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スタッフインタビュー01 中村伸治

—どんなきっかけで参加されたのですか?

中学の教師をしています。OBSに参加したことのある校長先生と教頭先生の強い勧めで参加しました。一度はゴールデンウイークのセルフディスカバリー5日間に申し込んだのですが、実は嫌で嫌でしょうがなくて一度キャンセルしてしまいました。子どもには集団生活を教えているのですが、自分は人に合わせることがホントに苦手で、人と生活し同じプログラムをやることが大変億劫でした。夏に行く際も「絶対無理だろう」と、どんよりとした気持ちで出発しました。


—OBSに着いてから気持ちが変わりましたか

集合の平岩駅からOBS長野校まで行く車の中で、自己紹介や会話が自然に始まっていました。やる気のある人が多くて、私はこんな気持ちで来ちゃってるし周りはやる気満々だし、大変不安でした。一日目のクライミングの時も負けず嫌いだから頑張ったものの、辛くなると「何でこんなところに来ちゃったんだろ」という気持ちになっていました。仲間への応援もとりあえずやっているような、気の入らない状況でした。


—その後、気持ちは変わっていきましたか?

その後、北アルプスの登山縦走の遠征に入りました。自分が辛くなったときに荷物を持ってもらったり、分け合ったりしながら、グループでやっている意識は高くはなっていきましたが、まだ受け身の自分でした。途中、予定された登山ルートを自分達のペースでは行けない可能性が高くなって、下山するか無理してでも行ききるかの話し合いをした時も、「みんな綺麗ごとばかり言っているなぁ~」と感じていましたし、自分自身は「どうしていいのかわからない」という感覚でした。今から思うと本気になっていなかったし、他人事のような感覚だったと思います。 下山してきた夜にインストラクターと一対一で話す機会があったのですが、その時にインストラクターから「そこそこ頑張っているように見えるけど、本気ではチャレンジできてないように見える」と言われ、その通りだと思っていました。人と関わる時の苦手意識と、そもそも自ら進んでOBSに来たわけじゃないという「言い訳」がチャレンジに蓋をしていたのだと思います。その夜、本当に真剣に自分がどうしたいのか考えました。このままでいいのか?それとも・・・。


—そこで何かが見っかったのですか?

このまま帰ったら何も得られない、何も変わらないって強く思いました。せっかく時間とお金をかけてここに来て、やっぱりダメな自分と向き合ったままじゃ嫌だ、と思いました。今日(最終日)は、「絶対」という気持ちでやってみようと断言したのです。そこで自分は変わったのだと思います。


—最後のプログラムはグループチャレンジですよね

その時は「絶対やりきる。成功して帰る」としか考えてなかったです。周りがどう思うかは一度も考えなかったし、全員がやり遂げて成功といえる活動だったので、他の人がやりきるまでは「行け~やれ~やりきるんだ!」って声をかけているし、本気で手伝っていました。協力しなきゃとか、応援しなきゃではなくて『自分が成功したいからみんな頑張れ』という気持ちでした。あきらめかけた時も「絶対、あきらめちゃダメ!」と言い切っていました。
そんな気持ちになったのは中学生のとき以来だと思います。吹奏楽部にいて、関東大会の「金賞」を目指して本気に頑張っていた頃、自分のために頑張れたし、みんなも頑張っていた。人の気持ちを考えていたわけでないのにしっかり気持ちがひとつになっていたことを思い出しました。大学に行き、社会人になり「どうせ自分の気持ちはわかってもらえない」とあきらめ始めた気がします。


—セルフディスカバリーでの体験が、今、日々の生活で生かされていることはどんなことですか?

学校でも子どもが、学校祭などで何かを「やりたいけどやれない」と言い出したときに、子ども達が本当にやりたいのか、気持ちを確認したり、本当にやりたいなら心から手伝ったり応援したりできるようになりました。子どもの気持ちに沿って考えたり導いたりできるようになりました。これまでは細かいことにガミガミ言って怒ることが多かったと思います。


—最後に読んでくださった皆さんへのメッセージを・・・

私は自分からは絶対に参加することはなかったので、「行って来い」って半強制的に強く勧めてくれた校長先生と教頭先生には感謝しています。たぶん「行ってごらん」程度だったら行きませんでした。だから、「とにかく行って来い」といいたいです。何がいいか悪いかはそれぞれの感覚でしょうが、「損はないから行って来い」です。
ぜんぜん違う話ですが、長野校の食事がすごくすごく美味しくて、また食事だけでもいいから食べに行きたいです。コースの後太って帰って学校で、「きつい体験なのにどういうこと?」といわれるぐらいおいしかったです。ご馳走様でした! 同じ仲間とリベンジでもう一度山に行こうと話しています。必ずリベンジしてきます。


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