な人員は8人程度。当然役割のない人も出てきます。その人たちが何をして いるのかというと、ただ風を受けて気持ちよさそうに座っていました。その姿はまるで優雅なバカンス。私は圧倒され気味で、役割の決まる様をすごいなと思い ながら見ていました。同時に、ちゃんと決めようぜとも思っていました。また、バカンス風の姿に「あなたもこのグループの一員なのだから、何かしなさいよ。 何もすることがないのなら交代した時のために覚えようとしろよ」と思っていました。でもそんなことを感じているのは自分だけでした。他の参加者は、自分の役割や自分を発揮することには積極的だが、他人や、仲間の取り組みには無関心に感じました。私にはもっとみんなで協力してやりたいという想いがありました。ただ好きなことをやって楽しそうな今の状態はちょっと嫌だなと思っていました。その時は、どうせ振り返り(1日の活動を振り返るミーティング)があるのだろう、その時に話せばいいだろうぐらいに思っていました。

と ころが初日、2日目には振り返りがなかったのです。ちなみに、グループで集まって話したのは、自己紹介(名前と出身地)をした初日の集合時と、参加動機を 話した2日目の朝、みんなでゲーム(フルーツバスケット)をした2日目の夜だけでした。ようやく、3日目の朝に初めての振り返りがありました。ここまで過 ごして今の調子は?5本指で表してくださいというものです。たいていの人が4本、5本の指を出しました。その中で2本しか指を出していない人に質問をし、 4・5本指を上げている人はGood!と言って終わり・・・なんて感じです。そもそも改まった振り返りの時間を頻繁に持たなくても、率直に思っていること を話しているのだと思います。

ともかくどこかで話す場があると思っていた自分の期待は裏切られたのです。そうして時間が経つにつれて、自分のもやっとしている感覚を自分の中に抑えている自分、振り返りという場に頼ろうとしていた自分に対してそれでいいのかと思い始めました。逆に取り組む姿勢に対していろいろ思うことはありましたが、自分を自由に発揮しているみんなの方が素敵に思えてきたのです。3日目の朝、もやっとしたものを吐き出しました。今の状態は指何本・・・という振り返りが終わ りました。そのまま今日の活動に入る雰囲気だったので自ら切り出しました。たどたどしい英語で言葉に出来たのは「みんなが分かっている通り英語はうまくな いが、自分のベストを尽くしたいので、分からないことは聞き返すし、みんなも自分に話すときはゆっくり話してほしい」ということ。みんなに対して話した言葉でしたが、むしろ自分に対する宣誓でした。結局は、自分とは違う感覚の人に遠慮をしたり、英語が出来ないことを言い訳にしたりしてちゃんと関係を作ろう としていないだけでした。

これをきっかけに自分からみんなの中に飛び込んでいきました。その時間はとても充実したものでした。そして、それまで感じていなかったみんなの魅力を感じることが出来ました。いつの間にか、お互いのことを信頼してセイリングを行うことが出来るようになっていました。そして、よく笑いました。本当に素敵な時間 を過ごすことが出来ました。

参考までに、この6日間の様子を紹介したいと思います。この6日間はほとんどの時間を船の上で過ごしました。初日に集合しパッキングをして船に乗り込んでから、最終日に港に帰ってくるまで、寝食すべてが船の上です。正確には、海で泳いでいる時と、3時間のソロタイム(自分について振り返る時間)以外のすべての時間が船の上でした。船はカッター(オールを使って漕ぐ手漕ぎボート)にマストとセイルをつけたセイリングカッターです。風があるときは、セイルに風を受け進むことが出来ますが、風がなくなるとオールで漕がないと進みません。6日間のうち2日間はセイリングの体験、次の2日間はセイリングのトレーニング 期間(操船やナビゲーション、ロープワークを習得します)でした。5日目はファイナルエクスペディションとしてインストラクターの助けなしで参加者の力で 航行します。6日目は、わずかな距離を航行し片付と体験のまとめをしました。

ちなみにどんな生活をしていたかというと、
・食事・・・プロパンガスが積み込んであり、普通に火を使って調理できます。食材は船に積み込んであり、生肉・魚はないけれど、生野菜などもあり充実した食事でした。予想外においしい食事を食べていました。

・ トイレ・・・船首にトイレ用の箱が備え付けてあります。便座、蓋つきのトイレ専用木箱です。その中に密閉できる15センチ程度の水を張ったバケツがあり、 その中に用を足していました。たまってきたら海に流します。セイリング中は、船首か船尾に行ってこそっと用を足していました。びっくりしたのは、女性もセイリング中に普通に用を足していたこと・・・ワイルドです。

・ 睡眠・・・オールを船に敷き詰め床を作り、その上にマットを敷き、寝袋で寝ます。山に行くとテントの狭いスペースに寝ることはありますが、自分が今まで経 験した中で一番狭い睡眠スペースでした。互い違いになって何とか横になることが出来ました。タープを張れるようにしていましたが、天気が良かったので一度も屋根は張りませんでした。夜空の下で就寝です。また、バウウォッチといって一晩中交代しながら、異常がないか監視を行います。監視の時間であると共に、 船の上では唯一一人になれる時間で、自分にとっては一日を振り返っていろんなことを考える時間になっていました。

日々の基本的なスケジュールは、7時起床。寝具を片付けるとスイミングの時間。毎日泳ぐ時間があり、5日目には個人チャレジとして45分間泳がありました。泳いだ後は、朝食。片付けを済ませ、その日の活動に入ります。セイリングを中心に、日によって技術講習、シュノーケリング、ソロタイムなどを行いました。夕方、18時頃には停泊地に着きます。停泊準備をすませ、まったりした時間を過ごします。人によっては再び泳ぎます。19時頃から夕食準備。夕食、片付、就 寝、順番にバウウォッチ・・・起床・・・という感じです。

ま た、新鮮だったのはその日の役割が決まっていたことです。キャプテン、ナビゲーションと操船に関することから、クッキング、スクラバー(食事の片付)等生 活や安全に関することまで日替わり当番制です。面白かったのは、自分の役割以外はみんなやりません。隣で食事を作っていても基本的には手伝いません。とな りでくつろいでコーヒーを飲んでいたりします。自分の役割はきちっと果たすが、それ以外はお任せという感じがしました。自分とは違う感覚だなと思いまし た。

日本で行っているプログラムとは様々なことが違いました。でも、しっかりとアウトワードバウンドを体験できた6日間でした。

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3.スタッフエッセイ 「ソロ」という大切な静の時間
カスタム・プログラム 梶谷 耕一

初めてアメリカでアウトワード・バウンドの21日間のプログラムに参加した時、12日目から15日目の3泊4日間の日程で、「ソロ」というプログラムが行われた。それまで砂漠を約1週間歩き、その後のロッキー山脈の登山縦走の1週間がほぼゴールにさしかかる頃で疲れもピークに達し、チャレンジすることにも慣 れ、どことなく日々が当たり前に過ぎていた。自分の中では「こなす」時間が、少しだけ増えてきた頃だった。

突然、インストラクターのブライアンがこう皆に告げた。「今から『ソロ』に入る。課題は3泊4日の間、このロッキー山麓の森の中で、一人で過ごすこと。この期間中100パーセント誰とも会うこともないし話すこともない場所に一人ひとりを置いてゆく。持っていけるものは寝袋、マット、ソロタープ(一人用の屋根になるシート)、水5リットル、ジャーナルノート(日記帳)とペンだけだ。食糧はこのりんご1個ずつ。」

「聞いてねぇよ!」、「今日は晩飯が喰えないの!?ゴールして肉だと思ってたのに!」と、仲間たちから反発の声が飛ぶ。「来た~っ!!」と僕は感じていた。一つには「ひとりでゆっくり休める」もう一つは「サバイバルやってみたい」と熱望していたのだ。ところがインストラクターに釘をさされた。「この時間は、休 憩の時間でもサバイバルの体験でもない。これまでと同じく自分と向き合う時間だ。だから、その土地にある草や動物をとったり、火を焚いたりすることは禁止 する。ライターも時計も、それから暇つぶしになるようなものは一切おいていくこと。」

ソロの場所は本当に森の奥だった。それぞれの仲間たちとは1km以上離れており、とても会いに行く距離ではなかった。大きな白樺の樹を指定し、「ここから100m以上離れないこと。Have fun!」と告げ、インストラクターは去っていった。そこからはやはりサバイバルだった。すぐに安堵感から空腹がやってくる。自分ではなくリンゴと向き合う。「喰いたい。でもまだ4日もある。でも喰いたい。どうするコウイチ?」結論は早かった。直ぐに丸ごと食べた。 考えたことはひとつだけ、こうやって悩むことが耐えられなかった。悩むぐらいなら喰っちゃえ!

その後2日間は空腹に苦しむ。自分と向き合ったり、自分の未来を考える時間だが、まったく考えられない。休んでは食べることを妄想し、食べることしか考えない自分に嫌悪感を覚えるほどだった。ところが3日目を迎えたころ、食べることはどうでもよくなっている自分がいた。何かを越えたらしい。鳥の声、虫の羽 音、風の息、雲と光の変化、そして森の香り。五感が研ぎ澄まされ、全てが自分と一体になる感覚がやってきた。そこからの時間は本当に貴重だった。感じること、考えることの全てが自分の血になるような感覚。身体の中の欲求・欲望が消え、ただそこに「在る」ことを幸せに感じていた。

ソロの期間中には、一つだけ宿題があった。それは『3年後の自分への手紙』。何を書いてもいい、未来の自分に手紙を出し、未来の自分が受け取るのだ。僕はその時に感じたすべてを詩(歌)にして記録した。今でもその歌が自分の宝ものになっている。

3 つの夜を過ごした朝、インストラクターが迎えに来た。「コウイチ、いい時間だったか?」僕は「ゴージャス」と答えていた。本当に贅沢な時間だった。その 後、4日ぶりのメンバーとの再会、それぞれが本当にたくましくなっていた。それぞれに「一人でも大丈夫」という自信が生まれていたようだ。そして、心からこのメンバーといる時間を大切にしようと思った。

今、 日本のアウトワード・バウンドのプログラムでは、長い期間のソロのプログラムを行うことが少ない。参加される方のニーズも何かの活動をやることに目が向いているし、我々スタッフもソロをやるよりは、遠征の時間を1日でも長くしたいと思っているからだ。それでもスタッフはソロタイム(1時間から半日自分と向き合う時間)をプログラムとして取っている。僕自身は、走り続けている人にはソロが必要だと思う。本気でチャレンジする「動」の時間と、在りのままの自分や環境を受けいれたりする「静」の時間。その両方が必要だと思う。

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今夏と来冬の9日間や、来年3月の21日間のプログラムの募集が始まっています。長い期間のコースにはソロが組み込まれていることが多くあります。ぜひ、静かな時間を経験しにいらしてください。

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4. スタッフ紹介 猪狩 修(マタギ:ジュニア・アウトワード・バウンド・クラブ担当)

私が初めてOBJと出会ったのは35歳、夏の5日間のコースに参加した時でした。そのコースの中で、私はまだ出会って間もない人たちと一緒に協力し合い、自分の持てる全ての力を発揮して一つの目標を達成するという体験をさせてもらいました。私の人生の中であれほど強い気持ちで一つの目標を達成したいと思ったことはありませんでした。

この体験を通して自分にもあんなに強い気持ちになれるのだということを知り、そしてあの時の気持ちでやればどんなことでも出来るのではないかと思うようになりました。その後は無理かもしれないと思うことも、まずはやってみなければわからないと、自分から一歩踏み出して色々なことに挑戦していくことが多くなっ ていきました。

もし、自分が子どもの頃にこんな体験をしていたら、もっと自分の人生が大きく変わっていたのではないかとよく考えます。なぜなら、私が子どもの頃はやりたいことはあるけれど、「大変そうだから」という理由で挑戦する前から「どうせ無理だ」と思い、結局何もせずに終わったり、やっても途中で諦めてしまうことが多かったからです。そして「自分は駄目だな」とただ悩んでいることが多かったように思います。

だから尚更、今の子どもたちにアウトワード・バウンドを体験してほしいのです。そして、ここでの体験を通して自分の可能性を感じてもらい、自分から人生を切り拓いていける人になってもらいたいと、心からそう思うのです。

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5.  スタッフ短信
梶谷耕一(がじぃ)
これは大げさではありません。我が家には1万匹以上のカメムシが住んでいます。今、そのカメムシたちが「蠢き」はじめました。この漢字のとおりです。まさに春なのです!参った!!!

加藤剛(ゴウ)
いきなり初夏という感じです。家の周りには蛙が合唱、シマヘビが庭の石垣で昼寝。土間には、何故か山椒魚。どうして?

河合宗寛(ムネ)
新年度が始まりました。スタッフ全員がファミリーとしてがんばっていけるようにしたい、そんな思いが湧いてきています。

谷いづみ(いづ)
この冬のものすご~い大雪でたくさんの枝が折れてしまった長野校の桜の木。折れた枝も、わずかに残った自身との繋がりとお日様の力を借り、日々、ゆっくり ゆっくりとつぼみを大きくしています。淡くかすかにピンクがかったの木目からは、やわらかくて甘い・・・そう!桜の花の香りがします。ありとあらゆるものにかけられた呪文が融けていくかのようなこの季節。大網にもいよいよ待ち望んでいた春がやってきました。

茶木知孝(チャッキー)
東京での説明会やJALTの開校式などの出張から1週間ぶりに帰ってきた大網。校舎の前に1メートル以上あった雪が跡形もなく消え、桜が満開に咲いていてビックリしました。この分だとすぐに夏がやってきそうです。カメムシの次はウルルかぁ・・・。

前田浩一(マエッチ)
昨日、法被(はっぴ)に地下足袋といういで立ちで臨んだ小谷村消防団出初式。小谷村の今年1年の無火災、無災害を祈念し、隊列を組んで行進してきました。長野校や大網、小谷村を守る消防団の一員として、有事にお役にたてるよう頑張ります!

松本聡(シャトル)
今年は僕にとっても大きなチャレンジの年。今まさに2012年度のJALT生と日本縦断9日間の真っ最中です。日本海で最高のゴールをするために、今日も頑張りま~す!みなさんも是非JALT生に会いに来てくださいね。

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7. 編集後記
2012 年のJALTが4月26日、神奈川県小田原市の海岸でスタートしました。今年のJALTは10人。今はマウンテンバイクで日本を縦断しながら、アウトワー ド・バウンドを文字通り肌で感じていると思います。彼らが長野校に来るのは5月4日、どんな10人に会えるのでしょうか。今から楽しみです。
ア ウトワード・バウンドは、4月から新しいシーズンが始まりました。4メートルを超えていた積雪もほとんど解け、ゴールデンウィーク中盤にはアウトワード・ バウンド信州5日間コースや教員免許状更新講習を開催します。ゴールデンウィーク以降のコースについては、OBJウェブサイトやFacebookページで どんどん情報を公開していきます。また、OBJ長野校やスタッフの今もお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!
最後にメールマガジンについてお知らせです。昨年6月の第1号から今号まで、約2ヵ月に1度のペースで配信してきましたが、2012年度は月に1度の配信と なります。コースの紹介をはじめ、エッセイやコラム、長野校やキッチンからの便り、スタッフ紹介など、各号のボリュームは少し落としながらもより充実した 内容でお届け致します。今後とも、日本アウトワード・バウンド協会長野校発行のメールマガジン「アウトワード・バウンド」を、どうぞ宜しくお願い致しま す。

発行元:財団法人日本アウトワード・バウンド協会長野校

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